こんDO’sメンテナンス

ブラックポット
それは呼び名の通り『黒い鉄鍋』のことである。長年使いこまれて都度成長していくまるで子供のようにいとおしくもなる。女房は貸しても、ブラックポットは貸せないと言った人がいるという話が伝わっているほど、アメリカの鉄鍋愛好家は大事にしているようだ。気軽に貸したり、放って置いて善意で洗剤できれいにされたら元も子もない。
黒光りするまでには油を焼くだけでなく、炭などチャコールなどの屑が目地に入り込み合わせた黒さが出てきて本物といえる。 らしい。
シーズニング(慣らし)
所用時間としては4時間〜5時間が必要となる。但し、この時間はダッチオーブンのブラックポットへの道において将来が決まる作業であるとともに、一番大きな成長が見られるので非常に重要で楽しい時間である。
豆炭
アメリカでもDOの熱源としてブリケッツが良く利用される。(LODGE社のビデオでもブリケッツ使用)これは温度調整が簡単にできるというとこからである。例えばブリケッツニつで12.5度の温度を追加できるとのこと。
さて日本ではというと昔掘りごたつなので使用していた豆炭が思い出される。とくに家庭のキッチンで上火を利用する時に威力を発生する。炭の場合、弾けたりで灰や火花が周りに飛んでしまったり、時間により温度が一定でないことがあがられる。このあたりの問題点を豆炭は解決してくれる。
豆炭はいいのは分かったが、最初着火に苦労した。ガスで着火して、DOのフタに乗せてもなかなか温度が上がらない。豆炭の表面の一部は白くなっているが、黒いところが多く残っていた。結果はしばらくして火は消えた。
後でテストをして分かったことだが、豆炭は単体では燃え続けることは出来ないようだ。(とくに着火時)以下に豆炭の着火までの方法を書いてみる。
右はベランダで下火にツーバーナーを使用し、上火に豆炭を使用してローストチキンを焼いて入るときの写真である。左から豆炭火起こし鍋、オイル缶(中に七輪)、ツーバーナー。豆炭は七輪からDOへ、DOから七輪へを基本に取り扱う。(但し、風、周りへの設置物などの環境により火災などの危険性もあるため、とくに注意をしてください。決してお勧めしているわけではありません。ご自分の責任の範囲で判断してください)
最後に豆炭の威力についてであるが、七輪(オイル缶使用)の中で24時間経過しても熱を持っている。これは灰で覆い被せた状態にしたからではあるが、それにしても驚いてしまう。(炭の場合は1時間程度で燃え尽きる)
この豆炭の特製を利用して、キャンプ等で昼前にポークシチューの骨付きポーク、玉ねぎ丸ごと、ニンジン丸ごとなどをダッチオーブンに放りこんでおくだけで勝手に料理をしてくれることになる。カウボーイ達が昔ダッチオーブンで調理したように・・・
・・・下火だけなら練炭も豆炭のように使用は可能であるが、豆炭のように個数で温度調整が出来ないようだ。
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