<金剛八田スタンダード 昭和32年3吋V型トランシットKT-3>
Sorry Japanese Only
<右前側面> <左後側面>
<左前側面> <右後側面>
<磁石盤面>
このトランシットは、木箱の出荷時検定証から昭和32年9月製造です。
望遠鏡が内焦式であり、望遠鏡付属の棒状気泡管が両面気泡管カバーガラス付き
なので昭和40年前後だと思っていましたがもっと古いようです。
昭和30年の玉屋の精密Yレベルが両面気泡管で内焦式望遠鏡なので、この頃から
両面気泡管が採用されていたのかもしれません。
月刊測量2003年6月号(測量機器産業界の歴史を語る)を見ると両面気泡管は昭和
10年代から作られたとあります。
私の測量機器便覧(昭和51年)にある、KT-3型トランシットと各主要諸元がほとん
ど合います。後期スモールトランシットと同時期と思われます。
望遠鏡倍率 25倍
合焦方式 内焦式/像 正像
最短合焦距離 2.0m
望遠鏡全長 21.5cm/23cm(便覧)
対物レンズ有効径 33mm/34mm(便覧)
水平目盛盤 125mm
AB対抗バーニャ20秒読み/バーニャ1個1分読み(便覧)
鉛直目盛盤 110mm
バーニャ1分読み/5分読み(便覧)
製造番号 [11609]
検定証製造年月日 昭和32年9月
外の詳細は不明です。
写真のトランシットは、塗装の色剥げや傷はほとんど無く大変綺麗です。
木箱には、鍵が付いています。鍵付きはこの時代より後期になるとあまり見かけな
くなるようです。
ガタつきはないし望遠鏡の十字線スタジア線も良く見えますので望遠鏡の状態もい
いです。三脚はありません。
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