メコンの国旅日記    12月1日 天気 : 晴れ

ゴールデン・トライアングル

   
   自転車で走りながらメコンの河川敷に植わっている様々な植物を見ていると実に不思議な
   光景が展開しています。
   今日は12月1日なのに、植えたばかりの白菜の苗、エンドウの蔓が伸び始めた畑、
   トウモロコシの花が咲いている畑、葉タバコの葉が大きく成長した畑、キュウリが沢山
   ぶら下がった畑、はたまた稲刈り真最中の田圃、季節感が崩れてきます。
   春、夏、秋すべてが同居している。      
   
   ゴールデン・トライアングルというのは、メコン川とその支流ルアク川が合流する地点で、
   この地点でタイ、ミャンマー、ラオス3国の国境線が交わっています。
   この付近は古くからケシの栽培が盛んで、麻薬王クンサーが出現してからは組織的なケシ栽培、
   阿片精製、阿片売りさばきなどで繁栄し、国家権力の及ばない「魔境」と呼ばれていました。
   クンサーはこの権益を守るため、私兵を雇い入れ強固な組織を作り上げた。
   本来のゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)とは「魔境」で組織的にケシ栽培を
   行っていた広範囲な地域を指していたのだ。
   1990年台にクンサーがミャンマー政府に投降してからは、この負のイメージを背景にして
   一大観光地として売り出し、今では誰でも気軽に訪れることの出来る地になっています。

ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)
ラオスのシェンコックからフェーサイに船で下るとき最初に見えた人家がミャンマーのカジノだった



2001年にここを訪れた時はこんなものは影も形もなかった




メコンに浮かぶ船に模した上に建つ黄金の仏像


昔懐かしいあのゲートは何処にあるの?
実は上の写真の場所から下流側500m程の所にひっそりと建っていました。
チェンセンから自転車で来る時通ったはずなのに見落とした。




 オピューム博物館
   ゴールデン・トライアングルのもう1つの目玉、それがオピューム(阿片)博物館です。
   ミャンマー シャン州のクンサー将軍を頂点とする麻薬密売組織の様子や阿片吸飲に関する
   器具を展示してあります。
   クンサーについての世界的な評価は麻薬王と呼ばれ芳しくないが、地元の人からは職と現金を
   得る手段を与えてくれた人物としてその評価は高い。
   
   ここを訪れた時ドイツの農協さん団体が大勢で来ており、館内を歩く速さが同じ位なので、
   ドイツ語の解説を耳にしながらずっと回りました。

ケシの花
オピューム博物館に入場すると何種類かある写真の内1枚だけを貰える


ンサー像
ゴールデン・トライアングルを語るときは必ず登場する人物


阿片運搬の様子

護衛兵に守られて阿片を運ぶ

阿片の取引

阿片を吸引する蝋人形


庶民の生活風景



当時の生活風景

博物館に居た少数山岳民族のおばちゃん

阿片吸引具


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