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建物の規模にあった業者を選ぶ |
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◆経営規模と信用は別 建設業と一口に言っても一部上場の大手ゼネコンで建築から土木、国内から海外まで手広く受注している企業もあれば町中の零細工務店まで存在する。一般に中小零細業者と言えば聞こえが悪いが信用と会社の規模とはかならずしも比例しないのであまり先入観を持たないほうが良いであろう。一つの指標としては工事規模にあった業者を選ぶことだ。大規模工事に町中の工務店ではとても技術的にも人的にも対応できないしトラブルの発生率も高くなる。逆に小規模工事を大手に依頼しても下請け、孫請け任せの上に見積もりも割高になるので要注意である。 ◆工事規模に合わせた発注が予算節約につながる 工事の規模により必要な職人の数は自ずから決まっているし、監督はどんな現場でも一人である。一日10人規模の現場であれば職人が20人いる業者なら同時並行的に二つの工事をこなせる能力があることになるが、10人規模の現場を20人でやっても無駄が多く赤字になるだけなのでそのあたりは建築主としては良く理解しておいた方がよい。人数が多ければ安心と言うことにはならないという意味だ。 例えば壁のペンキの塗り替え工事だけなら自らペンキ職人を一人雇ってしまった方が安くつくのだ。これを直営方式という。小規模の住宅工事でも建設業者に頼むのは職種が多岐にわたるからであり、二三職種だけでできる工事なら直営方式の方が得であるし職人もその方が喜ぶ。 せっかく大手の信用で頼んでも実際現場で工事をしているのは下請け孫請けの業者という例は多い。小規模工事の場合、大手は丸投げといって自分の取り分だけをとって後は下請け任せというやり方をしているがほめられたことではない。建築主としては最初からその下請けに任せた方が安くなるはずだから、結果的に損をしていることになる。 ◆経費のかけすぎのツケは建主が払う 工事の規模別に業者を選択する理由は他にもある。おのおのの会社には運営経費というものがある。規模が大きくなればなるほど経費も必然的に大きくなる。中堅より上のゼネコンでは本社社屋の減価償却費、役員専用車の購入費、社宅の建設費など工事とは関係なさそうな経費項目が意外と多い。これらは結果的には建築主が負担していることはよく認識した方がよい。それでも建築主側からクレームが出ないのは大手がその規模にあった工事を中心に受注しているからだ。小規模工事ばかり受注していれば経費率が高い分、赤字になるか割高な請求が建築主にくるかのどちらかである。 |
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