それは昇降盤(デルタ コントラクターズソー)を使って9ミリ厚のベニアを切断した時です。(夜11時過ぎの事でした)
410角の板を作る為 切断を終了後 のこ刃の右側に取りたい材料 左は端材です。 その端材をのけようと左手で材に手を掛けた時
「ジャン!!」と云う大きな音と共に端材が飛んで来て左手に『 ヒット!』 音にびっくりして手を後に引きましたが そこに端材が物凄い
スピードで飛んできたのです。『あっ』と思った瞬間でした。 左手 親指付け根(水かき状の部分)が「パックリ」開いてます!
「縫って貰わないと!こりゃアカン!」したたる血を右手で押さえ 家内に119へ電話をしてもらい 近くの病院を聞き連絡 すぐ行きます
と連絡を入れ タオルでぐるぐる巻きにした手で運転 自力で病院へ 担当のお医者さんが待って下さってた所へ10分程度で到着
すぐに消毒 部分麻酔 縫合 とてもテンポ良く進み 事故から1時間後には帰宅していました。(幸い腱等は無事でした)
その日 久し振りの時間が出来 夕食後作業場へ 作業場は忙しかった仕事の名残りからちらかったままで 問題の昇降盤の周りも
物が置いてありました。 すこし他の作業後 ベニアの切断が必要になり 昇降盤周りをちょっと片付け切断しました。
のこ刃の出代はベニア厚+の出代にセット リップフェンスを所定の寸法に合わせ 切断開始 終了。 のこ刃は回転したまま左の
端材が気になったのでのこ刃から離そうとした時の事故でした。
1)機械の周りはスペースが少なかったので 自由に動ける状態では無かった。
2)いつもなら じゃまくさがらずに刃の回転を止めてから材料に手をつける。
3)のこ刃のまん前に立っていた。
以上のような 悪いことが重なっていました。 昇降盤も購入後約1年 何となく慣れて来た頃でもあります 気の緩みも有った。
当たり前 判り切った事ばかりですが つい うっかり つい 注意が足りなかった事は誰にも有る事です。
怪我をする奴は ヘタで注意散漫な奴 そう思ってる方へ あなたはうまくすり抜けて来れただけかも知れません。
ね ぞっとしたでしょ? もうあなたは これで充分注意して作業をされるでしょう 痛い思いは私だけで良いです。