厨房



ここは、店主の日々の生活を書き綴った部屋です。
更新は不定期です。

1999 6/15〜7/12 7/14〜9/07 9/16〜12/28
2000 1/05〜6/01 6/02〜10/10 10/22〜12/20
2001 1/12〜3/31 4/23〜2002/3/31
2002 6/08〜

03/31

 さて皆さん、BROSの前に立ち車体の下部を覗き込んでみて下さい。マフラーのチャンバーに隠れてはいますが、そこには泥とチェーンオイルで汚れた、やや大き目のボルトがある筈です。その正体は、センタースタンドを車体へ固定しているボルトなのですが、私はこれを「呪いのボルト」と呼んでいます。

 何故に呪いなのか? というと、ボルトの角をナメ易いからに他なりません。このボルト、何より装着されている位置が悪いのでレンチの類を非常に掛けにくく、きちんと力を掛ける事は至難の業です。例えボルトが固着していようとも、その位置故にプラスチックハンマー等で衝撃を与える事も難しい訳です。そして不完全な状態で作業を進めている内に......、今回とうとうボルトをナメてしまいました。

 いや、BROSのマフラー等は大体センタースタンド対応の物が多いですし、通常これを脱着させる機会などそう有る物ではありません。しかし、私の持っているPOSHのマフラーは未対応で、強引に両者を共存させようものならバンク角が恐ろしく制限され、スパイクタイヤ以上に長野県の道路へダメージを与えてしまう事でしょう。以前乗っていたP-Twoでは、ノーマルマフラーとPOSHマフラーを交換させる機会が多々ありました。そこで、ボルトのネジ山には欠かさずグリスを塗株するなどして、出来るだけ容易に緩められる様に心がけていました。

 しかし、その時私の目前にあったのは、恐らく一度も脱着を経験していないであろう、譲り受けたばかりのP-Oneです。案の定、右側がビクともしません。そして......、結局ナメました。そこで便利なのが電動工具。グラインダーに切削砥石をセットし、歯医者宜しく「チュイーン〜」とボルトの頭を介錯しました。ならば後は簡単、ペンチでネジ部を摘まめば面白い様に回ります。う〜ん、気持ち良い〜。(^^)

 こうして、今回呪いのボルトはついに我の前へ平伏しました。この時は破壊したボルトを前に結構良い気分だったのですが、すぐに呪いの効果が現れました。チェーンに給油しなければならない事を忘れていたのです。ボルトの呪い、恐るべし......。


03/23

 最近は、卒業旅行の名目で四国にてうどんを食べまくり、おまけに車で行く等というぬくい生活をしていたので、P-Oneを手に入れたものの距離は左程伸びていませんでした。しかし大学の卒業式も終わり、実家の長野へ帰るにあたってようやく長距離を走る事が出来たので、また色々と感じる事も増えてきました。

 まず思ったのは、P-One, Two両者のギヤ比についてです。P-Twoは全体的にローギヤードで、5速巡航でエンジンが回り過ぎる傾向があったり、1速が低い為にエンブレが強力で、交差点で左折する様な状況ではギヤの選択を迷う場面もありました。もしギヤを追加できるのなら、5速の上に6速を追加したかったです。P-Twoに乗っていたこの頃は、「こんなギヤ比じゃジムカーナは大変かな」と思っていましたが、P-Oneでは見事に改善されていました......。

 そう、最初の印象は「改善」でした。確かに、ギヤ比の上がった1速はジムカーナ的走行では楽々な気がします。ギヤ比が上がったお陰で、エンブレも緩和されています。しかし、その代償として発進時の半クラが長くなってしまいました。普通に大人しく繋でいると、他のバイクに比べて一歩遅れをとってしまいます。かと言って、エンジン回転を上げ気味にしてミートしようとしても、回転上昇に比例してミートする速度も上昇してしまうので、結局半クラの時間が延びてしまいます。出来る事なら、クラッチは早々に繋いでトルクでぐんぐん加速したいのですが、これでは折角のトルクが宝の持ち腐れになってしまいます。

