
| ☆ | 初級 | ☆ ☆ | 中級 | ☆ ☆ ☆ | 健脚向 |





| ガイド期間 | 5〜11月 | 歩程 | 5時間 | 2万5千地図 | ”瑞牆山” | 登山口 | 瑞牆山荘 |
| ガイド期間 | 5〜11月 | 歩程 | 7〜8時間 | 2万5千地図 | ”瑞牆山” | 登山口 | 瑞牆山荘 |
| ガイド期間 | 5〜10月 | 歩程 | 6時間 | 2万5千地図 | ”信濃中島” | 登山口 | 栗生 |
| ガイド期間 | 5〜11月 | 歩程 | 5時間 | 2万5千地図 | ”居倉” | 登山口 | 毛木平 |
| ガイド期間 | 5月〜11月 | 歩程 | 7時間 | 2万5千地図 | ”金峰山” |
登山口 | 毛木平 |
十文字峠
(2072m)
☆ ☆
瑞牆山
(2230m)
☆ ☆
小川山
(2418m)
☆ ☆ ☆
御座山
(2112m)
☆ ☆
その姿は奇異な岩峰が寄り集まった山塊はニョキニョキという表現がぴったりである。遥かなる自然の営みが作り上げた独自の美を持ち、小柄ではあるがその存在感は奥秩父の盟主”金峰山”に迫らんばかりである。富士見平小屋から天鳥川源頭へ下りる道すがら、木の間越しに覆いかぶさるばかりに見える。初見の人は、こんな山に登れようかと思われる眺めであるが、道は上手に山頂へと導いてくれる。岩々の隙間をうめる木々の新緑、石楠花の6月、山麓を染め上げる秋、雪中寒に打たれる冬、是非何回も繰り返して訪れたい山である。
小川山は、その位置、山容、頂上からの展望の少なさなどから長い間不遇の山の仲間入りをしていたが、近年東麓の廻目平一帯の岩場がフリークライマー達の格好のゲレンデとして賑わいを見せている。全山がトウヒ、シラビソ、石楠花に覆われており、朽ち果てた風倒木を埋めつくす苔は秩父山系の代表的な美観といえる。頂上こそ樹林帯に囲まれているが、途中いくつもの展望台が用意されている。多少長いコースにはなるが静寂の山旅を好む方には最も推薦できる。霧雨けむる六月、踏跡の淡い登山道を行けば石楠花の大輪が頬にふれんばかりである。
南佐久郡北相木村と南相木村との村境にあり、周辺の山々の中でも群を抜いてその威容を誇っているのが御座山である。山頂部は険しい岩稜を集め、その足元を千曲川の支流、栗生川、相木川が削っている。上信国境付近の最高峰2112mは1000m台の多いこの山域において実に貴重というべきで、もはや独立峰の観すら呈しており、当然ながら山頂からの展望は全周角である。稜線をまたぐ巨大送電線がやや目にうるさいが、山腹は急登の続く深い針葉樹の原生林で、二百名山にしては訪れる人もまばらであり静寂の山旅が味わえる。
かって田部重治氏の名著によって十文字峠は多くの人が訪れる場所となる。川上村の奥、梓山から毛木平を経て続く山道はまさに深山の様相を呈し、十文字小屋周辺はなぜか人を惹きつけてならない。甲武信ケ岳から派生する尾根の末端にあり秩父の栃本からの古くからの登路にある。多くの山の先人達に幾度も紹介され、峠でありながらもはや一個の山としての格をなしているように思われる。春から秋にかけて、あるいは冬にしみじみと山の楽しさを味わえるように思える
甲武信ケ岳の価値は山容そのものよりも、その存在位置にある。奥秩父連嶺のT字路をなし、その頂は甲州、武州、信州の県境であるとともに、荒川、富士川(笛吹川)、信濃川(千曲川)の分水嶺となる記念碑的な山である。毛木平から千曲川源流遊歩道を西沢に沿って進む。苔むした林をくぐり、遙か日本海へと向かう最源流の水辺に佇めば、心洗われる思いである。主稜線に出れば唐突に富士に出会い、最後の急登を経て山頂に至る。三方へ連なる山並み、やがて人々を潤す水源の主、様々な思いの込められた三州の要である。