平成20年7月27日(日)晴れ
☆下の沢川遡行 参加者5名
☆上の沢川遡行 参加者3名 合計8名
<下の沢川遡行報告>
今回の会山行の五頭山塊での遡行は上の沢隊との同時行動で行われた。阿賀野川沿いの
リバーサイドで集結しそれぞれの遡行へ向った。下の沢は特別に難しい所は無いが、距離が
長く遡行時間は5時間掛かる。それだけに上手にペース配分を行わないとバテテしまう。下山路
は宝珠山から入渓地点へと登山道があり、便は良い。
最初は藪ぽい沢をゆくが、堰堤を二つこえ茅場を抜けてから水流に到着した。やはり、しばらくは
藪と蜘蛛の巣との格闘である。さらに先へと進むと小滝が現れ、楽しませてくれる。釜では魚が何匹
も走り去る。魚影の濃い沢だ。手ごろな小滝を次々と越えていく。ゆっくりと遊んで行きたい所だが、
先は長い、あえて急ぐ。突然大きな滝に行く手をさいぎられた。二段8m8mだ。下部の8mは滝脇の
岩の割れめから登れるが、今回は上部の草付きが滑り易く、後続は最初から枝への巻きへと進んだ。
時間的には変わらなかったようだ。より安全な方がベストである。
しばらく小滝を行く。手がかりが無くショルダーで登った場所もあった。次の難関は3段20m、普段は
水の中に足場がありシャワークライミングで登る場所である。所が今回は大変水量が多く、水の中に
入るのは無理。色々と試していたら、Iさんが巻きに入り中間地点までルートを確保した。シュリンゲ
を何とか足して足して登った。後は慎重に滝上に出た。中々面倒な場所だった。
もう一箇所大巻きする場所があった。途中大きな岩が落石する場面もあり、肝を縮めた。沢はそのつど
に条件が違う。いつも同じに登れるとは限らない。また、メンバーによっても変化する。どんな場合でも
最善な方法を考え対処していかねばならない。巻きでも安易に入るのではなく良く観察してから入る
べきである。人数が多ければ多いほど危険度は増す。的確な「お助け縄」の利用も考えなければいけない。
「お助け縄」を持たない者が最初に上がっても役に立たない。枝への固定も出来るだけ安全度の高い方
を選ぶべきである。短時間に、かつ確実に行動して欲しい。
遡行図上にある上部の3段20mの滝は確認できなかった。ひさしぶりに入る沢では良くあることである。
遡行図を書く場合でも、最初の印象で3つの滝を連滝にしたり、単独3つにしたりと書き方は色々である。
その日の水量でも見かけがかなり違ってくる。実際に後日に行くと滝が崩壊してなくなっている場合もある。
極端な話としては土砂崩れで斜面一面が崩れている事もある。沢は今でも変化し生きている。
最後の6mを巻いて藪へと入った。藪漕ぎ15分で大蛇山への登山道に出た。この位の藪漕ぎだと苦
にならない。尾根上はやはり暑かった。上の沢隊とも携帯で連絡が取れ「藪漕ぎ中」との事。今日も
無事遡行終了できそうだ。
我々はかなり急いで遡行したつもりだが5時間かかった。水量が多く予想外の巻きにてこずった。ただ
沢経験の少ない者もおり、確保には時間が掛かっても確実な方法を取った。皆、良い経験になったと思う。