JR東日本が完全民営化を達成したのでその記念に発売されたのが「JR東日本パス」 1日用は8000円、2日用は12000円で
JR東日本の全線を新幹線、特急、急行も含めて乗り放題という破格の安さのきっぷです。せっかく面白いきっぷが
出たので使ってみたくなり、最終日の2003年3月16日に使ってみました。







MAXやまびこ201号 東京6:12→仙台8:48








 少しでもたくさんの列車に乗りたかったので、東京午前6時12分発の「MAXやまびこ201号」に
乗車、八戸行きの「はやて」は大変な混雑で祭りが発生してましたが、私が乗った列車は
直前でも自由席に座ることができました。

 早朝に電車に乗るのは年に2回、夏と冬に開かれる「お祭り」の時だけだったんだけどな〜(笑)
まぁ「JR東日本パス」はある意味お祭りだからいいか。







 通勤に新幹線を使うことが珍しくなくなりましたが、MAXの輸送能力はやはり
すごいですよね、3×3のシートにものすごい勢いで乗客を詰め込めますし。
ただ2階の3人がけのシートはちょっときついです、体が大きい人だったら
苦しいかも。







 8:48仙台到着、大宮を出ると仙台まで止まらない「はやて」より時間はかかりましたが
そんなに長時間乗ったなという風には感じませんでした。これは列車に乗ること自体が
目的だからかもしれませんね。テーマパークのアトラクション感覚で新幹線に乗れるのって
すごいな…






特別快速うみかぜ5号 仙台8:54→松島海岸9:20








 松島海岸到着、おそらく「JR東日本パス」がなければここに来ることはなかった
だろうな… 東日本の各観光地はパス特需でにぎわったそうですが、東北への
経済効果はすごかったんだろうな。






 日本三景のひとつである「松島」、時間の関係でじっくり見ることは
できませんでしたが、また機会があったらじっくり見てみたいです。
たしかになかなか見られな景色だ…





特別快速うみかぜ8号 松島海岸10:44→あおば通11:08






 仙石線(せんせきせん)には最近、ついこの間まで山手線で走っていた205系がやってきました
顔は新しくなってます。が、新しくなったのは顔だけではありません…







 「""な ん と い う こ と で し ょ う"" ついこの間まで東京の
ど真ん中を走っていた205系が観光列車に新しく生まれ変わったではありませんか!!!」
(朝日放送・大改造!!劇的ビフォーアフターの加藤みどり風に)


 なお、天窓は取り付けられていません(笑) 思い出の品がカーテンになったりも
してません。







 冬の寒さが厳しい地域を走るので、ドアには開閉スイッチが新たに設けられました。
乗客は乗り降りする際にこのスイッチを押してドアを開けます。




 


 山手線時代と決定的に違うのはトイレが設置された点、観光客をたくさん
運ぶのですから当然必要なな設備ですね。またゴミ箱が新たに設置されて
います。山手線にもあれば便利だけど混雑がひどいから無理だな。







快速ホリデー仙山13号 仙台12:56→山形14:02







 快速で仙台から、山形へ移動〜 案外仙台と山形って近いのですね、快速で1時間程度で移動
できるのですから。






 仙台〜山形間、まだ雪が残っているところが多かったです、暖かい地方では
そろそろ桜の便りが届き始めるころですが、日本列島は本当に細長い国ですね。
仙山線(せんざんせん)はけっこう景色が良かったので、窓の外を見ていて
あきませんでした。







 山形到着〜 一日で仙台と山形、パス使用でなかったらこんな無駄な電車の
乗り方は絶対しないな(笑) 








 山形市中心部から山が見えます、時間があればじっくり見て周れるんだけど
この日は時間がなかったので、なくなく断念。




  


 「つばさ」号は新庄-福島間は奥羽線の線路を走るので、当然踏切もあります。
新幹線車両が踏切を通過するのって、なんだか新鮮〜





つばさ120号 山形15:31→郡山17:01




  


 雪が残る奥羽線(通称・山形新幹線)沿線、この区間は車内から撮影するのではなく、
線路の近くで「つばさ」の撮影してもよかったな。自由席車内は大混雑していてデッキにまで
人があふれている状態でした。「つばさ」はそんなに増発できないですから、今回のような
お祭りが発生してしまうと途端に輸送力不足に見舞われます。

 私も席には座れずデッキのドア付近に立つ羽目になりました。このまま東京まで立った
まま混雑に耐えるのは嫌だったのでと途中駅で乗り換えを決意。






なすの252号 郡山17:12→東京18:56







 「つばさ」120号が混雑していてデッキに立つことを余儀(よぎ)なくされていたので
郡山始発の「なすの」に乗り換えを決断、郡山滞在時間わずか11分!







 作戦は成功、車内は郡山発車時はガラガラでどこでもすきなところに
座れました。わざわざ郡山で乗り換える奴はほとんどいなかったでしょうから
空席が目立ったのでしょうね。






 わずか12時間の短い旅でしたが、たまにはこんな日があってもいいのではないでしょうか。
またこんなきっぷを出してほしいです。