ずっと後悔していたことがある。

ひとつだけ。



血塗れの掌が、叩きつける雨に洗われてゆく

にじんでゆく赤い色

朱に染まったあなた


何故だか、自分だけは、目を背けてはいけないような気がした




それなのにどうしても‥‥‥

どうしてもその左手を取ることは出来なかった




■NEXT■