岩登り講習会

             平成18年4月16日(日) 小雨のち曇り 参加者 18名

    当会では毎年この時期に「カツタン岩」で岩登り講習会を実施している。角田山の灯台
   尾根から桜尾根方向に見える二つの岩峰が「カッタン岩」と呼んでいる場所である。今回
   は富山在住の山岳プロガイドの多賀谷治氏に講師をお願いした。多賀谷氏は文部科学省登
   山研修所講師もされ、当会では何度か講師としてお招きしている。
    多賀谷講師には前夜に新潟入りし、友好会所有の山小屋に一泊していただいて会のメン
   バーとの友好を深めた。

    当日の天気だけが心配だった。天気予報どおり雨が当たっている。天気の回復を期待し
   て角田浜駐車場の東屋でとりあえず講習会を始めた。全体の説明は当会のリーダーが進行
   しポイントポイントで多賀谷氏に補足していただいた。当会には長年培ってきたやり方が
   あり、その指導内容に誤りが無いかどうか点検してもらうのも今回の大きな目的でもあ
   る。多賀谷講師の説明は実践にもとづいた生きた技術が多く、関心させられる。午前中は
   東屋の階段脇の斜面を利用して懸垂下降の実地練習までした。実際、風が強く寒かった。
    午後からはまだ雨の心配もあったが、「雨が降ってきたら、そこで諦めよう」という事
   で「カッタン岩」へと思い切って移動した。幸い雨には当たらなかった。移動途中イチリ
   ンソウ・ヒトリシズカ・イカリソウそしてユキワリソウガ咲き乱れてい。下部の岩峰に
   ロープを3本、懸垂下降用に短いのを1本セットした。「カッタン岩」の支点リングは劣
   化した物も有りロープセットには神経を使った。懸垂下降の練習をしてからトップロープ
   での登攀練習をした。風が強く寒かったが、やはり岩場での実地練習が一番である。岩に
   ロープが絡んだり、岩場の上と下で意思疎通が悪かったりと旨く行かない部分もあった
   が、それも練習である。リーダーがいちいち指図しなくてもセッティングができるように
   なってきている。女性陣が盛んに登攀に励んでいる姿も心強い。これも毎年行ってきた成
   果だろう。
    最後に多賀谷講師からザックとシャツでの負傷者の搬送の仕方を教わった。この外にも
   多賀谷講師には実際に山で自分がやっているアイデアを幾つか披露していただいた。これ
   らは是非、会の財産としてこれからも活用していきたい。

多賀谷治 講師東屋にて登攀中の多賀谷講師
負傷者の搬出法角田浜駐車場にて