
ファイナルファンタジー7史上一番の常識人だが髪型はクラウドに並んで相当に非常識である。
クラウドの呼称がチョコボ頭ならば、こいつの愛称は黒いハリネズミ。
我が最愛の娘エアリスのオフィシャル彼氏(だと断言してよかろう)。
ゲーム中もっとも人間が出来ており、もっとも頼り甲斐があり、もっとも面倒見が良く、もっとも信頼でき、もっとも性格が良く、そしてもっともワリに合わない人生の幕引きを迎えた人といえば彼であろう。
なんでソルジャーになったのかは不明だが、まちがっても主人公のようにセフィロスみたいになりたかったわけではなさそうだ。
多分純粋に生活の為なんだろうが、それだけに若いながらもしっかりと人生設計していたといえる。
コンガガの両親あてに、すげーあたまよさそーな字(謎)でお手紙を書いているのだが、そのなかに「ガールフレンドが出来ました」とわざわざ知らせていると言うことは、実はエア子さんとはかなりイイ仲だったんじゃなかろうか。
どう考えてもエア子さんはこいつの嫁になるのが一番幸せだったはずなんだが、やっぱり彼も運がなかった。
特に、男友達運はサイアクだと断言して良かろう。
つるんでる相手があのクラウドに、あのセフィロスである。
方っぽだけでも世の不幸を一身に背負って周囲をいらぬ嵐に巻き込み突き落とす奴だというのに、こんなのが二人揃えば、周囲の連中は平穏な生活から転落することは間違いようが無い。
案の定、ニブルヘイムでキレちゃったセフィ郎に斬られた挙句10mほど吹っ飛ばされ、硬いカプセルの上に頭から落下し、そのまま海老の様に反っちゃったという経験を得る。
その後、平和時には役に立たない息子を作ったロクでもない宝条博士につかまって、実験の被験体になった上にあたまのネジが飛んじゃったクラウドをかついで研究所から脱出。
ぐげぐげわめくお荷物(と書いてクラウドと読む)を連れて、さぞや逃亡生活の苦労を味わっただろうに、その果てに待っていたのは名も無きポリゴンの神羅兵士に射殺されるという運命。
更に更に、その側であうあう言っているクラウドは見逃されてご無事だった上に倒れたザックスから剣を盗んで「ばんざーい」とかしている。
しかもこの後、FF7本編においてクラウドはザックスのカタリをするのである。
数々の輝かしい戦歴とFirstソルジャーの肩書きはすべて彼のものなのに、よりによって助けた相手にカタられるあたり、その友達運の無さには涙を禁じえない。
ところで、良く考えてみると彼は本編においてはちょこっとしか出てこない。
ほんとにちょっとしか出てこない。
それなのに誰しもの心と記憶に残り、皆に好かれ、最後はエアガ●ツにまでFF7キャラとして登場するという素晴らしい業績を残した。