楽しい話 45

蔵王物語 3



そして2月19日。

今日は朝から3人一緒に蔵王のゲレンデを縦断さ!♪

青い空、白いパウダースノウ、煌く太陽!まさに絶好のコンディション!(床ばし!)

そりゃあもう楽しく滑りまくりました。

そう、あの事さえなければこの45話は書かれる事は無かっただろう‥‥‥。(感慨深げ) 

あれは午後3時頃のこと‥‥‥。

気持ちよく滑走していたりぎ子が突然止まり、ぶんぶんとわしを手招きをするじゃないか。

なんだと思って言ってみると、りぎ子は大興奮状態でこう叫んだ。

「りん君りん君っ わし、これからすっげ〜〜〜馬鹿な事を言うから聞いてっ!!!」 (注:りん君とはわしの事です)

「は?」

空に刻まれてる約束のしるし〜〜〜〜〜〜っ!!!

そう叫んで彼女のストックが指した青空には、飛行機雲が‥‥‥

”×”の形になった飛行機雲が雲が雲があっ!!!!!!

なんじゃありゃ!!(゚ロ゚)

まさに幻想水滸伝Uのオープニング、滝に飛びこむ直前に岩に刻んだのと同じ×印が今!

まさにわしらの目の前の紺碧の空にいいいっ!!!! (転がる)

げらげら笑いながら空を見上げて叫ぶりぎ子。

そしてその隣でゲレンデに横転して床じゃないけど床ばしをするわし。

もう、そこは蔵王でもゲレンデでもない。

ただの幻想水滸伝U色眼鏡プレーヤーのパラダイスだ。

「大自然ってなんてスゴイ事をしてくれるんだろうね!!(けたけた笑)」

「わし、すげー感動しちゃったよ!!!(げたげた笑)」

手を取りあい紺碧の空を見上げながら、×印になった飛行機雲をいつまでもいつまでも眺めているわしらの横で

「‥‥‥あんたたち、変。」

と呟く幻想を知らないひっつーの一言が、世間の風のように肌身を突き刺したステキなゲレンデだった。