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信用と実積を重視する |
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◆信用と実績こそもっとも大切なもの見かけで判断しない あたりまえだが、どのような業界でも信用と実績は大切である。信用と実績は長い年月の中で蓄積されてくるものであり一朝一夕でできるものではない。もちろん昨今の厳しい経済状況の中では長年の実績があっても経営の安定と信頼という点ではかならずしも安心できるようなことはないであろうが一つの目安にはなる。また比較的新しい会社でも社長や職人が経験豊富な人なら信用できる。この場合は会社の実績ではなく個人のレベルで評価していることになる。 建設業界でも近年技術的進歩は著しい。日頃研究や新技術の取得に関心が高い業者のほうが時代に適合していると考えられるが大手及び中堅ゼネコン以外は一部を除いてあまり芳しい状況ではない。新技術の全てが良いわけではないが建物の安全性や品質向上、コスト削減に結びつくものが多いだけに無視はできない要素だ。建主は発注にあたっては品質、性能、機能、コスト低減などの要求項目を業者まかせにはせずに設計前の段階からどの程度の対応能力があるか、各項目に対する具体的かつ明確な説明を業者に求めて、そのレベルをあらかじめ確認しておいた方がよい。 ◆公共工事の経験のあるところが望ましい 一般に中小の工事業者が請け負っている工事現場では設計図が充分備わっているとはいいがたいケースが多い。結果として設計図に基づいて工事を進めてゆくことには大手、中堅にくらべ不慣れで経験が乏しいことになる。設計図の記載内容を十分理解できないためにあるいは見落としたりして設計者や建主とトラブルになるケースも少ないとはいえないのが現実だ。公共工事ではたとえ小規模なものであっても充分な設計図を備えたうえで発注がなされ、工事期間中も設計者及び役所担当者による工事監理と検査が実施される。建主にとっては公共工事の受注経験の多い業者のほうが信用できることになる。 ◆建設に直接関係ない経費はできるだけ少ない経営が望ましい 多くの建築主にとって建物を建てることは一世一代の大事業に等しい。一種の財産形成であるわけだが、この財産形成を宣伝だけで判断して依頼するような人は皆無であろう。いわゆる過剰営業で営業マンをたくさん雇い営業経費に多額の費用を費やしているところは要注意である。建築主としては直接建設に関係ない営業マンの人件費まで負担するのは納得できないところであるし、営業マンが日参して値引き、サービスを連発するようなところは避けた方がよい。信用がない証拠である。 建設業は一般には受注型産業といわれている。簡単に言うと店舗のように顧客待ち営業が主流になっているということだ。バブル期に大手ゼネコンがイメージコマーシャルをテレビで流したことがあるがこれは例外で、宣伝で仕事が受注できるようなことはめったにないのが建設業である。建設業は実積の積み重ねによる信用で仕事を受注するのが基本である。つまり営業本位ではなく技術本位の経営で成り立っている業界なのだ。 ◆技術力のある会社、業者を選ぶ 建設業においても技術力の高さは信用の証となる。手抜き工事を平然としてしまう業者には技術にも技能にも問題のある業者が多い。逆に言えば技術力のある業者が手抜きをするようなことは稀ということになる。省エネルギー、ソーラーハウス、耐震などを表看板にして営業をしている業者も多いが、必ずしも技術力があることの証にはならないので要注意だ。不良業者が客寄せ目的のために宣伝しているケースも少ないとはいえない。既存契約建主の意見なども聞きながら慎重な対応がのぞまれるところだ。 ◆経営者の資質と人格が重要 質の良い経営者のもとには質の良い社員、職人が集まると判断して差し支えない。生真面目でお世辞の一つも言えないが自分の顔に泥を塗るようなまねだけはしたくないという社長に会えることができればベストである。建設業は多くの技術や技能に立脚した職種である。これらは長い経験と実績と努力がなければ身に付くものではない。営利優先以外の価値観もきちっと持ってないととても長続きはしない。社員、職人、下請け業者の定着率がよい会社も評価できる。ピンハネなどの人を叩くような行為はしていない判断材料になるからだ。 ◆社長の顔が良く見える会社 何か問題が発生したときに社長が雲隠れしたり、居留守を使うような会社はもちろんだが、日頃重要なことでも社員に任せきりで教育も管理も不行き届きな会社は積極的に避けた方がよい類である。そういうところは社員の顧客に対する態度もお粗末なのですぐ分かる。社長の片腕になるような実力のある人物が仕切っている場合は別だが、そうでなければすわ問題が発生した時に社長自らが建主の前で責任ある行動を示せることが要求されてしかるべきだ。 |
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