99年の暮れ、東京・駒沢体育館にVリーグを見に行きました。
 ワールドカップの全日本女子の大活躍で久しぶりにバレー熱が再燃した私は、
ユニチカのファンである妻と、彼女の友人の3人で駒沢体育館に出かけました。

 今大会から、外国人選手枠がなくなり、より多くの日本人選手がクローズアップ
される事になりました。私も、全日本選手以外で、誰かお気に入りの選手を見つけて、
これからの成長を見守って行けたらいいなぁ、とぼんやり考えていたのでした。

 NECレッドロケッツには、3人の全日本選手がいて、戦力的には他チームより
飛び抜けている印象です。レフトには、あの大懸郁久美がいます。先のワールド
カップでも、世界の高さを相手に大活躍した“小さな大エース”です。彼女のプレーを
生で見るのは98年の世界選手権以来、とても楽しみでした。
 ところが、試合が進むにつれ、彼女の対角のポジションに、彼女にそっくりな
選手がいる事に気が付いたのです。

 レフトアタッカーにしては決して高くない身長や、ユニフォームを肩まで捲り
上げた、「腕まくり」ならぬ「肩まくり」のスタイル。そして、入魂のジャンピング
サーブなど、素人目には“あれっ、大懸がふたりいるよ?”と感じられたのです。
それが、高橋みゆき選手に対する第一印象でした。

 その日始めてみた彼女の、その強力なスパイクは、誰よりも重たい音をたてて
相手コートに突き刺さりました!大懸選手に比べて、まだまだ粗削りではあるものの、
その力強い腕っぷしから繰り出されるアタックは、まるでターボチャージャーがついた
エンジンのように、パワフルな馬力を感じさせるスパイクだったのです!
 これぞ、新世紀に相応しい、新しいスターの出現だ!
 私は、わくわくする気持ちを押さえる事ができませんでした。


 第6回Vリーグ、NECレッドロケッツは、破竹の勢いで勝ち進み、見事全勝で
優勝を勝ち取ったのでした。そして期待の星、高橋選手は新人賞を獲得。
さらに全日本候補にも選抜されました。
 ガンバレ、シン!今後の期待は高まるばかりです。


 当サイトは、そんな彼女の今後の活躍を願い、応援するファンサイトです。
 最後に、余談ですが、タイトルの Powered Angel〜パワード・エンジェル について。
 F1グランプリの世界、最強のホンダエンジンを搭載したマシンには
“powered by HONDA”の文字が誇らしげに輝いています。
 辞書には“powered”:動力を備えた;(転じて)(人などが)力を持った、馬力がある、
などの記載があります。
 高橋選手を始めて見たときに感じた“馬力がある”という言葉を選びました。
 そして、“Angel”という言葉には、小さくても大きく羽ばたく
“天使の羽”の願いを込めてみました。
 クリスマス生まれの「馬力のある天使」高橋選手の活躍を見守っていこうと思います。

 今後とも、Powered Angelをよろしくお願いします。





Written by hahayasi.2000.03.22