ひるね日記 2001年 9月

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疾風のように(10.31)

 こないだからドラマづいてる(笑)。
 今日はちょっと空いた時間に「疾風のように」の好きなシーンを見返してました。
 「疾風のように」はいいシーンがいっぱいだけど、わたしが一番好きなのは、(すでに何度か書いてるけど、)暗い画面の中を、剛くんが自転車を漕いでるシーン。ストーリー的にはなくてもいい部分なんだけど、ここがすごくいい。(自転車に乗ったまま剛くんがちょっと踊るようにして、それが、「とてもそのへんの男の子が簡単にできるリズム感じゃないでしょ」って感じはしちゃうんだけど)
 で、こないだから、つらつら”ドラマ”についても考えてみてるんだけど(笑)、わたしの思うには、「これは素敵なシーン」と思って心に残るシーンがあったら、そのシーンは、たとえストーリー上は重要じゃなくっても、重要なことを伝えてるシーンなんじゃないかな、と。
 たとえばこの、剛くんがなにか考えながらゆっくり踊るように自転車に乗ってるシーンは、見てる人に。「人に惹かれるということは、孤独なことでもあるけれど、こんなに甘美な感情でもある」ってことを伝えてくれる、重要なシーンなんじゃないかなーと……。

 もちろんそのシーンだけじゃなくて、ほんと、見返すと、剛くんの表情、どこもいいね〜。
 脚本はちょっと練りが足りないと言うのか、流して書いた感じがするんだけど、演出のほうは凝りに凝ってる。
 これ、あの、ワガママな女の子は、一樹を気になってるんでしょうね。砂の上の絵が超かわいいんだよね。このあとふたりがもしかしてうまくいくのかも、みたいな話がちょっとあったらよかったのにな。
なつかしの「PU−」のことなど(10.21)

 一応ホームページを作ってはいるものの、ネットに詳しいとはとても言えないこの私。
 でもこのごろは、調べたいことは自分でネットで検索するということを覚えて、あれこれ調べては、「こんなことをやってるサイトもあるんだな〜」などと感心したりしながら楽しめるようになりました。(遅いよ)
 検索しながら偶然に面白いホームページを見つけたときは、すっごい充実感を感じたりして(笑)。そこの作者さんが何年かかけて書きためた文章を「面白い、面白い」といっきにまとめて読むときに、「ホームページを読む醍醐味」みたいなものを味わったりしています(笑)。
 つい最近も面白いテレビドラマの感想サイトさんを見つけて、とりあえずV6関連のドラマの感想を見させていただきました。
 古くは「PU−PU−PU−」の感想などもあって、読みながら「そうかあ。そう思ったんだあ……」なんて思ったり。
 そこのサイトさんの感想では、「PU−」は、1回めでもう話が破綻してる、となっていて(^^; 「なるほど、そう思った人もいるのか」と。
 と言うか、わたしは、PU−のもともとの、「父親と息子の確執」なんていうテーマが全然好きじゃなくて。
 そういう話よりも、3人がロスに行ってお金を取られててんやわんや、という1話のメインの話のほうがずっと気に入ったのね。ロスでの3人の画はすごくきれいでうっとりだったし。
 確かに、「この路線で話を続けたら、この3人はロスに残り、3人で暮らしながら喧嘩したり仲直りしたり女の子と恋したりしてその中で成長していくという青春物語になるなあ。それじゃあ、テレビ雑誌に書いてあるような、3人がそれぞれの父親との確執を乗り越えるという話にはならないなあ」とは思ったけど、人間、自分に都合のいいように考えるもので、わたしとしては「PU−」はそういう青春物語になってくれたほうがよかったから、1話の時点ではこれでいいと思ったわけです。ロスロケなんて1回めしかないのはわかってたのに……。でも、あそこでロスでの話を差し込んだので、「1話からもう、親子関係というドラマのコンセプトがわからなくなった」と思った人もいたんだなあ……。
 わたしは2話に至って、「うわー、これはどういう話に動いていくんだ(^^;」と不安になったんだけど、「日本に戻って話は持ち直したが」と書かれると「へー」なんて思ったり。
 でも、「PU−」が始まってから、健くんの演技がどんどんいい感じになってると思ったのは、そこの作者さんもわたしも同じでした。健くんは「保健室のおばさん」のときはかなり一本調子で、お世辞にも「演技がうまい」と言える感じではなかったけど、「PU−」で一皮むけたものね。

