飯豊 大境山

          平成16年12月19日(日)   参加者15名

    この時期、会では冬山合宿に向けて毎年「ラッセル訓練」と銘打って山行を行ってい
   る。ここ数年は八海山で行ってきた。今年も八海山の予定だったが中越地震を考慮して
   「飯豊山塊 大境山」とした。大境山は以前、会でよくラッセル訓練に使った山で、この
   時期でも例年積雪がある。新潟からも比較的近く、飯豊山塊にも属し日帰り冬山ラッセル
   訓練には最適な山だ。ラッセルに時間を要するのでルート判断に時間が掛かりすぎると時
   間切れで山頂が踏めない事が多く。会山行ではいつも目前で登頂を諦めていた。

    国道113号線で山形県境を越え玉川沿いに中田山崎へと車を進める。進むにつれ新潟市
   内では考えられない程の積雪があるはずなのに、今年は全然雪が無い。登山口の酒屋さん
   の前には山形ナンバーの車が一台留めてあった。大境山の稜線を見ると黒々として雪が無
   い。
    ひさしぶりに来た登山には立派な標識が立っていたが、沢沿いの登山道は一部崩れてい
   た。やせ尾根の始まる前の広い所はいつもは雪に覆われているが、今回はここでワカンを
   着ける必要も無かった。夏道が出ておりルート判断も必要とせず素直に尾根にのる。雪な
   らぬ落ち葉を踏みしめて登る。
    細い道を歩くと県境線の尾根と出会う。冬山では一番ルート判断を必要とする場所だ
   が、藪山の今回は素通りである。夏道は尾根に乗る事無く沢へ向かう。ここで下山する単
   独行者に会う。小国山岳会の井上那彦氏だった。お礼方々挨拶して分かれた。夏道は左、
   左と沢へ向かっていく。沢を一飛びして尾根に出る。875mから派生する尾根にのる。こ
   の875m地点はひどい藪で雪が無いと歩く気が起きない程だ。後はピークを3っ越えると大
   境の山頂だった。
    風もなく寒さを感じない山頂だった。目の前の杁差岳は雲の中だったが遠くに本山が望
   めた。朝日連峰も白く見えた。少し下がって大天蓋を設置し、恒例の大宴会へと突入し
   た。
    帰路は雪の消えた夏道を瞬時に下山した。

    ラッセル訓練はでき無かったが、この時期に踏めなかった山頂が踏めた事は有意義だっ
   た。改めて「飯豊連峰はいいな」と思った。

       
    雪が無い             一服     山頂からの展望

      山頂にて           山頂を背に            一気に下山