家庭用電源コンバーター取り付け
携帯電話、ツーリングにおいては俗世に縛られる鎖と成りかねませんが、近年の情報端末としての発展には目をみはる物が。特に、情報配信サービスとして提供される天気予報は、テレビを見る機会の薄れる長距離キャンプツーリングにおいて貴重な情報源となります。ラジオ等に比べても、好きな時に地域によって細分化された情報を受け取れるメリットがあります。まぁ、電波の入る事が大前提ですが、林道を渡り歩く様な状況で無ければ、以外と受信可能な機会し多いものです。
他にも、デジタルカメラやポータブルノートなど、荷物の積載に余裕があれば便利な機器があります。問題は、バッテリーの充電を如何様にするかという事。旅先で仕様可能なコンセントに出会う機会など、そうある物ではありません。精々、フェリー乗船時にコンセントに近い位置を確保するか、温泉の休憩室でくつろぎながら掃除機用コンセントから電源を拝借......する程度でしょう。
そこで考えたのが、バイクの電源直流12Vを家庭用電源交流100Vに変換するコンバーターを搭載し、走行中に機器の充電を行う事です。
ですが、自動車の車載用コンバーターは、一般的に容量に余裕のあるやや高価(\5,000〜)な製品が多く、形状も箱型で少々重量があるのが難点です。そこで、なにか良い物はないかと、複数のカー用品店やホームセンターを徘徊していました。そこで見つけたのがこれ。箱型コンバーターに比べて容量は15A迄とかなり少ないものの、軽量,コンパクトで価格も最安値の\3,980。なんとか予算を\5,000以下に収めたかった私にとって、今まで一番の条件に合致する一品でした。これに決定。
一般的なシガーライターから電源をとるタイプなので、自動車電装パーツ売り場でシガーライターソケットのメスを購入。ギボシ端子や配線コードは以前購入した物を使う事にしました。
仕様形態としては、サイドバッグやタンクバッグ等に充電機器を忍ばせ、コンバーターも一緒にして電源コードをバッテリーより引き込み、走行中に充電するという状態を想定しました。最大1.5A程度の電流が流れる為、18Wのが使用可能な電源コードを用意します。
とりあえず、2本の電源コード端にクワ型端子を電工ペンチで圧着し、バッテリー本体の+端子と、リヤブレーキリザーバータンク脇にあるアースへ接続します。配線のショートを防ぐ為、コードの反対側へは予め平型端子のメスを圧着し、絶縁カバーを被せる必要があります。
電源コードを一旦タンデムシート下部まで取り回し、タイラップでシートレール等に固定します。ここから余った長さの分を、充電機器が納まる先まで引っ張る事になり、普段その部分はこの付近へまとめて収納しておきます。収納している時に、シートレールなどと接触してショートするのを防ぐ為、前述の通り平型端子はメスを装着して絶縁カバーで覆っておきます。
コンバーターを接続するシガーソケットから伸びる配線には、予めギボシ端子のオスが圧着されていました。ですが、今回相手側の端子はある程度の抜き差し回数を考慮して平型端子。よって、ギボシ端子を切り落として平型端子(オス)を圧着します。
いざ充電する場合は収納していた配線を伸ばし、シガーソケットと電源コードの平型端子同士を結合させます。この状態では電力は消費されません。
ソケットにコンバーターを差し込んだ瞬間から、実質的に電力が消費され始めます。コンバーターに内蔵された、パイロット発光LEDが転倒する為です。バッテリーに直接配線を接続している為、イグニッションキーのON,OFFに関わらず、コンバーターを介して電力は消費されます。
コンバーターを接続したら、後は自身のコンセントに充電機器を接続するだけです。バッテリーへの負荷を少しでも減らす為、コンバーター,充電機器の接続はアイドリング中に行った方が賢明かと思います。これで充電し放題です。
こうして一応完成した訳ですが、配線をバッテリーに直結してしまった為、イグニッションスイッチのプラスコントロールを利用できず、電源のON,OFFはコンバーター自体の抜き差しに依存してしまい、あまりスマートとは言えません。配線途中にスイッチを設け、ハンドルの手元周辺へ配置したいところですが、たださえ長い配線がさらに伸びて配線の長さによる電力の損失も懸念されます。
そこで、配線にリレーを設けてプラスコントロール化してイグニッションスイッチと連動させ、手元にスイッチを設けて操作する状態が好ましいので、今後夏に向けてまだ改良の余地が残っていると言えるでしょう。なお、コンバーターに管ヒューズが内蔵されていたので、今回は配線途中にヒューズを設けていません。
取り敢えず、テストとして携帯電話,デジタルカメラ,ポータブルノートパソコン(IBM Palm Top PC110)を接続して充電してみましたが、いずれも問題有りませんでした。パソコンのアダプタに表記された消費電力が、多少コンバーターのスペックを上回ったのが気掛かりでしたが、充電状態においては容量オーバーしている気配も無く、ヒューズが切れる事もありませんでした。
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