 そこで欲しいのが、現在の1速より下へ更にもう1速低いギヤです。今は昔「シルクロード」の「スーパーLow」迄とは言いませんが、これがあれば発進加速が一層鋭くなる気がします。反面ジムカーナでは、うっかりシフトする可能性があって危険かもしれませんが、ストリートでの実用性を優先させた場合は、結構有用なのでは......と自分では思います。

 しかし、「5速ミッション」というフレーズはトルクフルな印象を与え、セールスポイントとしては興味を引く要素となります。BROSの先祖にあたるNV400, VT500は6速ミツションを装備していましたから、BROSのクランクケースに6速ミッションを装備させる事は、製造メーカーレベルにおいては可能な事であると思われます。BROSを「スーパースポーツ」と位置付けるのならば、P-One, P-Twoの両者に6速ミッションを装備した方が当然速く、快適に走行できたのかもしれません。

 BROSが登場したのは80年代後半。「アンチレプリカ」という流れに従った以上、5速ミッションの採用は頷けますし、乗り味も悪く無いと思います。でも、個人的には6速ミッションが欲しかったと思う今日この頃です。


03/08

 捨てる神あれば拾う神あり。不動となってしまったP-Twoですが、福島のBOBさんが諸条件と共にP-Oneとの交換を願い出て頂きました。BOBさんもオークションでP-Oneをもう一台購入され、部品取り用に一台ストックをと、エンジン不動でも構わないとの事なので、助けに船とは正にこの事です。という訳で、いざ福島まで遠征の運びとなりました。BROSは自走不可能なので、ここは弟に協力してもらい長野の実家から軽トラを調達、東京でBROSを積んで国道4号線をひた走り福島へ。BROSを交換の後、再び東京へ戻ってBROSと私を下ろし、弟は長野へ帰るという強行軍でした。弟には、本当感謝です。

 で、取得したての大型自動二輪免許を携えて早速乗ってみたのですが、そこにあったのは驚きの連続でした。当然の事ながら速い! 力強い! そして乗りやすい! P-Twoでネガとなっていた部分が、残らず解決されていたのです。まず当然の事ながらそのパワー。トルクウエイトレシオは、ちょっと前の750ccレプリカに迫ろうかという勢いなので、その加速力にも納得です。加えて、低回転からでもそのパワーがポンと出せるので、街中ではかなりのアドバンテージを発揮できる気がします。

 そして驚いたのが1速のギヤ比。以前のP-Twoでは強力なエンジンブレーキに悩まされ、P-Oneでは「もっと強くなるのか......」と少々危惧していました。ところが、1速のギヤ比が予想以上に高かった為、P-Twoで顕著だったエンブレの強さはどこへやら、交差点や低速コーナーで非常に扱いやすくなっていました。うん、これは非常に乗りやすい。いま思えば、P-Twoはパワーの無さをギヤ比で補っていた為、全体のギヤ比が低いもののギヤ間はワイド化してしまう、というジレンマを抱えていたのかもしれません。交差点での左折で、どのギヤを選択するかは悩みの種でした。

 中には、P-Twoと比べて後退した部分もありました。ギヤ比の副作用と言いますか、1速が高くなったが故に発進時の半クラッチを当てる時間が増えてしまいました。P-Twoではポンと繋いですぐ加速へ移れましたが、P-Oneでは20km近くまで半クラを当てていなければなりません。この時間が少々勿体無く、30kmまでの到達時間ならばP-Twoの方が早い気がします。もう1つ、1速が高くなった故にダート向きでは無くなってしまった可能性もあります。

 何れにせよ、トータルでは「P-Oneの方が扱いやすい」というのが私の結論でした。やはり、BROSの開発は「P-Oneがまず在りき」だったのでしょう。だからといってP-Twoは劣るという訳では無く、P-Twoは巡航時の振動が少ないので、ツアラーとしてはかなり適していると思います(タンク容量はもう少し欲しい所ですが)。ほどほどのパワーでダートも全然平気ですし、全てを生かせばP-Oneにも然程劣りません。

 考えてみれば、私はVT250SPADA-->BROS P-Two-->BROS P-OneとホンダのVツイン3台を連続して乗り継いできました。そして「どれが1番良い」では無く、それぞれが味のある最高のバイクであり、同ジャンルにおける他のバイクには絶対負けないシチュエーションを持っていました。順当ならば、次はVTR1000Fか? と進むところですが、心の片隅では「次はカジバのVラプトゥール1000か650がいいかな......」なんて思ってたりします。


