
最初に見た時、10年描いてるうちの子にそっくりだったので、とてもよく知ってる見知らぬ人に思えて親近感がわいたものだった。
「俺‥‥さみしがりやさんなんだ」とか「わたしを忘れないで〜」とか言う声が幻聴で聞こえてくるほど、なにかにつけてはひょこひょこと出てくる、かつて無い程に出番の多かったラスボス。
結構内容を聞いてからロードしてたので仲間にならないってのは判ってたが、出生秘話でのクラッシュさかげんの景気良さは気に入った。
たとえただのマザコンでただのファザコンでただのせっかちでただの寂しん坊で、ただのセトラフリークだとしても、見た目がこうなので何をやってもサマになる。
子供の時から要は実験動物だったわけで、お世辞にもまともに育ってきてない為にいまいち自覚とか自立心とかが育ってない。
きっと「○○さん家の牛のハナコに小牛が生れました」というのがニュースになるような田舎に行ったら、なにやって良いやら判らなくて途方にくれるだろう。
その辺がエア子さんと決定的に違うわけで、自分をきちんと持っていれば、出生が他の人と違うと判っても、ショックは受けてもクラッシュはしなかったはずだ。
なにせ当時にしても既にいい年だったんだから。
思うにあれは狂ったとか目覚めたとかいうんじゃなくって、出生を知ってさて自分はなにをしたらと考えてみたらなにもする事がなくって、ついでに居場所も無いし作れないし、唯一自分と近いようなセトラの娘さんに対してはなんとなくわだかまりがあるしで、混乱したあげくの行動ではないだろうか。
「俺は一体どうしたら‥‥‥‥‥えーと‥‥‥‥‥‥暇だからメテオでも呼んじゃおうか。」
セフィ郎の思考回路なんて、せいぜいこの程度だろう。
ゲーム中で言ってる事がころころ変わって判りにくい理由は、別に行動に確固たる目的があったわけじゃなくこのようなかっ飛んだ思考回路の賜物であろう。
もうちょっと前からエア子さんと一緒にいられたら全然人生が変わったろうが、そういう運はクラウド並になかったらしい。
エア子さんは最後の生き残りとして静かに滅んでゆく事を許容してた大人だったが、この人はその辺の自覚がいまいち。
セフィ郎がちょろっとでもセトラの血とかを持ってたら彼女が逃げ場になったんだろうが、持って生まれた星巡りの歌イ短調(謎)でそれも駄目。
最後に消えて行く時、この人のライフストリームって赤い色してたんだけど、それがもう一つの緑の光(エア子さんだと勝手に思っている)とまじってクラポンから出てきた時には、ちゃんと緑になってたところが最後の救い。
やっと終われてお疲れ様とほろりと感動した直後、その後出てきた手を見てクラウドも連れてくのかとイカン期待をした事はナイショ。
最もそんな事をしようとしたらきっとエア子さんが後ろから後頭部をはたいてくれるだろうと思うのだが、うっかりその光景を妄想したら、セフィ郎とエアコさんが実はお似合いの二人だとうっかり気づいてしまった。
あなた方2人なら、世界なんて簡単に手に入ったのに、つるむ相手を間違えましたね。
ライフストリームの中で休憩したら、今度は2人して世界征服しに蘇ってきてください。