平成20年1月27日(日)小雪 参加者35名
一般の登山者にはまだ馴染みの無い山である。下田の「よってげ亭」の岩ヶ崎から登
る。偵察時には37Mピークのテレビ塔を経由して山頂まで登山道がある事が確認されてい
た。今回は雪山と言う事で、尾根端からの藪経由でテレビ塔に登るグループと沢を挟んで
南側の藪尾根コースの二グループに分けての周回コースとした。
去年と同じ時期の新人訓練は白根山だった。そこから望まれた蕗山が綺麗な三角の山に
見え、印象深かった。今回はこの山を選んだ。前日に白根山の隣りの烏帽子山に登ったグ
ループ9名が「よってげ亭」に宿泊して合流した。
道路は除雪した雪に覆われ、駐車スペースが無い為「よってげ亭」の管理人さんのご好
意で「よってげ亭」の駐車場に留めさせて頂いた。この時期の会山行は降雪によって車の
移動と駐車場所の確保に何時も頭を悩ませる。
16名と18名の二グループに分けての出発。テレビ塔コースは最初は藪だがテレビ塔か
らは道があるが、岩場と細尾根が存在する。南尾根コースは藪とルート判断が要求される。
標高は低いが新人訓練にはちょうど良い山だ。新潟から近いのも良い。
テレビ塔コースは田圃から用水路をまたぎ、杉林を横切って尾根端から取りつく。最初
から急登だ。積雪はワカンを履いて踝の上くらい。藪はさほど気にならない。順調にラッ
セル交代で登っていく。単調な作業が続いて行く。雑木林は若い樹が多い。メンバーの一
人が頭上のキノコ(凍茸?)を見つける。早速収穫。今日は行程に余裕がある。こうした
山の幸に感謝するのも山の楽しみの一つでもある。メンバーはリーダーに遠慮しつつ
一生懸命にせいを出していた。
テレビ塔で一服。ここは晴れていれば見晴らしの良い場所である。尾根は細くなって岩
場へと登っていく。問題の岩場は思っていた以上に雪が安定し夏道通りに進めた。幸い固
定ロープも使え、持参したザイルは用事無かった。心配していただけに、ここで一安心で
ある。あとはダラダラと進み最後の急登りで山頂であった。
この山頂も眺めの良い場所であるが、残念ながら今回は眺望は望めなかった。大天蓋と
ジャンボテントのフライを工夫して35名が憩える場所を用意した。南尾根隊も到着し賑や
かな昼餉となった。
下山はお互い登って来たコースを入れ替える。南尾根コースはトレースがついているの
でルートには問題が無いが、藪が細かい。スノーシュウでの参加のメンバーが「思うように
歩けず、苦労した」と言って居たがうなずける。もう少し積雪があれば良いのだが、細か
い藪がワカンとストックにからみ歩き難いことこの上ない。ここを登ってきたグループ
はさぞかし大変だったと思う。
ナンダカンダ言いながらも下山は早かった。今日の天候は目まぐるしく変ったが冬山と
しては穏やかな天候だったと思う。
冬山で35名と言う大人数にビックリであったが、サブリーダー達の適切な配慮のおかげ
で無事終了した。周回する事でこの蕗山を身近な山と感じられたと思う。また、季節を変
えて訪ねてもらいたい。別の顔の蕗山が味わえるはずである。