02/28

 一応BROSのエンジンが組み上がりました。予定より更に5日遅れて連絡があったのですが、現状での引き取りとは言え、久々にBROSと対面できるとあって嬉々としてバイク屋へと向かいました。工賃その他の4万円を支払い、取り敢えず自走で帰ろうとセルを回すと「キュゥルキュゥルキュゥル......」と明らかに弱い回り方。しかも、回転を上げると排気漏れをしている音が聞こえます。

 「をいをい、この店は客から預かったバイクのバッテリー管理も出来ないのか?」と、この時点でかなり怒りのボルテージが上がっていたのですが、クレームをつけた所で再び何時まで待たされるのか分かったものでは無いので、家まで帰る事にしました。しかし、明らかに預けた時よりも調子がおかしい。アイドリングしないのは良いとして、パワーがまるで無いのです。片肺の様に。

 その日は既に暗くなっていたので、翌日BROSの修復を行う事にしました。ところが、明るい陽の元で眺めてみると、明らかにマフラーの取り付け方がおかしい。エキパイはきちんと差し込まれていないのです。「なんだよ、この店はマフラーの一つもろくに取り付けられないのか」と溜息をつきながらマフラーを外すと......、接続部のガスケットが無理やり差し込まれたせいか変形しています!?

 Ahhhhhhhh!!!!!!!!と、ハロウィンはStarlightのイントロ最後の叫びが如く、絶叫が頭の中でぐるぐると回っていました。まさか、客のバイクを壊すバイク屋があったとは......。そして、立て続けに明らかになる様々な負の事実。

マフラーガスケット損傷(同時に排気漏れ)
チャンバーをフレームへマウントするボルトねじ穴損傷(ナメてる)
エアクリーナーの吸気ダクトが差し込まれていない(ただ置いてあった)
燃料タンクマウントボルトが2本とも違う(ボルト無くしたらしい)
キャブのフロートチャンバーを固定するネジが1本無い
キャブ周りの燃料ホースクランプの取り付け場所がメチャクチャ
バッテリー死にかけ
エアクリーナーボックスがキャブにきちんと接続されていない

 一応、このバイク屋はツインレースでそこそこ有名な所です。以前に店長はBROSでレースに出場していたらしいし、タイで現地生産されたホンダ製のバイクを扱うなど、それなりに実績のあるバイク屋です。では何故この様な粗雑で幼稚な作業が為されたのか? その仮説を打ち立てる材料として、マフラーの取り付け方があります。BROSのマフラーは取り付け手順に順番とコツがあります。それを踏まえれば容易な作業ですが、知らないとこの様に無理やり差し込む状態になってしまいます。恐らく、私のBROSはBROSを知らない世代の店員によって作業が行われたのでしょう。

 そう言えば、同じ店でCB1300SFを購入したTがこんな事を言っていました。「この間車検で店に行ったんだけど、最近店長いないんだよね。若い店員ばっかりで。」もし店長が全てを取り仕切っていれば......と悔やまれる所ですが、もはやクレームをつける気も失せてしまいました。どうりで、作業の進展が著しく遅い訳です。やはり、行きつけのバイク屋という物は大切ですね。そして信頼関係も。

 調布市民の皆さん、このバイク屋での修理は店長に直接頼みましょう。こうして、私はこの2ヶ月間を無駄にした事で、1つの事を身をもって学習する事が出来ました。客のバイクを粗忽にして、それでも客商売なのか? っての。「もう絶対に、もうあのバイク屋には行かない


02/13

 まずは訂正から。ヤングマシンの3月号に掲載されたのでご存知の方も多々いらっしゃるかと思いますが、東京日産ドライビングスクールの教習車に装着されているヨシムラのマフラーは、主目的を「純正マフラー以下の騒音」としたものでした。

