「やっちゃった事件」

2004年4月9日 怪我をしました。これを書いている時は 未だ抜糸が済んでいません。

 それは昇降盤(デルタ コントラクターズソー)を使って9ミリ厚のベニアを切断した時です。(夜11時過ぎの事でした)

410角の板を作る為 切断を終了後 のこ刃の右側に取りたい材料 左は端材です。 その端材をのけようと左手で材に手を掛けた時

「ジャン!!」と云う大きな音と共に端材が飛んで来て左手に『 ヒット!』 音にびっくりして手を後に引きましたが そこに端材が物凄い

スピードで飛んできたのです。『あっ』と思った瞬間でした。 左手 親指付け根(水かき状の部分)が「パックリ」開いてます!

「縫って貰わないと!こりゃアカン!」したたる血を右手で押さえ 家内に119へ電話をしてもらい 近くの病院を聞き連絡 すぐ行きます

と連絡を入れ タオルでぐるぐる巻きにした手で運転 自力で病院へ 担当のお医者さんが待って下さってた所へ10分程度で到着

すぐに消毒 部分麻酔 縫合 とてもテンポ良く進み 事故から1時間後には帰宅していました。(幸い腱等は無事でした)

  『 反省 』

その日 久し振りの時間が出来 夕食後作業場へ 作業場は忙しかった仕事の名残りからちらかったままで 問題の昇降盤の周りも

物が置いてありました。 すこし他の作業後 ベニアの切断が必要になり 昇降盤周りをちょっと片付け切断しました。

のこ刃の出代はベニア厚+の出代にセット リップフェンスを所定の寸法に合わせ 切断開始 終了。 のこ刃は回転したまま左の

端材が気になったのでのこ刃から離そうとした時の事故でした。

1)機械の周りはスペースが少なかったので 自由に動ける状態では無かった。

2)いつもなら じゃまくさがらずに刃の回転を止めてから材料に手をつける。

3)のこ刃のまん前に立っていた。

以上のような 悪いことが重なっていました。 昇降盤も購入後約1年 何となく慣れて来た頃でもあります 気の緩みも有った。

  『 今後の留意点 』

昇降盤やテーブルソーに関して安全面で再確認してみます。

@ ソーガードは必ず装着して使う (脱着は面倒だが 面倒がっては怪我の元)

A のこ刃の出代は切断する材料に見合った分で作業する

B のこ刃に対して 正面に立たない

C 材料によっては補助具を使う(出来るだけ手で押さない マイターゲージ ジグの利用)

D 機械の周りは余裕を持ったスペース確保を (無理な姿勢 位置で作業をしない 危険回避出来るスペースを)

E 機械の能力以上の材料を加工しない (思わぬ方向に材料が逃げたり 動いたりする)

F 刃の回転中は切断後も材料に触れない (ひと工程終了すれば回転停止 電源断)

G 小さな端材がテーブルに残った時はすぐに電源断を (機械の振動で端材が回転刃に近づいて飛んで来る)

H 起動中は とにかく慎重に 慎重に テーブル周りにも気を配る

  『 怪我は自分持ち 』

いくら趣味の事とはいえ 怪我は自分持ち 仕事でしても 痛い目をするのは自分です。

当たり前 判り切った事ばかりですが つい うっかり つい 注意が足りなかった事は誰にも有る事です。

怪我をする奴は ヘタで注意散漫な奴 そう思ってる方へ あなたはうまくすり抜けて来れただけかも知れません。

  こわーい思いをプレゼントしましょう。私の現在の手の画像です。

 汚い手ですが 怖いもの見たさの方はどうぞ 『 これ 』 です。

 ね ぞっとしたでしょ? もうあなたは これで充分注意して作業をされるでしょう 痛い思いは私だけで良いです。