魚野川 荒沢遡行

            平成17年8月28日 曇り 参加者 5名

      入渓 7:15〜25m三段滝8:00ー9:25〜50m三段大滝9:56
            〜50m三段大滝10:40〜二股12:10〜尾根上15:55
                 〜山頂16:10−16:45〜下山完了18:15

    湯沢町の沢である。距離は短いがスケールの大きな滝もあり、明るく、濃度の濃い遡行
   が楽しめる。
    当日は前夜に降雨があり少し水量が多いようだ。水流も少し濁って見えるが遡行には問
   題なさそうである。
    橋の脇から入渓する。ゴーロを行くとすぐに3mナメ滝となる。ナメと滝を幾つかこな
   して行くと大きな滝に行き詰る。25m三段滝だ。水量が多く取り付きが面倒そうである。
   無理はせずリーダーが左沢から登り、尾根を乗り越して25m三段滝の上部からロープを出
   してくれた。ここだけで一時間以上かった。リータ゜ーの「自分は登らなくても、他のメ
   ンバーには登ってもらおう」という配慮である。ロープがあると安心である。ありがたく
   登らせてもらった。ただ、ここを初見でフリーで登るにはかなりの覚悟が必要と思われ
   る。
    遡行を続けると、空が大きく開け、幅の広い壁にぶつかる。50m三段大滝である。下流
   の流れからは考えられないスケールの大きな滝だ。左のヒドから巻く。次に現れたのは60
   m多段滝である。見上げる限りスラブが続いている。左のヒドから大きく尾根へと巻く。
   尾根には踏み跡があった。沢に復帰してしばらく行く。
    遡行の終盤も近い。沢は二股に分かれる。両方に滝がかかっている。本流は左だ。右沢
   に入ってから尾根を乗り越して沢への復帰を試みたが、また滝がありそのまま尾根を巻く
   ことにした。
    今から考えれば、ここが重要な判断の場所だった。尾根から見た判断で登攀は無理と尾
   根を進んだが、ヒドにトラバースをさいぎられ沢床に復帰するタイミングを失っしてし
   まった。沢床に復帰したいのだが、結果として尾根へ尾根へと追いやられてしまった。こ
   こまで上がると「稜線まで登るし道は無い」として、すばらしい急登の藪漕を十分に堪能
   してしまった。
   だまし、だましの3時間以上の藪漕ぎと格闘し、三角点のある荒沢山山頂に無事到着し
   た。
    思った以上に遣り甲斐のある山行となった。荒沢は幾つかの大滝があり明るく綺麗な沢
   だったが、今回は最後の藪漕が特に印象深くなってしまった。これも沢登りの醍醐味か?
    狭い山頂で乾杯をして、藪に覆われた踏み跡の尾根を転がるように下山した。下山完了
   時にはあたりは薄暗くなっていた。

最初の滝水飛沫を浴びて・・・
25mx三段滝50m三段大滝全貌大滝を背にして
目前の大滝60m多段滝荒沢山山頂にて