投稿時間:01/03/14(Wed) 17:53 投稿者名:ピンキー藤原
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タイトル:ブイロクドラマ企画室〜トニセン編〜
第四企画
赤い夕日を背に、井ノ原警部は物憂げに煙草を燻らせていた。 「ボス。コーヒー入りましたぜ」 「おう。ありがとうよ、オカロニ」 オカロニと呼ばれた若い刑事は照れ臭そうに微笑むと、自分の席に帰るべく踵を返す。と、その時、足を引っ掛けてしまい躓いたオカロニは、近くにいた同僚に自分のコーヒーをぶち撒けてしまった。 「な、なんじゃこりゃーーー!!」 パーマスタイルの若い刑事が、コーヒーが掛かった自分のジーパンを見て絶叫した。 「そ、そんなに怒ることないじゃないすか。ジーパンなんて洗えばいいでしょ? 腰パン刑事」 怒鳴られたオカロニ刑事は必死に謝った。 「バカヤロウ! オレはジーパンは洗わねえ主義なんだよ! チクショーチクショー…」 タオルで必死にジーパンを拭きながら、腰パンは半ベソをかいて文句を散りばめていた。 そんな後輩の刑事達を微笑ましく眺めていた警部の前で、突然けたたましく電話が鳴り響く。電話に出たボスは、数秒後、細い目をかっと見開いた。 「な、何だって…?」 真っ青な顔で受話器を握り締めているボスを見て、オカロニと腰パンが眉を潜める。 「ボ、ボス…何かあったんすか?」 オカロニの言葉に、警部は目頭を抑え、呟いた。 「…たった今、長さんが殉職したそうだ…」 「ええっ! 長さんが?!」 「なんじゃそりゃーーー!!」 オカロニと腰パンは老刑事、長さんの名を叫びながら大声を張り上げて泣いた。 「腰パン…。お前、長さんのひとり息子、健くんと仲が良かったよな? 長さんが殉職する直前に、息子さんに伝言があったそうだ。『伊東健は伊東家ーん』」 「うっうっ…。これをオレに伝えろと言うのか…?」 「さぶい…さぶいで長さん…」 若い刑事達は歯痒い悲しみに壁を叩き、号泣した。 「長さん…。アンタ、立派な最期だったよ…」 赤い夕日を眺めながらそう呟き、井ノ原ボスは一粒の涙をこぼした。
井「やっぱドラマはデカ物に限るね!」 坂「それ『太陽に○えろ』のパクリだろーが」 長「っていうか、初っ端からオレを殺すなよっ!」 岡「カッコイイのはボスだけやん」 健「剛も黙ってないで何か言ってよっ!」 剛「いや…結構イケるんじゃない? それ…」 全「おいっ!」(怒)
第五企画
ある丑三つ時。 誰もいないはずの学校に、校長室からひとつの明かりが洩れていた。 「しかし坂本校長、アンタも相当なワルですねえ」 「ここでは校長はよせ、と何度も言ってるだろう。三宅」 三宅と呼ばれたチンピラ風の男は、へへへ、と笑って肩を竦める。 「いやいや。善良な校長先生も、金好きなのはオレ達と変わらないなんて何だか嬉しいっすよ。オレは」 「馬鹿もん! お前の世間話に付き合ってる暇はない。とっとと約束の物をよこせ」 「へいへい。そう急かさないで下さいよ」 三宅は持ってきた鞄を校長の前に置くと、金の確認をさせるべく開いて見せる。 「うむ。確かに受け取ったぞ」 「へい。またどうぞご贔屓に…」 笑って三宅が小さく頭を下げたその時、誰もいないはずの廊下から、シュルルーパシッという異質の音と足音が、こちらに向かってやって来る。 足音は校長室の前で止まり、バンッと勢いよく扉が開いた。 「だ、誰だっ?!」 三宅が構え、校長は金の入った鞄を抱きしめて身を強張らせた。 二人の目の先には、セーラー服を着たポニーテールの女子生徒が突っ立っていた。 「名乗るほどの者じゃあないが、あたしの名前は長宮サキ。またの名をスケバン刑事。この桜の大紋が目に入らぬか!」 「おおっ!」 ヨーヨーに仕掛けられた桜大紋を見てどよめく二人に、長宮サキは不敵な笑いを浮かべた。 「ウ、ウチの生徒か? 長宮くん、今のは見なかったことにして貰えるかね? もちろん君にも分け前を…」 坂本校長は愛想笑いを飛ばしながら、必死で説得を試みる。しかし長宮は、 「ふん。そんな薄汚れた金なんかいらないよ。その不埒な悪行三昧、世間が許してもこの長宮サキ様が許さないよ!」 「そ、そうか。なら仕方ない…君に強制退学を命ずる」 校長の言葉に、長宮は一瞬表情を固めた。そして、 「ここは何処? あたしは誰…?」 そう言いながら校長室のドアを開け、ヨーヨーを片手に颯爽と出て行った。
