告白
真剣にジョウ主を愛してる人は見ちゃ駄目。
君と初めて会ったのは何時だろう‥‥‥
ぼく達の故郷、キャロの町はずれにある小さな道場ではじめて君を見かけた時、なんて声をかけたら良いか判らなくて突っ立っていた僕に、手を差し伸べてくれたのは君だった。
僕はまだ幼くて、君もまだ小さくて、最初にかけた言葉がなんだったのかはもう覚えていないんだけど、
でも、君が僕を見つめてくれたあの瞳は今でもはっきりと覚えているんだ。
ためらわず伸ばされた小さな手のひら、そして僕をまっすぐに見てくれたあの瞳‥‥‥
黒くって大きなまるい眼で、真っ直ぐに僕を見るその視線はあれから10年たった今でも変っていない。
その瞳に見つめられるたびに、目の中に僕の姿が映るのが楽しくて面白くて‥‥‥
そして何時の間にか、君の目に自分が映るのを幸せだと感じるようになっていた。
君が無邪気にこの腕の中に飛び込んでくる時、暖かい気持ちがいっぱいに広がって、僕は世界を抱きしめているような錯覚に陥る。
その茶色くてちょっと癖がかった柔らかい毛に顔を埋めると、お日様の匂いがして気持ち良いんだ。
あったかくって、あかるくて、安心できるにおい‥‥‥君に良く似合うよね。
だから、僕はなかなか君を手放せなくなっちゃうんだよ。
腕の中に抱きしめて、誰にも渡したくないような‥‥‥
ずっとこのままで居たいと思う自分に戸惑いつつも、やっぱり自分の気持ちは騙せない。
こういう気持ちをなんて言うのか判るような判りたくないような不可思議な想い。
可愛いなと昔から思っていたけど、今はそれに守ってやりたいとか、側に居て欲しいとか、ずっと手元に置いておきたいとか‥‥‥そういう独占欲みたいな感情も混じり出しているのを自覚している。
君に気づかれたらどう思われるだろう。
でも、それくらい君って僕を魅了しているんだよ。
果たして自分でわかってるのかなあ‥‥‥自分がどんなに魅力的なのかって。
だって、ほんとに欲目を除いても保護欲をそそるんだよ‥‥‥‥‥はあ、まいっちゃうよね。
今日も会ったらきっと思うんだよ、可愛いって。
ホントに罪なほど愛くるしいよね‥‥‥‥‥‥
ムササビって。