 それにしても「PU−」、思い出したらなつかしい。あのドラマ、画づくりはとてもきれいでよかったんだよなあ。
 「新俺旅」は堤さん演出で、これはこれで画がきれいだったんだけど、こちらはどこか硬質、というか無機質な感じの画面で、「PU−」の、いかにも青春グラフィティ的なやさしい画づくりは、新俺旅よりよかったかもしれないな。
 そう言えば、当時わたしは今よりももっとドラマのこととかよくわからなくって、「PU−」では、3人のディレクターのうち、トップに名前の出ていた吉田健先生のときが一番いい演出なのかなあとなんとなく思ってたんだけど(ストーリーにばかり頭がいって、演出のよしあしまで判断する余裕がなかった。これからは演出にも気をつけて見ようと思います)、そのあと、3人のうち最後に名前の出ていた土井裕康さんというディレクターがどんどん出てきたのに気づいて、「あ、土井さんという人のほうがよかったのかな」なんて思ったりしました。
 土井さんは、去年話題になった松嶋菜々子の100年の物語の第三話を演出しましたが、そのときに掲示板にも書いたけど、この第三話めが、「PU−」のはじめの頃の話とすごく似てるところがあるんですよね。登場人物たちがアメリカ行きの飛行機の中で知り合ったり、アメリカ(確かロスではなかったけど)に着いたものの、男のほうはお金がないダメ男で、しょうがなくて(?)カジノに行くと、そのダメ男がバカづきで儲けたり。あれはこっそり「PU−」をパクったとわたしはにらんでいるのですが(笑)、そういう高視聴率ドラマにパクられるくらい、「PU−」にはいいところもあったというわけです(笑)。
 日本に帰ってきてからの部分でも、「PU−」は映像ではすごくいいところがいろいろありました。それと、少なくても二カ所、わたしには、ビデオじゃなくてわざわざフィルムで撮ったんじゃないかと思えるところがありましたが、ドラマの中で、ある部分だけをフィルムで撮るってこと、あるのかどうかわかりません。単なるわたしの思いこみである可能性は高いです(^^; 
 とりあえずその二カ所は、確か4話のはじめあたりの、夜の街を三人がそれぞれメランコリックに過ごすシーン(剛くんが警官に職務質問されたりする)と、6話の、3人がホストクラブで踊るシーンなんですが。画面の粒子が荒い感じでざらっとしてるのが他の部分と違ってフィルムっぽいなとわたしには思えるんです。
剛くんのドラマ(&昨日のMステ)(10.20)

 剛くんのドラマのことで頭の中はもういっぱい(笑)。
 もう皆さん知ってると思うけど、タイトルは「君を見上げて」。内容はそのタイトルどおり、背の低い男性(原作では30才くらいらしい)と背の高い女性が恋愛するというものらしいですよね。
 山田太一さん原作の小説は、ドラマを見るまで読まないでおこうと思ってはいるけど、やっぱちょっと知りたいのでネットで検索してみたり。
 小説の初版の装丁とか見ると、表紙に、田辺聖子の恋愛小説みたいなイラストがあって、ちょっぴりオトナでちょっぴりせつない、だけどとっても甘い感じを醸し出してました〜。本の帯には内容の一部が載っていて、女の人が、小柄な映画スターの名前をいろいろ挙げるシーンが載ってた。「トム・クルーズも、ロバート・レッドフォードもアル・パシーノもダスティン・ホフマンも」っていうふうに。そいで、地の文章で「背が低くて人気稼業で光を浴びている男たちは、小柄な男たちの勇気の源泉だった。」だって。きゃは。
 なんかいい雰囲気っ。ドラマDモードって見たことないけど、昔はNHKの銀河ドラマとか大好きで見てたもん。NHKの恋愛モノって、民放の恋愛ドラマとひと味違うんだよね〜。描写が丁寧でさ〜。背が低い男性と背が高い女性の恋なら、せつないけど、どこかおかしみもあるわけでしょ。そういうのも剛くん上手だと思うんだよね〜。早く見たーい。わくわくわくわく。
 
                        ☆

 話かわって昨夜のMステ。森進一ジュニア登場ってことで思わず見てしまいました。
 森進一と森昌子のお子さん、森内くん?っていうんだっけ? いやー、こんな大物のお子さんをお預かりして、どうなるんでしょうねー。別にジャニーズじゃなくたっていいだろうにジャニーズに入ったんだから、たぶん本人がジャニーズに入りたかったんだろうね〜。 おまけに服部良一大先生のひ孫さんまで。どうなの、このふたり、ずっとジャニーズにいるのかしら。どう扱うことになるのかしら。
 ジュニアってあんまり見てないんだけど、最後に出てきた風間とかハセジュンくんとか赤西くんとかがオトナで頼もしく見えました〜。みんなしっかりしててかっこいいねえ!
 ジュニア全部で100人とか言うすごい人数で、「これぞジャニーズの伝統芸能」という感じでした。この伝統の灯は消してはならんなーと思いました。(つい……)
 
車のCDを入れ替えた(10.12) 
 しばらく前から「秋だし、CD取り替えたい〜」と思ってたんだけど、忙しさにかまけずっと「出せない手紙」が入ったままだった我が家の車。
 今日やっと取り替えました。「プレシャスラブ」に。
 「出せない手紙」のCDが入ってるあいだは、「『出せない手紙』はいいんだけど、どうも『風を受けて』っていうのがたいした曲じゃないなー」と思えてしょうがなかったんだけど、「プレシャスラブ」は全部いい。どこ切ってもいいね。イノッチの「bird cage」、傑作よね。トニセンいいねえ。
 