坂「博…お前ふざけんのも大概にしろよ…」 長「だって井ノ原が刑事物が良いって言うからさあ」 井「懐かしいねえ。 オレは二代目が好きだったんだよね」 岡「しかしこの時代のスケバンって今考えたらカワイイもんやね」 健「だよな。正義の味方にもなっちゃうんだもんね」 剛「警察からのギャラはあったのかな? ちゃんと」 全「うーん…」 坂「お前等、くだらねーことで悩む前に長野を叱れよ」
第六企画
ここはとある、殺人現場。 刑事たちの目の前には、チョークで囲まれた無残な死体が曝け出されている。 そこでは新人の森田刑事と、長いキャリアを誇る坂本警部が事細かに現場検証をしていた。 「ガイシャは三宅健、二十一歳。胸にナイフを一突きさせられ、即死のようです。ナイフには指紋が本人のものしか確認されていないため、自殺の可能性が高いですね」 森田刑事の説明に、坂本が「しかし動機が分からんな…」と呟く。 「ええ。この三宅という男、何の悩みもないような笑顔で町を徘徊し、近所の八百屋ではバナナを買う常連だったらしいです」 「と言うことは、人に恨まれるような人物ではなかったということか…」 二人は何の手がかりも見つからない現場で、溜息をついていた。 と、そこへ同僚の長野刑事が手帳を片手に、慌しく駆け込んできた。 「警部! たった今、近所の奥さん達から聞き込み調査をしてきたんですが」 「うむ。何か分かったか?」 「どうやらこの三宅、不可解な行動が何度も目撃されているんです」 「不可解な行動と言うと?」 「何でも、この三宅って野郎、毎晩甲高い声で変な呪文を唱えていたらしいんです。『声変わりしたい。声変わりしたい』と…」 「ふうむ…。そりゃあ怪しいな…」 眉間に皺を寄せる坂本警部の前に、今度は井ノ原刑事が姿を見せた。 「警部っ! どうやら他殺の可能性が出てきましたね。」 「他殺? 本当なのか?」 「ええ。実はガイシャの部屋に何度も出入りしていた人物がいた、という情報がありまして、何でもその男、以前から三宅に『マクドナルドの略はマクドやろ? マックなんて恥ずかしくて言えへんわ』と常々ぼやいていたようです」 「それは気になるな…。」 「やはり他殺ですかねえ…」 森田刑事が呟くと、他の刑事たちも神妙な顔で相槌を打つ。 「この事件も迷宮入りか…」 溜息混じりにもらす長野刑事の前で、坂本警部が顔を上げる。 「とりあえずお前達、自殺の線でもう一度洗い直してくれ」 「はいっ!」 長野刑事と井ノ原刑事は大きく頷き、立ち去っていった。 「しかし警部…分かりませんね…」 謎の深まる事件の真相に、森田刑事が顎に手をやり、警部を見る。 坂本警部も小さく頷きながら死体を見下ろし、訝しげに呟いた。 「ああ、分からんな…。何故カミセンに楽器を演奏させようとするのか、その無謀ぶりが分からん…」 井「それドラマじゃなくて『○っつええ感じ!』のコントのパクリだろっ!」 長「アンタが一番ふざけてるじゃねーか!」 坂「全員出演させてるだろ? オレが一番気ィ使ってるんだぞ!」 健「しかも何でオレが死体役なんだよっ?!」 岡「結局、言いたかったのは最後だけやろ?」 剛「それってひがみにしか聞こえないんだけど」 坂「だってよ〜…」(泣)
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「太陽に○えろ」。松田優作(通称ジーパン)がカッコ良かったんです! なんでイイ男は皆、早くに亡くなってしまうのでしょう…(泣)。 V6は長生きしてねっ!(変なあとがき)
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