 この自動車学校が位置するのは、世田谷区の住宅街です。加えて並びには3階建てのマンションが建っており、ここへの騒音防止を考慮して製作されたものなのでしょう。記事によると、そのマフラーは分類上「サイクロン」シリーズらしく、グラスウールを使用せずに多段排気反転とレゾネーターで消音している模様。記事には「かなり長いサイレンサー」とありましたが、実際に現車を前にすると普通の市販サイレンサーと同等といった印象です。

 次に入院中のBROSについて。結局不調の原因は、カーボンの過堆積による高圧縮化だったのですが、それに伴った負担増によって燃焼室のいずれかのパーツが変形している模様。一応カーボン除去作業は行われたものの、今度は圧縮抜けになる恐れがあるとの事です。Oh My God!!!! 今度は圧縮漏れですか。ドクターカーボンの処方など対策は色々と考えていたのですが、ここまで来ると本気で買い替えも検討視野内に入ってきました。

 だが、ここで気が付いた事実が1つ。「風呂酢楼」の看板を掲げている以上、BROSを所有していない状態では支障があるではありませんか。う〜ん困った、これではSRXなどが買えない......(^^; まぁもっとも、BROSはかなり気に入っているので、次のバイクもBROSにする事へは抵抗はありません。問題はP-oneにするか、それともP-twoにするかですが、この選択によって出費も大分異なってきます。理想を言えば、安ければそれにこした事は無いのですが、そんなに美味しい話もそうそうある訳ではありません。何処かお手ごろなP-oneはありませんかねぇ......。

(注) 私のお手ごろ基準は10万円台前半です。


02/02

 物を作っても、物があっても売れない時代です。生き残ろうとしている企業は、必死に他の企業との差別化を図っています。卒業論文は完成しましたが、その製作過程で今更ながらそんな事実を痛感しました。そして、意外な場所でその実践例を見つけてしまいました。自動車教習所の二輪コースです。

 実は今、BROSもまだバイク屋さんから戻らないというのに、私は大型二輪免許を取得すべく教習所へと通っています。今後就職を控え「時間のあるうちに......」と思い立ったのですが、色々な教習所を比較検討した結果、入所する事にしたのは東京都世田谷区にある「東京日産ドライビングスクール」でした。早速入校すると、引き起こし等を行うお約束の事前審査があります。二輪コースへ向かい、倒されたCB750を引き起こすと......「ヨシムラ」のステッカーを貼った教習車のCB400SFが近づいてきます。

 最初は「なんだ? ステッカーチューン????」と困惑していたのですが、その後ろからヨシムラのマフラーを装備した教習車が!! 一瞬我が目を疑いました。教習車のマフラーといえば、耐久性を考慮した耐熱ペイントの真っ黒な物が相場です。しかし、目の前を通り過ぎるのは紛れも無くヨシムラのマフラー。事の真相を確かめるべく、私は指導員の方にさりげなく伺いを立ててみる事にしました。「マフラー変わってるバイクがあるんですね?」

 「そうです、ヨシムラさんと共同開発した物です。全国でもまだウチしか採用してないんですよ。」ほぅほぅ、それは凄いですね。どうやらエキパイは純正を流用し、サイレンサー手前でカットしてヨシムラのサイレンサーを装着する手法は、TwoBrother's RacingのSV650用スリップオンと似ています。驚くべきはその音量で、何と純正と全く同等の音量です。しかも、音質は雰囲気を醸し出しています。

 何故サイレンサーをヨシムラに変えたのか? 転倒してサイレンサーがダメになったので、そのリペア用としてなのか? とも考えましたが、教習車のマフラーはバンパーにガードされているので、そう簡単にダメになるとも思えません。となると、やはり独自色を出して教習生の呼び込みを意図しているのでしょうか。だとしたら、「教習車は教習仕様のノーマル」という概念を打ち砕く発想です。こんな姿勢からも感じられる様に、東京日産ドライビングスクールは料金,設備,指導員の質のいずれも高水準だと思います。

 独自色を出そうとすれば、必然的に新しい発想は必要となります。しかし、既成概念を抜けた発想をする事は本当に難しいです。それはある日偶然突然と降って来るか、あるいは少々(良い意味で)変わった性格でないと思いつかない物だと思います。サイレンサーを変えてみようと言い出した方、ちょっと尊敬します。


