壁面密着カウンターテーブルなど
 一昨年末から計画制作に取り掛かり 取り掛かってすぐ橈骨神経麻痺(トウコツシンケイマヒ)になり左手がうまく使えないという 作業にも仕事にも不便な事態に それでも治らない訳ではないからと 気を取り直しこつこつと作り続けました。                                                           '08.12.〜’10.01
’08.12.4制作開始 最初は粗取りからスタートです 天板などの粗取り ざっと寸法を決めます 材はタモ 天板を接ぐ為のテストカット グルージョイントビット使用
天板にするサイズへほぼなりました 天板端面かくしとか ランバーのモール材などを取ります キャビネット部分仕切りや棚板の為に格安ランバーを購入
キャビネット内の底板受けを作ります 各仕切り板に加工をして行きます モールも接着で  L型になる部分の天板を接ぐ 
各天板材表面の仕上げ 寸法決め切断は丸のこで 木工とは縁が無かった頃に作ったパソコン台 当時は35キロも有るブラウン管モニターが載っていた ’09.2.12施工開始
造り付けというのは寸法のあいまいさが困る ピッタリと行くはずもない事は承知していたが・・・ 壁もビミョーにでこぼこしてる 床もビミョー
と ここ迄で腕が神経麻痺になった 一時中断’09.3.
腕がましになったので作業再開 ’09.7. 棚受けにするスピーカー入れ 留め造りに挑戦
凝って契を入れてみる事に スリットのジグ 初めてにしてはまあまあ旨く行きました 棚板にもモールを
ニス仕上げ 取り付けは後日に変更 パソコン移動が面倒くさくなった為です 扉の框材 扉の鏡板を接ぐ
今回は初めてレール&スタイルビットに挑戦 端材でテストカットしてみる 調整が面倒な物だ レールとスタイルの段差は0.25ミリ あとちょっと
慣れない為かルーターフェンスがレール作りに邪魔! テストカットの成果 まあほぼバッチリに収まりました レイズドパネルにも挑戦 シンプルなパターンにしました
タモは粘っこいのかカットに時間が掛かりました 左はカット直後 右はそれをサンディングで面を仕上げた物です 仮組してみました おおー初めてにしてはまあまあじゃ〜 直角を崩さない様に慎重に組み立て接合
休止していた施工を再会です ’09.8.27. 壁と天板の間にわずかな隙間が波打った様に出来ますから それを隠す意味も有って 雑巾ずりを付けます 雑巾を掛け ほこりなどを取り除き 仕上げのニス塗りをしました 水性ニス 2回
棚を付けます スピーカーを納める箱が棚受けになります ふむむ 構想通りになって来たので気分は良いですね 扉を借り置きして隙間をチェックし修正します
修正後仕上げます 塗るとなかなか良い感じになります
扉を塗る間にキャビネット部分もニス塗りしてしまいました
一番苦手な蝶番付け 何が苦手ってこれが一番の苦手 焦って作ったキャビネット内の収納 曲がったベニヤは使えませんねえ 反省 無駄なもの作ってしまった
失敗した物のおかげで構想が変わりました 引き出し部分の組み立て ネイラーで組みました ここに引き出しを付けます キャビネットの中は配線だらけ
組み立ててからでは中に入らないので 中で組み立てます 左右を取り付け 上下 真ん中 そして最後に上下仕切り 引き出しを納めると こんな感じになります
右側キャビネットは棚を入れました わざと奥行きを変えた 欲が出て さらに棚が欲しくなりました 今度は金物で吊る事に そのL型金具用の堀込み
壁側の金具を隠す飾り材 手持ちの材で寸法がちょっと足りないので接いでる棚板 棚板 棚受け 飾り材をニス塗り
先ず棚受けを壁に取り付け 棚板を置いて 棚受けにビス留め 金具を棚と壁に固定 棚上面は下から見えないのですが 壁の金具は見える
完成 飾りが棚を受けてる様に見えませんかね パソコンの配線はごちゃごちゃと見にくいのでここへひとまとめ 完成です 以前のごちゃごちゃした感じはとても見せる事は出来ませんが この程度までまとまればOKです
 いつもながら長々と見て頂きありがとうございます

 今回制作の始めては「レール&スタイル」「レイズドパネル」でした 以前より知ってた方法なので比較的要点は早く飲み込めたと思いますが レール端面は材料がハネないか心配だったし マイタースロットを使ったジグの送り方でスタイルとの段差や材料の直角が曖昧になる恐れが有る事などが課題でした。

 材料費の節約の為 ランバー材を使った事は下駄箱の時と同じ構想ですが やはりアメリカなどで売られてる様なランバー材やベニヤ(表面がオークなどの広葉樹)が手に入ると仕上がりも良くなるので 国内でもそんなベニヤが手に入る日が来ないかと思う毎日です 完成家具には使って有るので無い事はないのでしょうが それらは専用品なのでしょう。

 ストックのタモはまだ有りますから 次の作品もタモベースだな。

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右側 息子のパソコンスペース 本棚は昔 親父が作ってくれた物です その棚板に高さを合わせました 住居部分で唯一許されてる私のスペース・・・