平成19年8月26日(日)晴れ 参加者14名
沢登りの計画は少数精鋭だと立てやすいが、多人数になりやす会山行では難しくなる。
ちょっと難しい所のある沢だと時間が掛かりすぎる。それでいて何時も同じ場所ではつまらない。
リーダーの頭の悩ませどころである。今回も色々と考え抜いた末、この沢が選ばれた。
適切な選択だったと思う。
コウクルミ沢は保久礼小屋の南に位置する沢である。。会では隣の母沢、中津川沢を
それぞれ遡行している。全体に難しい所の無い沢であるが途中に二つ大きな滝があり、
普通は巻きを必要としている。
人数が多いためA・B二班に分けての行動である。早く入りすぎると支流のセイガイ沢に
入る恐れがある。保久礼小屋から少し登山道を下がってから堰堤から入渓。すぐにセイガイ沢
出合となり分かりやすい。2m、3mの滝がほとんどである。リズムをつけて進んで行く。
足が馴れた頃に見上げるほどの大滝に出くわす。15mはあるだろう。「右岸から巻きだな」
と考えながら休憩方々滝を観察した。アアダコウダと眺めていたら左の棚つたいに登れそうである。
トップは空身でザイルを引きなが慎重に登っていく。結局ハーケン一枚の確保で完登した。
待っている間にA班は巻きに入った。全員がここを確保で登るのは時間的にも無理である。
B班がこの滝を登り終えるのに1時間半ほどかかった。この滝を登れて良かったとおもう。
今回の遡行の最大の成果になった。B班だけ登らしてもらったが、何も言わず許可してくれた
リーダーとA班に感謝したい。
B班はA班追いつこうと先を急ぐが中々先へ進まない、日中の暑さでペースが上がらない。
そこに次の大滝の出現。これも見事な滝だ。「A隊はあそこを巻いたな」とメンバー1人は巻いていったが、
結構てこずっていた。次が続こうとしたが踏み址はズルズル状態で手がかり足がかりも無い。
「ここを後6人が歩くのは無理」と判断して別ルートへと巻きに入る。「あっちは駄目、こっちも駄目」
と気が付いたら3番手の女性が先頭で巻きに入っていた。アアダコウダと言いながらも難しい巻きを
乗り越えていった。中々微妙な巻きだった。ここでかなり体力を消耗した。後で聞くとA班はこの巻きで
ロープを出したという。こういった所が人数が多いと大変である。
ここから先も2m、3mの小滝に始終する。最後は二俣を右に行くのだが、この二俣が中々現れない。
やっと二俣だと思ったら、この先も長く感じた。小枝が絡み歩きにくく、暑い中体力が消耗していくのが
分かる。あえぐようにして天狗清水の広場に出た。待ちつかれたA班が暖かく握手で迎えてくれた。
広場には大石が陣取っており、それを囲むように陣取った。ビールで乾杯し成し遂げた成果に満足し、
たわいない馬鹿話に盛り上がった。
帰路はまた大汗をかいて登山道で保久礼小屋まで下山した。
SLのある守門温泉で汗を流して解散とした。