大荒川 エノクラ沢遡行

                平成17年7月3日 晴れ  参加者 5名

       魚止め駐車場8:00〜登山道9:40〜エノクラ沢出合9:45〜遡行
           〜尾根登山道12:20

    五頭キャンプ場の先の「魚止め駐車場」の沢が大荒川であり、山葵山や松平山への登山
   道分岐を沢に沿って進んだ最初の左沢が「エノクラ沢」です。
    「ニノ倉沢」とも一部で呼ばれていますが、当会では「エノクラ沢」と呼んでいます。
    以前、「五頭山塊の沢」の編集のため五頭山塊の沢名を全部調べなおした事がありまし
   た。藤島玄氏著の「越後の山旅」の五頭山塊の概念図がニノ倉沢と記載されており、この
   名前が一部で流通しているようです。ただ本文中にはエノ倉沢と記載されています。「越
   後の山旅」の五頭山塊の概念図はピエロの会の三富一弥氏、佐藤俊彦氏の調査資料を元に
   作成されたようです。両氏の資料でもエノ倉沢と報告されています。
    以上の事から当会では「ニノ倉沢」は「エノ倉沢」の誤植と考えています。

    当日は梅雨の谷間に上手く挟まり心配した雨の心配は無かった。思ったより参加者が少
   なかったので、この時とばかりに大荒川の「魚止めの滝」の上流の調査も実施する事にし
   た。実は、普段は登山道を行くので「魚止めの滝」から「エノクラ沢」の出合までの遡行
   記録が無いのである。
    橋を渡らず遡行に入る。まず5mを巻くが、直ぐに4mが現れ一緒に巻く。梅雨時で大荒
   川本流の水量が多く流れも強い。細いゴルジュでは足が流れに負けて流されそうになる。
   さすがに大荒川本流で、場所によっては腰以上の水深があり釜も良く発達していた。2、3
   の滝を超え大釜を一っ巻き、釜付きの3mを巻きに入ったらさらに先に、くの字に曲がっ
   た8mの滝が現れゴウゴウと泡だった水流を吐き出していた。巻いたら登山道に出てし
   まった。「ワサビ沢」の直ぐ手前だった。今回はここで諦め、素直に登山道から「エノク
   ラ沢」の出合へ進んだ。残りの調査は次回に実施したい。

    「エノクラ沢」遡行は会では3回目である。以前遡行したのは8年前と2年前である。
   8年前に作成した遡行図とはかなり印象が変わっていた。2、3mの滝が変化するのは当然
   であるが。印象深かった滝がことごとく変わっていた。以前はてこずった滝が流木などで
   簡単に登れ、樹木利用で簡単にのばれた所が難しくなっていた。ナメ床なども崩壊してい
   た。気をつけて観察しないと同じ沢とは思えない程、滝の印象が変わっていた。
    「ニ年前に来た時より沢が落ちついて、感じがよくなった」とメンバーは感想を述べて
   いた。これだけ印象が変化すると、8年前に作成した遡行図は完全に書き直す必要を感じ
   た。
    やはり、沢登りは楽しい。途中で食べたスイカはおいしかった。このスカイを提供して
   くれたメンバーは、黙ってスイカの皮を集めてザックにしまっていた。こおゆう、さりげ
   ない行動が嬉しい。できる所から環境に考慮した山登りも考えていきたい。

            
        出発                 最初の滝            大荒川下流
        
        ・・・            白糸の滝           ・・・
          
     ・・・      ・・・              山葵山にて