平成21年7月12日(日)曇り 参加者13名
二週続けての五頭の沢遡行である。大荒川の支沢のハナノキ沢である。本流(ム沢)の
小ヤゲンの手前から右に入り五頭山から松平山の縦走路途中の大日清水に登りつく。
遡行は本流(ム沢)に匹敵する長さがあるが、下山ルートはこちらの方が断然に長い。
6時出発。当日は梅雨の谷間で奇跡的に雨が止んだ。雨こそ降らなかったが水量は
多かった。西小倉出合に行くまでに普段は普通に登る滝が登れず巻いた。普通腰まで
の水量の淵では胸までの水量があり体が浮いた。こんな事は初めてである。その後も
直登する所も巻くはめになった。とにかく水量が多い。滝坪も深く滝口まで行けない。
普段巻かない巻きルートは滑り易く悪い場所が多かった。先週の淀ガ沢の巻きになれて
いるメンバーは文句も言わずに進んで行く。苔むした岩尾根をロープを出して登り、
滝3つをトラバースで巻き懸垂下降した。滑り易く油断ならない場所だった。入り三階ノ
滝はものすごい勢いで水流が吹き出していた。ここの巻きの下部は以前は泥壁だったが、
今回はすっかり草付きになっていた。それでも13人も同じ場所を歩くと最後はすべり
やすく大変である。滝2つを巻きスグノ沢を過ぎると小ヤゲンの手前のハナノキ沢である。
出合には4mのCSが有る。ここを枝つかみで乗り越えると直ぐに8mの滝が行く手を
さいぎる。左岸をロープを出して登り懸垂下降した。滑り易く悪かった。待っている間
に5人ほどが反対岸を巻きに入ったがそちらも苦労していた。ここが第一の難関である。
順調に滝をこなして行くと第二の難所40m大滝の出現である。見上げる限りなめ滝
が続き大迫力である。途中までは登れるがその上から右岸の藪へと巻く。この巻きが
結構大変だった。リーダ陣は補助ロープの設置に大奮闘していた。ここが結構時間が
がかった。それ以降は特別に危険な所は無い。それぞれの力量で登っていく。滑って
ずぶ濡れになったり、押したり、引いたりといそがしい。
右に折れ曲がった8m程の黒い滝を越えると終わりは近い。なめの連続がつづき
面白い場所もある。でもここは簡単に脇藪も歩ける。幾つか沢を分け、水が冷たく
なってくると最後の二俣を右に進むと大日清水に出る。ここから登山道が稜線へ続い
ている。3時。ここで遅いお昼にした。遡行時間8時間。最後の藪漕ぎが無いが、途中の
巻きは最後の藪漕ぎに匹敵した。
小雨の中、五頭山経由の赤坂山から下山した。下山完了6時半。下山に2時間20分
かかった。長く、やりがいのある遡行だった。五頭の沢、まだまだ油断できない。
※ 遡行図は「五頭山塊の沢」に収録済み。ICI石井スポーツ新潟店にて販売中。