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〜 速 水 右 近 〜
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| 破れ奉行(1977年)・テレビ朝日 |
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| 自ら中村プロダクション設立をして初のテレビ時代劇を製作した記念すべき作品。川や溝渠に囲まれた江戸の下町、深川は悪がのさぼり、奉行所の体制もずさんでいた。そこへ地方の役人だった“速水右近”が深川の奉行として任せられる。普段は庶民的で温厚な役人の顔であるが、悪事がエスカレートして身分からも手が付けられない悪党には大魔神さながら“破れ奉行”と化して闇討ちで成敗する設定。豪快なアクション、時代背景をよそに勢いで奮発したと見られるセット、水門、改造型鯨舟。小道具に銛、葵の紋入りの刀、懐紙等の破れグッズ。鎖帷子製の頭巾にマスク(イラスト)、長半纏、パンタロン、エンジ色のマフラーとトレードマークを存分にあしらった右近風スタイル。そして男の夢と浪漫、友情、絆、慕情、色気を漂わせ、彼を囲むキャラクターたちも気質が似て頑固だが人情味が厚く個性豊かにドラマを賑わす。テレビ時代劇は毎回、十八番のシーンで視聴者を喜ばす一方、飽きるという難点もあるが、このドラマはアンニュイになる間もなくテンポのよい勇ましいテーマソングとメインの映像の如くポンポンと打ち上げ花火のように展開が速く、甘ったるさなど感じさせない。ラストの立ち回りは、いささか凶暴的だが彼自身も「破れシリーズ」では何よりも見せ場にしたかっただけに、その豪快な殺陣ぶりは快哉を叫ぶほどに目が覚める面白さである。と次に「てめぇら寝てる場合じゃねぇんだ」と冒頭で啖呵を切ったのは破れシリーズ第三弾『破れ新九郎』だった。 |
| イラスト: この作品をご覧になっていない方は変梃に思えるかも。顔が馬の如く長く蝋人形みたいで変にグロっぽくい。ちょっとお笑い種で出来は良くないですが、舟も銛も手作りでそれなりに手が込んでいるので雰囲気だけでも楽しんでいただけたら嬉しいな。 |
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