電車のなか。 そこは逃げ場の無い閉鎖された空間。
故に聞きたくも無い事が聞こえてきたり、聞くつもりの無い事が聞こえてきたり、聞かせたくないものが聞こえちゃったり、聞きたいものが聞こえなかったり‥‥‥(以下略)
先日、電車に乗ってゆれてたわしの耳に、子供の声が飛び込んできた。
今日は休日。おまけに午前中。親子連れがどこかに遊びに行くのだろう。
子供が騒がしくったって別に可愛いもんじゃないか‥‥‥
そんな事と考えつつ、こんな風に考えられるなんて、わしってオ・ト・ナ・♪と自己賛美しつつ(←死)
うとうとしてたら、目の前のおちびちゃんがお母さんに一生懸命なにか言ってる。
どうやら、この前幼稚園の先生が話してくれたももたろうの話を、お母さんにも聞かせてあげると言っているようだ。
ほう、ももたろうか‥‥‥ももたろうを知らぬ日本人はおるまい。
少なくとも、この車両に居る乗客の皆様で、「ふーん、ももたろうかあ」という顔をした人は皆ご存知だろう。
と、いうことは、だ。
この車両に居る人みんなして、今から彼女のももたろう話を陰ながらチェック出来るってことだ。
彼女は知らずして、あの歳で、これから世間の評価を受けるのである。
やはり世間とは厳しく容赦の無いところだ。(謎)
なにせ相手は子供だ。子供だから、きっと上手には話せまい。なにかしら面白い間違いをするに違いない!
ああ! どうか歴史に残るような楽しい間違いをしてくれ!!
‥‥‥まあ、そこまで思ったわけじゃないか、ようはみんな暇なので聞くともなく聞きはじめた。
少女「むかしむかし、あるところに‥‥‥」
ふむ、出だし好調。そうとも。その通りだ。
少女「ももたろうがいました。」
!!(゜ロ゜) 来たぁ! いきなり来た来たぁっ!!(心の中で大笑)
これは期待がもてますよ!!
続きを話してくれ お嬢ちゃんっ!!!
少女「ある日、おじいさんと、おばあさんが、洗濯してると、」
( ^^)ふむふむ。 してると? 少女「うえから、おおきなおじいさんがどんぶら落ちてきました♪」
!! \(゜ロ ゜;)/ おじいさんんんんんっ!!!??? おおきなおじいさんがどんぶら落ちてきたのか!!? ハイリハイリフレハイリホー(錯乱) 笑撃を受けるわしらを尻目に、おじょうちゃんは続きを話し続けた。
少女「おじいさんは、ももたろうと、きびだんごを持って、鬼退治にいきました。」
\(゜ロ ゜‖)/うわうわ!!!\(‖ ゜ ロ゜)/ ああああああああっ とうとう、おじいさん「が」鬼退治にいいいいいいっ!!!
ももたろうは何処に行ってしまったのだっ !
犬と猿と雉の立場はいったいっ!!
この時点で既に笑いを堪えるのはたいそう辛かった。もはや拷問に近い。
だが、彼女の話はまだ続く。
少女「それで、おじいさんはオニを退治して、お姫様としあわせになりました。」
し・・・・・・・・・死ぬ・・・・・・っ 死んでしまいそうだ・・・・・・・っ(おかしくて)しかし、今笑えば少女の心を傷つけてしまうっ
耐えろっ 耐えるんだわたし!
しかししかし、ああ、しかし!!
おじさんA「・・・・・・・・・・・・・・・・・・っぷ・・・うぐ・・・っうわはははっ!(爆笑)」 ・・・・・・・・・・となりのおじさんは・・・・・・彼は耐え切れなかったのだ。
一人笑うと連鎖反応。
忍耐の堤防、大決壊。
車内中ヒキツケを起こすほどの大笑い。
あああああ、ごめんよお嬢ちゃん。 わし、がんばって耐えたんだこれでも。
でもとなりのおじさんが・・・おじさんが笑うから・・・っっ(涙目で死ぬほど笑)
自分が笑われいるとは夢にも思わないおじょうちゃんは、なにが面白い事があったのかときょろきょろしていた。
面白かったよ、お嬢ちゃん。
今まで聞いた中で、君の「ももたろう」が一番面白かった(笑)
次にどうなるか予想が出来ず、ハラハラドキドキの大転回で大回転だ!
またどこかで会った時には、別のむかしばなしをプリーズ(笑)
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