ガオレンジャーとアギトの映画(10.8)

 子どもの幼稚園のお友達のお母さんから券をいただいていっしょに見に行ってきました。興味なかったんだけど、ひさびさ映画館で映画を見たこともあって、見たら結構おもしろかった。

 まずはガオレンジャー。冒頭、ガオレンジャーにくっついてる妖精みたいな衣装のお姉さんが、お客に向かって「ガオレンジャーを呼びましょう」と言うのがよかった。ヒーローショーはいつもそういうふうにはじまるけど、映画館でお姉さんに言われたのははじめてだった。場内の子どもみんなで「ガオレンジャー!」
 脚本は武上純希先生で、異世界ファンタジー的な話になっていた。大沢樹生くんがゲストで出ていた。ガオイエローがMAの米花くんをもっとかわいくしたような顔だった。時間が短かったこともあるけど、子どももみんな飽きずに最後までよく見ていた。ガオレンジャーが変身するところで子どもがいっせいに「ハアッ」と声を出していたのが感心した。最後にガオレッドに「早起きして僕たちを見るように」と言われた。

 アギトは2本目で集中力もとぎれてきて、時間も長いし、警視庁とかのシーンになると小さい子達がむずかりだしてにぎやかだった(戦闘シーンはみんな集中している)。
 しかしほんと健くんに似てるねえ、賀集っていう人。いつもにこにこしてる大柄な健くん(笑)。ときどき眉を困ったようにするのも似てる。3番目の仮面ライダーアギト(?)の人は髪型とか雰囲気がちょっと准くん風だしね。とするとスーツ着てる人が剛くんなのか。いっしょに行った奥さんは、スーツの彼が一番ハンサムでいいと言っていた。
 こちらの話はガオレンジャーに比べると二十倍くらい複雑な話で、テレビを見てないわたしにはよくわからないところばっかりだった。三人の仮面ライダーにそれぞれありきたりとは言え深いテーマの(?)話が用意されてるんで、盛りだくさんちゅーか、話がややこしくて途中でちょっと飽きたというか、これで1時間でまとまるのかと思ったが、最後はそれなりにまとまったようだった。
 そういえば、敵が上にいるのに、准くんライダーがそれに気がつかない、というシーンの時、うちの息子が「上っ!」と大声を出したのに驚いた。彼もハラハラしたんだね。
 唐渡亮が死ぬ(?)ところなんか伏線も張ってあって凝っててよかった。なんとなく、たとえ仮面ライダーだろうと、これはれっきとした劇場用本編なんだという作り手のプライドを見た気がした(大袈裟)。
 仮面ライダーを作った若き女性科学者(?)の人は、上原さくらに似てるように思え、彼女の作り出した技術を利用しようとする若き女性高位軍人(?)は佐藤藍子に似てるように思え(なんとか真珠と言うきれいな人)、全編誰かに似た人オンパレードなのは面白かった。アギトを保護してくれてるおじさん(?)はネバーランドの翼くんのお父さんだし。
 結局帰りにはパンフを買う気満々になってたんだけど、パンフ売り切れてた。残念。
 日曜の昼前とは言え、お客は立ち見までいっぱい入ってた。これが「テレビ放映でコンスタントに高視聴率を取っている」ということなんだなあ。
すっごく久しぶりに美容院(10.1)

 いやー、もしかして1年ぶりくらい? ずっとお金ケチってたのよ。でもとうとう今日という今日は美容院に行きました。
 しかも、いつもの近所のおばちゃんがやってるとこじゃなくて、駅ビルの、若いおにーさんがいっぱいいるとこ。やっぱ違うね!
 「キューティクル」なんてCMにしかない言葉だと思ってたら、お兄さん、言ったもんね。「こうするとキューティクルが整うのでなんたらかんたら」って。ひやー。
 アイドル雑誌じゃない雑誌も読んだ。「MORE」かなんかの、読者のメールによる「うちのお母さんの変なとこ」みたいな企画がおかしかったね〜。
 最後に統計があって、かなりの読者が「お母さんの言うとおりにしていて恥をかいた」経験があることがわかった。あるあるある。かく言うわたしもかなり勝手な決まりを子どもに押しつけてきた。
 高校生の娘が言うのには、上のふたりの小さい頃は、わたしは「子どもは8時半に寝る」と決めて無理に寝かしつけていたようである。(「半」って中途半端) それだのに今、一番下の子はまだ幼稚園なのに、10時頃まで起きててもいいのである。
 その他、わたしの都合で決めてることいっぱいある〜。だってそうしないと家の中がうまく回らないだもん、しょうがないじゃーん。みんな、お母さんの言うことは聞かなきゃだめよ。
 さて、それで、統計の話に戻るけど、「好きなアイドルがいる」のもお母さんの特徴のひとつだった。やーん当たってる……。