当初の計画では大石ダム〜杁差岳〜頼母木山〜西俣ノ峰〜長者原の縦走予定だったが、
予想以上の降雪と悪天候のため中退となった。
平成19年12月30日(日)〜1月2日(水) 参加者7名
大石ダム〜カモス峰〜千本峰〜1300地点(往復)
支援隊・29日〜30日 参加者5名
支援隊・30日 参加者13名
出向かい隊・1日 参加者4名
☆12月30日(日)
天気予報では年末年始大荒れの予報で不安な気持ちが残る出発となった。大石ダムでは
前日カモス峰まで行って来た支援隊から「林道は積雪が無く道崩落地点まで車が入る」と報告を受けた。
大勢の見送りを受け、少し恥ずかしいような出発であった。 夏道のトラバースする所も少し雪が残っ
ている程度で、まったく問題なく通過すると、ブナ林では支援隊が付けてくれたルート旗が目につく。
2号橋附近から雨が雪に変わってきたが上部はガスで何も見えなかった。
カモス峰のデポ地に到着すると風雪が強くなり、風を避けるのに左側一段下がった所に幕営とした。
早めにシュラフに入ったのは良かったのだが、もう少し上部の楓ノ峰、千本峰辺りまで行けば良
かったのかと色々と考える。テントの外では小雪がしんしんと降り続き遠くでは雷も鳴っている。明日
の天気を心配しながら就寝した。
☆12月31日(月)
出発時は飯豊にとっては当然の風。瘠尾根のため雪庇が張り出している。途中は空荷ラッセル、
瘠尾根通過、ラッセルとかなりの時間を要し千本峰に10時30分頃到着。
急登はピッケルを出し耐風姿勢と風が通過後の歩行と変わる。上部に行くに従い猛烈な風は予想
される。前杁差岳手前からは猛烈な風、ピッケルを使い急斜面を登り一休み。このまま前杁差岳を
通過すれば小屋まで行くしかない。雪洞をつくるには雪は少ない。といろいろと頭に浮かぶ。
リーダーからこの先の烈風とザイルを使用したりすると時間的に無理と判断、下山することが
伝えられ全員了承。今日の泊り場を千本峰に予定したが、強風と適地がないため15時を目途に
泊り場を探しながら下る。尾根上は強風であり雪庇を崩し泊り場を作る。ようやく2張り張れる
ギリギリのスペースが完成。テントに風はあたらないが尾根陰で風が弱まり吹き溜まり状で、
雪がテントの周りにドンドンと溜まる。それでも風が防げるため一安心。
大石ダムに下山することを決定し、新潟の通信本部に連絡する。夜中もだいぶ吹雪いたらしく、
テントの四方から雪が押し寄せてきた。 シュラフに入り昨夜考えていた事など思い浮かべて見たが、
撤退が現実になるとは、やはり冬山は厳しいと実感した。
☆1月1日(火)
4時 起床 5時30分無線交信、応答なし。出発時にわかぶな高原、カモス峰、大境山、枯松と展望
できるようになった。天候は回復傾向かと思ったが小雪がちらつく。時々視界も悪く風。上部はまったく
見る事ができず荒れていることに予想がつく。下山決行は正解であった。瘠尾根、雪庇に注意しながら
慎重に下る。カモス峰まで1時間30分前後で到着。 カモスのテン場で休み下山にかかる。下りもラッセル
である。支援A隊の設置したルート旗も埋まるほどになっている。初日とは深雪の別世界である。
下るに従い天候も良くなってきた。2号橋で休み最後の登りを全員で空荷のラッセル。尾根からは
木の根っ子に注意しながら1号橋へ。林道も初日とは別世界である。長いラッセルの始まりである。
初日に送ってもらった付近でピーと呼子の音がする。なんと前方に仲間の姿が見える。助かった。
この長い林道を仲間4人が3時間以上もラッセルして迎えに来てくれた。ビール、コーヒー、りんご、
つまみをご馳走になり疲れも取れる。新年早々、私達のために3時間以上も歩き、道をつけてくれた
ことに感激し、素晴しい仲間がいることに改めて感謝した。
残念ながら当初の目的を果す事が出来なかったが、大勢の協力と支援を受け、ランタン会の協調性
に感謝し、とても意義ある冬山合宿であったと思う。まだまだ学ぶべき事が多い冬山こそ、素晴らしいと思う。
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