守門山塊・中高地沢遡行

                 平成21年8月2日(日)くもり 参加者6名

    守門山塊の沢遡行である。前日の天気予報は悪く、夜中に雨が降った。「現場まで行って 
   駄目なら渡渉訓練をしよう」と出発。沢は少し増水していたが濁ってはいなかった。雨は降っ
   ていなかった。止める理由が見つからず入渓する事にする。堰堤工事道と見られる沢沿いの
   道を行く。堰堤を幾つか越え、左岸右岸の工事道を交互に行く。7つほど堰堤を越えて入渓。
   ゴーロを延々と行くが、水量が多く平坦なゴーロではなく、小岩を乗り越えていく。苔むした
   渓谷は美しく夏ならではの楽しみがある。淵では岩魚が走る。単調なゴーロながらそれなりに
   楽しい。
    突然3段30m程の滝が立ちふさがる。下部6mは無難に左岸を小さく巻き、二段目は緩い
   流れのリスを頼りに登る。久し振りの登攀にトップはウキウキと登っていく。ロープを出して
   後続は続いた。最後の段は左壁のデコボコを利用して登った。ここはプルージックで登った。
   見た目より簡単に登れた。
    直ぐに大2の25 m大滝の登場。上部に左岸から小沢落ち、Yの字方に滝が落ちている。 
   トップは待ってましたとばかりスルスルと簡単に左壁を登って行った。以外に手がかりは確り
   していたが高度感はあった。ここは確実に確保で登った。
    この先に直登不能の大滝30mがあった。霧のように白い水しぶきが舞っていた。神々しささ
   え感じた。見るには素晴らしい滝だった。右岸を巻く何となく踏み後があった。
    後は沢を詰め稜線に乗るだけだが、我々はウッカリ何時もの癖で水量の多い方に進んだ。
   結果として鞍部より60 も標高の高い場所に出た。結構この余分な藪漕ぎはきつかった。尾根
   の登山道に出ると目の前に烏帽子岳が綺麗な稜線の先にそびえていた。キスゲが咲きトンボ
   舞う稜線だった。
    大岳から粘土質の滑りやすい登山道を保久礼小屋まで下山した。 
    「今日は中止」と思っていたら拾い物の山行だった。行動中は最後まで雨は降らなかった。
   大滝3つしかない遡行だったが、日帰りで遊ぶには丁度良い。初心者のレベルアップの練習に良
   いかも知れない。機会があったらまた訪ねたい。
    沢にもそれぞれ個性がある、みんな同じ必要は無い。登攀を目的にすると物足りないかもしれ
   ないが、この沢はこの沢ならではの良さがある。守門山塊にはまだまだ遊べる沢がある。これか
   らも楽しみである。    
堰堤を越えて入渓谷30m一段目二段目

三段目25mY字滝30m大滝

修行中烏帽子岳と会津の山々保久礼小屋到着