恋愛論その顛末
特に意味もなく。
ナタク 「でもすごいねえ、そんな話が他にもあったんだ。」
ジョウイ 「…………え……?………他にも?」
ナタク 「うん。だって僕みたもん、そういうお話。」
タキ 「どこでだい?」
ナタク 「目安箱に入ってたんです。」
ジョウイ 「目安箱お?(汗)」
ナタク 「そう。でね、いまみたいなお話のヒロインがルックだった。」
ルック 「ぶぼおっ!!! ( ‖゜ロ゚)<<<」
タキ 「うわっ茶を吹き出すなっ!部屋を汚してグレミオに叱られるのは僕なんだぞルックっ!」
ルック 「 どこで見たって……?」(←聞いちゃいねえ)
ナタク 「だから目安箱に入ってたんだってば。」
ルック 「………戦時中に?」
ナタク 「そう。面白いものを見つけたから暇つぶしに見てみろって。」
ルック 「……誰から。」
ナタク 「見つけてきたのはシーナだったけど、書いた人はわかんない。なんでも食堂のテーブルに置き忘れてあったんだって。」
ジョウイ 「そんなものを置き忘れるな……(頭をかかえる)」
ナタク 「うん、でね、シーナが見せてくれたそのお話だと、ルックが清楚で儚くて奇麗でたおやかで華奢でお姫様みたいに大事にされてて、でもってそれを守るナイトで颯爽と登場してたのがフリックさん。」
他3名 「ドンガラガッシャン!!!」 ナタク 「………あ、絨毯がコーヒー色に……」
タキ 「………………グレミオごめん。でもこれは僕が悪いんじゃない。精神的暴力による不可抗力だ。」
ジョウイ 「そ…それはどんな話だったんだい?」
ナタク 「えっとね、フリックさんが浮気したって誤解したルックが泣きながらどっかに消えちゃって、それをフリックさんが探しに旅だってね、途中は忘れちゃったけど最後はたしか ”君がいなければ生きていけない” とか ”もうお前なしの人生なんて考えられない” とかで、星空を見上げながら永遠の愛を誓ってハッピーエンドで終わりだったかな。」
ルック 「…っんだと、あんの身の程知らずの青二才がァっ!!刻んだるぁあァア!!」
タキ 「あ!おいルック!? 」
ナタク 「………行っちゃった。」
ジョウイ 「別にフリックさんが書いたわけじゃなかろうに。」
タキ 「…………相変わらず不幸な男だな、フリック。」
ジョウイ 「いま僕らにできることは、彼のために祈ることだけかな。」
タキ 「ああ、成仏できますようにって祈ってやろう。」
ナタク 「あれ?無事を祈るんじゃないんですか?」
タキ 「キレたあいつを相手に無事でいられるのを祈るほど、僕はルックの力を過少評価はしていないし、寛大さに期待もしていない。」
ジョウイ 「……正しい。」
ナタク 「あの………タキさん。」
タキ 「なんだい?」
ナタク 「実はそのあと、もう一度同じようなものが目安箱に入ってたことがあったんですよ。」
タキ 「うん?」
ナタク 「それでね、やっぱりルックが主役なんですけど。」
タキ 「………うん。」
ナタク 「そのときの王子様役はタキさんだったんですよねー……。」
タキ 「ぶばあっ!!! >>>>(゜▼ ゜‖)」
ジョウイ 「あーあ、壁までコーヒー色……グレミオさん怒るぞ〜…」
タキ 「(口元ふきふき)……僕はしばらくルックとは会わないようにしよう。でないと不条理を承知の上で飛び蹴りを食らわしてしまいそうだ。」
ジョウイ 「人類の為にそうしてくれ。第三次世界大戦は避けたい。」
ナタク 「主役だったのに、なんであんなに怒ったんだろうなあ、ルック。」
コノ物語はフィクションです。登場する人物は(以下略)