赤ずきんチャチャの連載を2000年7月に終えたみんちゃん、しばらくみんちゃんの
ストーリーまんがを見ることはできなかったのですが、りぼん2001年2月号の別冊付録に
みんちゃんの読みきり「男だらけ!?」が掲載されていました!
久しぶりにみんちゃんのストーリーまんがを読むことができますね、8年間続いた
赤ずきんチャチャの連載を終えた後そんなに時間がたっていないので、新しい
まんがが出るとどうしてもチャチャと比べてしまうのですが、このお話は一体どんな
お話なのでしょうか???
読みきりがのるというのは予告で分かっていたのですが、別冊付録としてついているとは
思いませんでした、ちゃんとカラー表紙もついていて背表紙もついているので
なんだか単行本みたいです〜
表紙には背が高く金髪のかっこいい男の子と背が低い男の子が中心に
描かれています、おそらくこの2人がお話の中心なのでしょうね、後方にも
何人か人物が描かれているのですが、その中にちょんまげ頭の人が
いますねー かつて赤ずきんチャチャには殿が出てきて騒動(そうどう)を
巻き起こしました。
背景(はいけい)に校舎がありますが、中央にある学校のマークは
アニメの赤ずきんチャチャに登場した「合格印(ごうかくいん)」にどことなく
似ていますね。
「去年まで男子校だった 花丸学園は極端(きょくたん)に女子が少ない」
(P.3の1コマ目)
学校の名前そのものが「花丸学園」っていうのですね、チャチャと結びつけたら
いけないのは分かってるのですが、どうしても「花丸」って聞くとチャチャを連想(れんそう)
してしまいますぅー
男子校だったのが共学になったのでしたら女の子はまだそんなに多くはないでしょうね
”極端”にと書かれているので、共学になった年もそれほど女子の入学者はなかった
ようです。
「私 山本しのぶ 16歳!!! 花も恥らう乙女(おとめ)なの!!!」(P.4の1コマ目)
なんと表紙に出てきた背の高い金髪の男の子に見える人は「山本しのぶ」という
女の子だと言うのですか? にわかに信じられませんがこんな奇妙(きみょう)な
設定を作るなんてみんちゃんらしいですね。
「入学当初は まわりが男の子ばっかりでちょっと心細かったけど 最近ようやく
慣れたみたい 私がこんなだからみんな男の子だと思ってるみたいなの」(P.4の2コマ目)
この風貌(ふうぼう)の人を女の子だと思えといわれても無理です。
女の子だと思っている人がもしいたとしたらかなりやばいです…
「そんな私も実は恋の真っ最中なんですっ!!!」(P.4の3コマ目)
なんと! 「山本しのぶ」は好きな人がいるのですね、そりゃいても不思議じゃ
ないですが、相手の男の子にしてみれば背の高い金髪の男の子に告白される
訳ですから、その男の子が男の子に告白されてもいいと思っていない限り
大変なトラブルになりますね。
「山本しのぶ」に好かれてしまった人はある意味犠牲者ともいえますが
そのかわいそうな犠牲者の名前は???
「彼だわ!!! 田中ひかる君!!!」(P.4の4コマ目)
おっ、背は低いのですがそこそこかわいい男の子ですねー みんちゃんはどうも
かわいい男の子を描くのが得意なようですね。しかしひかるくんにしてみれば
大男にいきなり好かれてしまった訳ですから災難としかいいようがありません。
「今日はこそ!!! 今日はこそ話しかけるのよ!!! そうよ まずは
”おはよう”って!!!」(P.5の3コマ目)
こわいよー こわいよー 背中から火炎を噴出させ目が悪魔のように
光ってますー!!! こんなのに話しかけられて平和的に話し合いを
できるはずはありませんね! もちろんひかるくんも相当な敵意(てきい)を
感じたようで・・・
「わけもなく見下ろすなよ 嫌味(いやみ)な奴だなっ!!!」(P.6の3コマ目)
意外と勇敢(ゆうかん)なひかるくん、自分の身長よりはるかに背が高い相手に
対して臆(おく)することなく立ち向かっています、意外と度胸はあるようですねー
「私ったら いざとなると全然 言葉が出てこないから……っ ああんもう私のバカッ!!!」
(P.7の1−2コマ目)
「山本しのぶ」はひかるくんを前に相当緊張したらしく何もしゃべることができません
でした、自分で自分に腹を立てたらしく大きな拳(こぶし)を振り上げ校舎の外壁に
パンチを浴びせています! 壁がもろくもくずれさったことからその力がいかにすごいかが
分かりますね。
その後もさまざまなトラブルが起こってしまい、ついに「山本しのぶ」とひかるくんは
決闘をすることになってしまいました。
「ちょっとでかいからっていい気になってんじゃねーぜ」(P.14の1コマ目)
ちょっと…ってかなりでかいんだけど・・・ しかしひかるくんは負けん気だけは
一人前ですよね、いまどきめずらしい性格の持ち主ですー しかし力の差は
歴然ですからひかるくんのパンチはあっさり受け止められてしまいます、
これから「山本しのぶ」による”ひかるくんボコボコ祭り”が行われるのかっ!?と
誰もが思ったのですが、お話は思わぬ展開へ!!!
「私…こんな小さい姿が恥ずかしくていつもお兄ちゃんのポケットにかくれてたの
お兄ちゃんは私の代わりに動いてくれてただけなの」(P.16の4コマ目)
………つまり、「山本しのぶ」は背が高くて金髪の男の子ではなくポケットの
中に収まるほど小さい女の子だったのですね… しかしいくら妹思いとはいえ
代わりに動いてあげるなんて…
「誰よりもカッコよく誰よりも男前といわれた奴 その実態は………
”妹思いのお兄ちゃん” ごめんそれだけ…」(P.18の3コマ目)
「ごめんそれだけ…」のあたりがいかにもみんちゃんらしいですね☆