平成20年9月7日(日)曇り 参加者12名
天気だけが心配だった。前日は雨、当日の天気予報もかんばしくなかった。
夜半新潟県は雨が降った。車で現地に入ると意外と天気がいい。「やれる」とのリーダー判断で入
渓した。
先ず東黒沢の堰堤を越える。すぐにナメ床に出る。ナメの多い沢で面白い。
大きな釜もあり明るい沢だ。白毛門沢出合まで結構楽しめた。出合は大きな釜を抱えたナメになっ
ていた。そこからナメが続く。難しい所は無く。快適に遡行していく。
楽しんで遡行していると大滝に出る。一段目はロープを出して登ったが上部は巻きに入った。
結構滑りやすい急藪で慎重に行動した。
今回のメンバーは12名。藪漕ぎには多い人数である。今回の一番苦労した場所になった。
沢に復帰したが、ナメ滝が続き結局大岩まで草付きのはしまで行くことになった。
この大岩沢の真ん中に鎮座している。面白いところだ。このナメ滝の上部は滑ればまっさかさまに
何百mも滑り落ちる場所だ。油断は禁物である。
「これで核心部は終わった」と安心していたが、ここから山頂までが長く感じた。
ぐんぐんと高度を上げ小滝とナメがつつき上部にはジジ岩が見えてくる。水流が細くなってくると
スラブ帯になる。階段上の岩が延々とつつく。手がかり足がかりはあるので不安は無いが、高度感
があり緊張させられる。少しのミスも許されない場所がつづく。これは山頂までつついた。
簡単でも無い沢だった。緊張感と開放感が心地いい沢登りだった。
山頂は今にも降り出しそうな雲行きだった。そこへ団体のツアー登山者が狭い山頂にあふれかえ
った。幸い振り出した小雨にすぐに下山していった。雨はすぐ止み、我々が山頂を独占できた。
眺めのいい場所なのだが、生憎のガスで展望は望めなかった。下山するにつれ晴れ間も見え一の倉
沢の下部だけが見えた。展望の良い場所と分かっているだけに残念であったが、我々は雨にも当た
らず白毛門沢遡行を無事完了した事だけで満足だった。
尾根は急で長く感じた。一歩一歩気をつけながら下った。帰りは温泉で汗を流して帰新した。
十分に満足の行く山行だった。天候の不安定な谷川岳で今回遡行できた事は奇跡的にも思えた。