道具用吊り戸棚

まあ乱雑な! 作業場を 少しでも小奇麗にしたいと思ったのと ある程度整然とさせないと やはり使い勝手が悪いし 製作時に能率が悪いので 少ない時間で 気分がのってる間を有効に進めたいと思ったからです。’07.11〜’08.04
頂き物材料のSPF 1×6加工済みから材料を取る 元々板を隙間無く施工する為 長手両面が60度ほどで角度切りされてました。長さは5M弱有りました。 長手両端面を切り落とし ざっと1×4.5程までの幅にし 必要な長さに切断後 手押しで2面出します。長手切り落としはコントソーで挽きます。
メインの天板製作 今回はビスケットで接ぐ訳ですが 長いのでうまくスリットの高さが揃うかどうかが課題。 続いて 側板と中央仕切り板も接ぎます 今回新調したポーターケーブルプレートジョイナーを使いました 今迄のデゥオルト製よりフェンスの勝手は良いみたいです。
天板を接ぎます 接着には水性クリティカルボンドを使用 側板も接ぎ 天地の板を接ぐ為のビスケットホールと 背面板の為の溝掘り 引き出しの為の溝掘りを左右側板に
天板に 左右側板を接いで箱の組み立て ビスケットだけではどうも不安なので ポケットホールでダメ押し 直角はアングル金物を使い 角を仮固定しました 軽トラック荷台が丁度良い高さなので作業台に ざっと感じが出来上がれば 引き出しの為の仕切り取り付けと 飾り材を接着
壁面取り付けの為のハンガー材 と本体に取り付ける相方をコントソーで角度切り 角度は55度にしてみる 天地反対ですが 背面にハンガーへ掛かる材料を取り付けます ちょっと分かり辛い画像になってしまってます
壁面にハンガーをアンカーで固定 引き出しのすり桟をアルミプレートとして設置 右が前
当時 腰が痛かったけれど 頑張ってハンガーに掛けました 心配していた寸法も案外グーです ビシッと設置 前面扉と引き出しの材取り 扉はビスケット接ぎで作ったものが反ってしまい作り直し 材取りも2回目になる
今度は順当なホゾ継ぎ扉框にしました 鏡板も 最初は5.5ミリシナ合板だったのを 今回は15ミリシナランバー やっぱりこれだけしっかりした扉框と鏡板にすれば さすがに反りません 一気に設置まで 兆番は中抜きを使用
さて 試行錯誤した引き出しです 側板に作った溝に合う場所へ 引き出し側からピンを入れます それが引き出した際 支点となってドロップダウンする構造です 引き出しの納まりを確認 まずまずですが 一部壁の凹部に影響され 収まりが深いので スペーサーを入れました
引き出し底板の固定 側板に掘った溝に沿わせ 5.5ミリ合板を後から前に向かって入れ 後端部のみピンネイラで固定 ボンドは付けず やっと完成 今回はオスモのオイル仕上げとしました (ただ塗っただけ)
中に棚を設置 棚の材は材木店で「カウリ」という 棚専用材 パーチクルボードに薄い板を張った物です 引き出しを全部出せば こんな感じ 角度はやや前下がり気味かなあ 中に仕切りでも設けないといけません
今回は SPFという材料 壁面へハンガーを使っての取り付け ドロップダウンの引き出し など 試したかった事を数点やってみる事が出来ました。 扉はやはり欠き継ぎかホゾ継ぎの框が狂いが出にくくて良いなど あらためて知る部分も多く 時間も多分に使いました。 特にSPFは薄く作ると狂いやすく たっぷり使いってやるのが安定がよいみたい。'08.04.18