当初、冬山合宿・杁差岳隊の支援隊として計画されていたが、杁差岳隊が中退したため単
独隊として行動した。悪天候のため西俣ノ峰の次のピークの荷上地点まで前進した。
平成20年1月1日(火)〜3日(木) 参加者 9名
長者原〜西俣ノ峰〜デポ地点(往復)
杁差岳隊から・2日〜3日 参加者1名
出向かい・3日 参加者3名
☆1月1日(火)
30日出発の本隊は「悪条件の為大石ダムへ引き返し、本日下山する」との事。
当支援隊は単独隊として当初の計画通りでの実施とする。
8時20分出発。新雪は60〜70pカンジキをつけて膝下であった。杉林を過ぎる。皆ザックは
大きくて重い。初っ端の取付から空身ラッセルだ。新雪でズブズブ埋まる。最初の岩場は慎重
に慎重に登る。次いで稜線前の急登。ここがまた滑りやすい。何とかこなして稜線のカーブへ
出るまでに2時間近くかかった。
稜線に出ると途端に風が強くなるが予想よりも弱い。視界も悪くない。十文字池の雪庇
も見える。あちこちの稜線も見える。少々安心した。ここからはただひたすら足を動かす
だけ。交代ラッセルが続く。標高も低くまだほんの序の口なのだが、徐々に徐々に雪が深
くなり、風も時折強く吹く。冬山の雰囲気が出てきた。嬉しい。
十文字池直下の急登は辛かった。疲れもあるのだろうが、上の斜面が垂直の壁のように
思えた。ここは夏道は左から巻いているが、今回は右の尾根筋を巻く。地形の分かりにく
い所である。
風が雪を舞い上げ中々のロケーション。ルート旗の出番である。思うように速度も上が
らない。西俣ノ峰の雪庇も見えているが沈み込んで中々進まない。場所によっては空身
ラッセルだ。いよいよ西俣ノ峰への急登、という所でLから「本日はここで幕営。」とい
う指示が出た。標高800M地点。到着時間は15時30分。ここが最後の幕営適地。あとは
上がるまでない。早速幕営作業に入る。一連の作業を終えテントでくつろいだのは17時30
分であった。
今後の行動予定についてLから指示された。「明日は西俣ノ峰デポ地まで進出しそこで
幕営。その先のデポ用品は男性軍で回収。下山は3日。」である。
☆1月2日(水)
5時20分起床。夜半の風は結構強かった。撤収作業中は苦にならず助かった。 8時
20分行動開始。標高差300mのラッセルもたっぷりの休養で比較的楽であった。西俣ノ
峰直下で他会のメンバーが追いついてきた。後続者も結構いるらしいがバラバラであった。
西俣ノ峰9時50分着。休憩の後出発。10時15分荷上地点到着。早速幕営、梱包品掘り出
しを行なう。荷上げからわずか一ヶ月半。様相がまるで異なるのが何やら不思議な感じで
ある。やはり標高が高い分風は800M地点より強い。
男性4人で更に先のデポ品回収に向かう。一斗缶5缶である。こちらも完全に埋まってい
た。でき始めた雪庇が既に割れていた。他会の人達は三匹穴で幕営との事。中々厳しいロ
ケーションになってきた。
12時過ぎ全員ジャンボテントに入り昼食。13時15分、本隊メンバーLが上がってきた。
これは嬉しかった。早速合流し本隊ルートの状況等を聞かせてもらった。我々の上がって
きたルートより格段に厳しいルートである。更に林道歩き…。
☆1月3日(木)
5時起床。ゆっくり朝食をとる。撤収作業、そして本隊、支援隊の荷上品格納等全てを
終えて、9時20分下山開始。風も治まりつつあり、時おり青空が出たり日も射したりす
る。回復傾向である。赤いルート旗が何ともいい。荒れれば荒れるほど頼もしく感じる。
あれだけ難儀なラッセルだったのに、十文字池までは45分で着いた。下るのが勿体なくて
ゆっくりと休憩をとる。
十文字池10時20分出発。いよいよ最後の急下降。岩場二つを慎重に慎重に下り、杉林着
11時20分。出迎えの3氏それぞれと握手。この瞬間がまたたまらない。出迎え隊には鴨汁
まで準備していただいた。うまかった!!そして奥川入荘にて入浴と食事。安堵感と充足感
に包まれた。
各地で悪天候に見舞われ、遭難の知らせが相次ぐ中で、冬山合宿が無事修了した事に感
謝したい。
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| 荷回収して幕営地へ | 幕営地にて |