SVO(straight vegetable oil)対応車
廃食油で走る車

2005/3月にTさんよりVWゴルフVディーゼル車(中古)を購入しました。
この車、ただもんではありません、、、何が、、、なんと廃食油をろ過するだけの燃料でバンバン走るのです。

実は2005年1月に丹波で「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」が企画する「手作りバイオ燃料セミナー」に参加した際に
日本では第1号の1タンク式SVO使用車(VW GOLF3CLD)に乗せていただき雪の日にもかかわらず快適な走行で
僕にとってはとてもインパクトが大きかったのでした。
そして、3月に愛車の三菱ミニカの車検が切れて継続しようと思った矢先に後方をぶつけてしまい、車検継続不可に
なって、そろそろSVO車に仕様変更可能なディーゼル車にしようかな〜と情報発信していましたら、Wさんより吉報が
入ってきました。 友人のTさんが2000kmSVO仕様走行実績のあるWさん所有のGOLF3と同じ車種をもっているので
見に行きませんか?とのこと、、とんとん拍子に話がすすんで埼玉から八王子経由中央高速で岐阜まで家内と乗ってきました。
とても嬉しかったです。本心は「高速の途中で止まってしまったらどうしよう、、」とかいろいろ心配していました。
2007/12月時点でのSVO仕様走行距離は50000KM

これが廃食油で走るVW GOLFVCLD(94年型)


廃食油で走るしくみ

SVOは未使用植物油のことで廃食油はWVO(Waste Vegitable Oil)です
普通ディーゼルエンジン用にはBDFやVDFと言われているメタノールや水酸化ナトリウムなどを触媒に廃食油を
メチルエステル化したバイオディーゼル燃料を使いますが、SVO対応車の場合は廃食油を単にろ過して
そのまま燃料として用いますので、とても厳しい条件となります。そのための多少の仕様変更が必要となります
まずは、バイオディーゼル燃料で異常が無いことを確かめてからSVO化がいいかもしれません
というのは天然ゴム系の配管の膨張や金属部品の腐食、燃料漏れなど先に直しておく必要があると思います


さて、SVO小岩号の仕組みですが、、、
まず燃料タンクから来た廃食油は手動ポンプ@を通ります。
この手動ポンプは燃料フィルターなどを掃除したりした際に空気が入るとうまく燃料が吸い込まれない時などに使用します。
次に熱交換器Aでラジエターの温水で廃食油を暖めます。
BとCは油水分離燃料フィルターです。
BはGOLF純正フィルターで噴射ポンプからの戻り油も一時ここに戻ってきて一部はまた燃料としてエンジンのほうに送られます。
Bの燃料フィルターの下部には始動時のヒーターが巻きつけられており始動時(約5分間)暖められます。
BCのフィルターを通った廃食油は噴射ポンプに送られます。噴射ポンプの入り口には始動時に働くヒーターがありこれが始動時に威力を発揮します。(このヒーターはグローと同じ形状でねじ込み式棒状)
SVOのための追加部品は@手動ポンプ、A熱交換器、C追加油水分離フィルター、D燃料ポンプ入り口のヒーター、G始動時遅延リレーです。
後方の燃料タンクから@の手動ポンプ間のパイプは太いものに交換しました。
@手動ポンプA熱交換器EグロープラグFヒーターG遅延リレーはELSBETT社から送られてきたものです。他は国内調達です。
燃料の配管も出来るだけ温まる場所を通したほうがいいでしょう

燃料確保の様子です

ポイントは、
1、始動時の燃料加熱(電気ヒーター等)
2、走行時の燃料加熱(ラジエター温水熱利用)
3、燃料のろ過と油水分離フィルターの追加(流動抵抗を下げる)

エンジンオイル交換時期(約3000km毎)点検整備
1、燃料フィルター清掃
  追加透明フィルターは、メンテ可能で外周の不織布交換と#400メッシュ(約35ミクロン)の掃除
  GOLF純正金属フィルターはメンテ不可ですが、きれいな戻り燃料が多く循環するので約20000kmごとに交換しています
  詰まってきたかどうかは、長距離走行後にフィルターを触って双方のフィルターの温度差で分かります


1タンク式のSVO車はまだまだ試験段階ですので、この点ご理解ください

関連情報リンク
手作りバイオ燃料(ジャーニートゥフォーエバー)

和田さんのSVOへの道
シャロムさんのSVO
ELSBETT社
アメリカのSVOレポート
アメリカのSVO提供会社


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