妙高山

        平成17年1月1日(土)〜3日(月)
         参加者  1日〜3日 11名
              1日〜2日    3名
                 2日  2名
                 3日  6名      計22名

      1日 赤倉駐車場8:15〜 尾根取り付き10:20〜幕営地14:30
      2日 起床4:10〜幕営地出発7:00〜前山7:20〜天狗平9:00
          〜2,250m岩場12:00    〜撤退14:00〜幕営地16:00
      3日 起床4:00〜幕営地発5:40〜天狗平6:25〜妙高山山頂8:40-発9:30
          〜天狗平10:30〜幕営地11:15-発11:50〜出迎え隊合流12:40    

    ランタン会の正月合宿は今まで殆どが飯豊連峰である。以前から妙高冬山合宿妙の計画
   話は出ていたが実現しなかった。今回は気分を変えて妙高になった。
    飯豊と妙高では雪質が違う。飯豊の重い雪と違いサラサラ雪でゴンドラリフト利用の楽
   な山行を夢見ていたが、大きく予想をくつがえしてくれた。妙高山は厳しくもあたたか
   く、我々に試験と感動を用意してくれていた。

    <1月1日>
    去年の暮は雪が少なく正月は小雪登山と思っていた。31日にドカ雪となり、パウダース
   ノーの胸まである新雪ラッセルは「あり地獄」のようだった。ザックを置いての空身ラッ
   セルでも全く高度が上がらず、14人の交代ラッセルでも400m上がるのに約4時間かかっ
   ている。当初の予定よりも下部での幕営となった。サラサラ雪はテント内に雪を持ち込ま
   ずにすむ。用意したご馳走を前に、明日の健闘を祝って乾杯した。

    <1月2日>
    4時起床。さほどの降雪も無く、テントを掘り返さなくても良かった。でも、昨日の前
   山までのルート偵察のトレースは跡形もなく消えていた。
    空身とはいえ昨日のラッセルと全く変わらない。前山山頂のすぐ下が崖になっており足
   場が悪い。女性3人はここで引き返し、テント場の整備にあたってくれた。ここからは地
   図では判断できないやせ尾根が天狗平まで続く。
    天狗平は広々としていた。新雪の量は相変わらず多く、胸までのラッセルが続く。藪も
   ありなかなか高度が上がらない。風が無いだけでも有り難く思わなければならない。高度
   2000mを越えてもこんなにきついラッセルを誰も考えていなかった。楽に山頂を踏めると
   考えていた。昨日と同じく100m登るのに一時間を要する。
    妙高山が目の前に迫ってくる。それにつれ時間も段々と無くなってくる。今日、下山予
   定の3人は11時過ぎに下山していった。我々は14時まで行動する事に決める。2250mの
   岩場で夏道を見失う。偵察、ルート工作に2時間を費やし、登頂の目途をつけ山頂を目の
   前にして撤退する。明日の再度アタックを誓う。
    テントの中で明日の再アタックをメンバーに告げる。今日、昨日の予想以上のラッセル
   で皆疲れている。リーダーから再アタックの条件が示される。…今晩降雪が無い事。ト
   レースが使える事。さして天候が晴れる事。体調の優れない人は残る事。…期待と不安を
   胸に秘めシュラフに潜り込んだ。 

    <1月3日>
    4時起床。5時半出発。アタックメンバーは4名となった。今日の行動時間は10時までと
   する。その時間までに登頂できなければ諦めざるをえない。幸い天候は味方してくれてい
   る。月明かりの中ヘッドランプをつけて出発。赤倉の町の灯りが綺麗だ。トレースは確り
   している。朝の静寂にワカンがキュキュと鳴る。天狗平にはアッという間についた。
    朝日がゆっくりと昇ってくる。遠く山波に富士山を見止めた。八ヶ岳がシルエットのよ
   うに富士山に寄り添っていた。野尻湖が白く朝日を浴びて輝いていた。
    岩場の手前まではラッセルが続いた。昨日のルート工作を生かして岩場へ上がる。夏山
   ルートを確認するが、かなりの急登だった。鎖場は無事捲いたらしい。
    ここから風景が一変する。目の前に真っ白な北アルプスが飛びこんでくる。多少風があ
   る。アイゼン着用で岩場を行くが歩き難い。 やつとたどり着いた妙高山山頂は360度の
   パノラマが広がっていた。日本海に佐渡ヶ島と能登半島、目の前に火打、焼岳、北アルプ
   ス、素晴らしい。時がたつたつのも忘れてしまう。「皆が待っている」名残リ惜しいが山
   頂を後にした。
    テント場では既にテントが撤収され、下山準備が完了していた。
   最終リフト上部では出迎え隊の人達が大鍋に鴨汁、刺身を用意してくれていた。

    大勢の協力のおかげで冬山合宿は無事終了した。山頂に立った、立たないに関係なく、
   支援参加した人達は皆同じ喜びと感動を共に共有した。
    一つの目標のために皆が惜しみなく協力し、喜びを分かち合う。
   これぞ峡彩ランタン会!!               

       
    幕営地設営             前山から天狗平へ     山頂を望む

     光善寺池付近          岳樺帯へ            日出直前の富士山

    モルゲンロート        岩場を登る           山頂にて

     山頂の展望         山頂の展望           出迎え隊と