ネオンドワーフレインボー

学名:Melanotaenia praecox 


 

 最近は目にする機会が多いが、入荷当初は高価だったレインボーフィッシュの仲間である。私の大好きな魚種である。上記写真は私が1年以上飼い込んだ個体である。左が雄個体、右が雌個体である。雄個体の方が雌個体よりも一回り大きい。
 飼育、繁殖共に容易である。ペアーを30cm程度の水槽に入れ、ウィローモスやアクリル毛糸などを入れておくと産卵する。産卵は毎日のように行われ、産卵数は5〜20個程度であると思われる。孵化には10〜14日程度かかる。親魚は稚魚を食べてしまうので7〜10日程度したら、親魚を他の水槽に移すようにする。数日すると小さな稚魚達が確認できるようになる。稚魚はとても小さく育成は少々困難である。ブラインシュリンプを接餌出来る様になるまで、孵化後10〜14日程度かかる。この間の餌が問題で、植物プランクトンや人工飼料を細かく潰した物等を与える。

 左の写真は孵化後数日の稚魚を上から撮影したものである。この時期まだブラインシュリンプの接餌は不可能である。私の場合は液体肥料を入れて植物プランクトンを増殖させたり、指で細かく砕いた人工飼料等を与えて育成する。
 この魚に私がひかれるのは、稚魚の育成の難しさにある。産卵、孵化までは比較的簡単にいくのだが、その先が難しい。成魚に育てられるのは10尾に1尾程度である。これは私の技量の無さが減員であるが、何とも悔しいものである。本格的にチャレンジするのは今回で2度目である。何匹成魚にできるか久々のチャレンジである。増やす事は簡単であるが、殖やす事は難しい魚の1種である。

 稚魚が孵化してから約4ヶ月経過した稚魚達である。全長25〜30mm程度に成長している。飯場しているSサイズと同じくらいの大きさに成長した。雌雄の判別も可能である。人工飼料やブラインシュリンプなどを食べて成長している。同時期にうまれたポエキリア・カウカナ(Poecilia caucana
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