ここはグリーンウッド
光流×忍

イラスト・小説 まろり様











 

 

「・・・何笑ってやがる・・・」

 

「別に?・・ただ単に光流が光流だったから・・・だ」

 

「なんだぁそりゃ?!」

 

「・・・何だと言われてもそのままの意味だが?」



「・・・・・・・・・」

 

相変わらず、訳がわからん・・・と首を傾げる光流に、また、ふ・・・と顔が緩むのが自分でもわかった。



光流が光流らしく在る事が、こんなにも嬉しい

 

いいかげん、病気染みている・・・と自分でも自覚しているのだけれど。

こんな気持ちは初めてで。

ふとした瞬間に、後から後から溢れ出てくる感情に戸惑うばかりだ。

けれども・・・凄く心地が良い。



それが人を“愛しい”と思う感情だとはわからずに、無自覚のまま忍は今日も微笑む。

光流の隣、限定で。

 

 




 

 


(なんて・・・なんて顔で笑うんだよ?!)

近頃頓に悩まされている原因に、光流は今日も頭を抱えている。


何時も顔に貼りつかせている仮面の笑顔じゃなくて

忍の、本物の笑顔。

忍の本当の感情を表しているそれは、明らかに自分にのみ向けられている。

それに気付かない程、光流は鈍くない。

 

やっかいなのは、忍が無意識でやっている・・・という事。

気づいてない辺り、可愛いなぁ と思うのだけれど

その分罪深い。

 

無意識なのに、あんなマネをするのは卑怯だ・・・と光流は思う。

手の出しようが、ないではないか・・・と。

勿論、そんなにしおらしい性格はしていないので、ずっと手をこまねいているつもりもないが。

だけど、もう少し・・・この状態でいるのも悪くはない・・・と思う。

勿論、自分の理性の限界によりけりなのではあるのだけれど。


何時か、絶対その無意識の責任を取らせてやる と

下のベッドで無防備な寝顔を晒している忍に、光流は宣戦布告するのであった。

 

 




 

 

 

 

 

 




素敵な小説ありがとうございますっっ
無意識な忍先輩の笑顔!!
あの忍様の素の笑顔って、考えただけで胸が痛くなるくらい
切なくて愛しくてっっ
まろり様のコメント↓
『初・緑林寮・・・(死)
光流先輩が大好き過ぎる忍先輩が可愛すぎてくらくらです(死)
ちなみにイラストは、話をイメージして描いたわけじゃないです。あれは、フツーの顔です(笑)
偽者な二人になってしまったことをお許しください。。』
とっても萌えさせていただきました〜//
2段ベッドの下の忍先輩の無防備な寝顔・・・・
ううっ(〃∇〃) ←溶けてます//



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