平成19年3月4日(日)曇りのち晴れ 参加者22名
出発8:00〜稜線上8:35〜385M三角点9:30〜設営地10:30〜山頂11:35
〜設営地12:10―発13:35〜385M三角点14:15―発14:40〜駐車場15:30
蒲萄山塊は以前、会で良く通い調査した事があり、縦走もしたことがある。残念ながら
蒲萄山塊では新保岳以外では余り登山対象の山になっていない。この山の名前を知っ
ている人はかなり少ないと思う。こうゆう山こそ会で登りたい。
当日の雪の状態だけが心配だった。隣の蒲萄スキー場は毎日5センチずつ積雪量が減っていく。
下部は藪漕ぎ覚悟で当日に臨んだ。蒲萄峠手前の国道7号線のチェーン脱着所に車を留める。
ここから徒歩で米ヶ沢沿いに進む。日陰には雪が残っていたが偵察時よりかなり積雪は少ない。
予定どおり偵察した藪尾根から登る。
稜線に出て一休み。マンサクの花が満開だ、眼下に国道も見え、行き交う車がおもちゃのようである。
稜線も結構急登で、藪をつかみながらの登りがしばらく続く。三角点のある385M地点からはワカンを
着けた。出発時には「ワカンもいらないかも?」と一瞬思ったが持ってきて正解だった。下界の感覚で
山を考えてはいけない。ここからはなだらか尾根が続く。ブナの大木に熊の爪跡が多数見られた。
こんなに多く見られる山も珍しい。途中植林した若い杉林を抜けたがこれが以外に厄介で歩きにくい。
356Mを過ぎた平らで広いブナ林を設営場所にした。ここからは最低の荷物で行動した。
気持ちの良いブナ林を登っていく。右手の山は良く見えるのだが山頂が良く分からない。セッセセッセと
登って行くとこちら側に雪庇が張り出している。これを乗り越えたら山頂だった。この山の山頂は横に
長く全然山頂らしくない。山の合間から日本海が少し覗けた。「あっちが蒲萄山、こっちが新保岳、
その中間点」とゆう感じである。隣の藪ピークの方がよっぽど山頂らしく、なんとなく気が抜けたが
山頂は山頂である。゜これ以上登らなくていい」と思うとこの山頂に十分に満足した。
静かなブナ林を思い思いの足跡で下っていった。実に気持ちが良い。心と体が総て開放されていく気がする。
途中で会の長老的メンバーと合流し聴診器でブナの水脈の音を代わる代わる聞いてみた。
私が聞いたところ「ザー」か「ゴー」とゆう低いノイズみたいな音が聞こえた。中々面白い試みだった。
今はまだ休眠中のブナの木だが、芽吹きの頃にまた聞くと面白いかも知れない。こんな事を思いつく
発想の若さにも感心した。
設営地ではホワイトシチュウをご馳走になり、まずは乾杯と賑やかな一時を楽しんだ。
ここからの眺めも素晴らしい。「あの平たく黒い山々が鰈山、あの将棋の駒のような形の山が駒形山」と
長老から眺望説明が行われた。何時も思うのだが、咄嗟にこれだけの山の名前を指し示せる物ではない。
まさに生き字引、いつ聞いても名調子である。
下山途中の三角点のある385M地点で休息した。冗談で積雪を掘り返し三角点を探した。
結局三角点は見つからなかったが、こういったお遊びも面白く、三角点に対する興味が深まったような気がした。
下山は早い。沢沿いにフキノトウを取りながら車に戻った。今日みたいな里山は、ゆったりとした気持ちで
山が楽しめる。誰も知らない山を我々だけが遊んできた。何か得をしたような一日だった。
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| あそこに見えるのが・・・ | 設営地からの展望 | 三角点はどこ? |