01/26

 相変わらずBROSは入院しています。かれこれ半月になりますが、状況にそれなりの進展は有りました。バイク屋さんの話によると、「まずキャブのオーバーホールをしたのですが、状況は変わりませんでした。」との事。そりゃそうだろ、自分でキャブはまず疑って洗浄したから、中身は綺麗な状態の筈です。この事に関しては、「一応キャブは綺麗な筈です」と予め申告しておくべきでした。あぁ、キャブのオーバーホール代が勿体無い......。

 「で、シリンダーヘッドを開けてみたのですが、かなりカーボンが溜まってまして、圧縮が異常なほど高いんです。」むむ、圧縮に異常が有るのが原因であると推測はしていましたが、多分バルブシートへのカーボン噛み込みによって「低いだろう」と思っていたのに、高いとは予想外でした。「やはりオーバーホールですかね、見積もりを後日お伝えします。」との事なので、私は最悪でも20万円前後かな、と覚悟を決めていました。

 問題はその後日でした。「オーバーホールは25万円程掛かるのですが......」な〜に〜!!!! に、に、25万!? もう一台BROSが買えるじゃないですか、しかも650ccのが。はっきり言って、そんなに修理費として捻出できません。よって、バイク屋さんには申し訳無かったのですが、オーバーホールは中止となりました。取り敢えず、現状での受け取りです。

 その時私の頭中に浮かんだのは、何時ぞやの雑誌紙面で見かけた燃焼室カーボン落としサービスでした。早速インターネットで関連情報を採集してみると、そこそこの体験報告が集ります。そして情報を総合すると、カーボン堆積による代表的な不具合の1つに「アイドリング不調」があるそうです。おぉ、正にこれではないですか。更に体験談を読み進めると、多くの方々が走行距離3万km前後で洗浄を行っている様子。う〜ん、やはりBROSの8万kmは溜まり過ぎだったのか......? この方法なら、費用は1万円少々で済みます。

 都内でドクターカーボンを取り扱っているお店も発見しました。トランポを調達するのは費用が掛かるので、そこ迄我が家からBROSを自走させなければなりません。そこで、WAKO'Sのエンジンコンディショナーを調達し、少しでもカーボン堆積を改善しようと計画しています。果たしてBROSは生き返るのか、それとも成仏してしまうのか? 全ては、バイク屋さんからBROSが戻ってきてからです。


01/12

 お蔭様で、この風呂酢楼も20,000カウントを達成しました。開設から1年と7ヶ月、ご支援頂いた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い致します。

 年も明けて世間様は21世紀へ突入した様子ですが、私はこの年末年始幸運だったとは言い難い有様でした。BROSの修理はまだ終わらないし、おまけにメイトに乗っていたら交差点で転倒しました。時は12月の26日、日もすっかり暮れた長野市内は国道18号線バイパスを、レストアの結果走行可能になった78年式メイトV80Dで北上していました。上千田の交差点で先頭に立ち、信号青と同時にフル加速。「う〜ん、やっぱり+30ccあると違うな〜」と酔いしれながら、次の母袋交差点を左折し終えようとした瞬間、ガガガガガという音と共に、火花を散らしながら滑って行くメイトが見えました。リヤが流れてしまった様です。

 今年バイクの火花を見たのは2回目です。幸い、ほぼ曲がりきってからの滑走だった為、そのまま走行車線の上を滑って行く事が出来ました。前の信号でダッシュしたので、後続車との間隔も10秒程空いており、踏み潰される事もありませんでした。「あぁ、また火花を見てしまった......」と思いながら起き上がってバイクを歩道へ移動させると、対向車線で信号待ちのカップルが目を白黒させながら見ていました。身体にもダメージは無く、メイトもウインカーレンズが欠けてステップが磨れたぐらいだったので、すぐにその場を発進したのですが、立ち直りの速さにもまた驚いていた様子。うん、そういえば他人が転倒する瞬間ってあまり見ませんね。

 今回の敗因は、間違い無く22年前のタイヤで調子に乗ってバンクしたです。ここは大人しく、タイヤを交換する事に決めました。新年早々、メイトに有難い教訓を頂いたので、今世紀はもう火花を見る事の無い様にしたいものです。



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