◆「ハッチー 愛と青春の旅立ち」◆
吹雪に見合われた今回の蔵王のスキー、そんでも月曜日には雪もおだやかになり気温はあったかかったんで朝から全山制覇しに出かけましたサ。
平日なんでゲレンデはガラガラ。
心置きなく俺様ゲレンデを堪能できるかと思っていたら甘かった。
ええ、そりゃあ一般客はほとんどいなかったんです。
んでもね、この時期の平日って修学旅行生とかスキー教室の連中に占拠されるのね……蔵王。
どこにいっても居るわ居るわ、同じウェアーの集団が。それも普段みているスキー教室の十数人なんて規模じゃなくって数百人の単位で。
しかし今回の彼らのウェアー………そりゃあ学校で集団で来ているからには全員同じウェアーを着なきゃいけないってのは解るんだが、ついでにフルネームを書いたゼッケンも付けてて、それに “塚○耕平ちゃん★” とか“かじ●らけーたァん♪” とか楽しそうに書いてあるのも解るんだが、そのウェアーがな………黄色くて黒くて白かったんだ。
その色彩ったら、まるっきり【ミツバチの集団】である。
しかもなにが凄いかって、あんなにあんなに大勢何百匹 もハッチーたちが居るというのに誰一人として上手な奴がいないということだ。
いかにも今日生まれて始めてスキー板を履きましたという感じの子が多い………いや、多いなんてもんじゃない。ほとんど。
関西の学生はあまりスキーには縁がないのかどーなのか、まあそんなことはどーでもいい。
そういうハッチーたちがだね、蔵王のインストラクターの青いウェアーを来ている教官達の後を追って滑っていくわけだ。そりゃもう必死で。
3メートルごとに転ぶハチ。
方向転換ができずにコースアウトするハチ。
傾斜が怖くてへっぴり腰なハチ。
コケたポーズが仲間とシンクロしているハチ。
板をふっとばすほど豪快に転ぶハチ。
立ち上がれずもがくハチ。
そして避けることが出来ず別のハチの胸に飛び込むハチ。
もう誰もが誰も助ける余裕なんか無くて自分で手いっぱいらしく、本日の蔵王ゲレンデはハッチーたちの祭典だ。
ただひたすらインストラクターに置いていかれないよう、群れからはぐれないよう (ありゃ集団というより群れだ) 必死においすがる姿がラブリー♪
それでやっと先生においつき、その周囲に群がって指導をうけているハッチー達を見学していたら、先生がストックでゲレンデの上の方を差してなんか話し出した。
でもその周囲に群がるハッチーたちは、傾斜で止まっていることが大変みたいで俯いたままその場からずり落ちまいと必死でリキんでいる。
しかしそれでもなんとか教官の示す方向を見ようと、首をもたげ体を起こし、全員揃って空を見上げるいじらしいハチたちの群れ!(みなさんここで感動して泣いて下さい)
それを見ていた、りぎがヒトコト。
「『先生……オレたち飛べるようになるのかなあ……』」
「『先生を信じろ!きっとお前達も大空に飛び立てる日がくる! 』」
「『先生…っ!! ごめん!オレ達が間違ってた! オレ……オレがんばるよ!!! 』」
秀逸なアフレコありがとう友よ。わたくし、思わず涙が零れ落ちてしまいました。(笑いすぎて)
でもね、その後 「『よぅし!先生について来い!!』」 って感じで滑り出した教官の後を追って、恐る恐る滑り出したハッチーたちはやっぱり転ぶしコケるわけで。群れからはぐれないよう教官に付いて行こうとする必死な姿に、悪い!ごめん!と思いつつもリフトの上で腹をかかえて笑いながら見て楽しんでいるクマンバチが2匹。 (彼らがミツバチなら、わしらはきっとクマンバチ。ちなみに根拠はない。)
きっと若く運動神経の良い彼らのことなので明日や明後日にはそこそこボーゲンくらいは出来るようになってしまうんだろうが、よりにもよって初日の一番へたっぴーで情けない姿をこんな風にネットで全国放送する奴にじっくりばっちり見られていたのは不運としか言いようがない。
ちなみにこれらのハッチーたちとは、1月28日に蔵王ゲレンデで上記のようなウェアーを着てた学生さん、君たちのことだ。
特に菖蒲沼ゲレンデとか横倉の壁あたりに群れていたハッチーたち………(東宝塚高校の諸君と港高校の君ら。)
ありがとう!ありがとう!
君たちのおかげでわしらはほんっっっっとーーうに楽しかった!
(これを読んでいる若者の諸君、これは悪い大人の見本です。こんな風になっちゃイケマセン)
|
|
|
|