古資料紙
       『古資料紙』この聞き馴れない用語は、趣味収集のジャンルでは「紙物」と呼ばれている物を
       『古資料紙』と呼称しました。
       紙の歴史は中国四大発明の一つと云われたのが、植物繊維の紙で約1500年前とされている。
       紙の使用量は文化のバロメータと、一昔前は言われた事であるが、IT時代とも成れば,その様な
       事は過去の話しと成って、紙に変わって「電子ペーパ」の時代に移り変わって来ている。
       ここで取り扱う物は、ある種の事柄が記録された紙類、その記録とは文字で有ったり、絵・図形
       で有ったり、古文書・記録文書・古書・古地図・エンタイヤ(使用済み郵便物)・絵葉書・・・などで
       有ります。それ等の物たちは埃にまみれ、カビ臭く虫に食われても先達が残した、二度と造る事の
       出来ない貴重な記録紙であり、歴史の記録として後世に引継ぎたい物である。


   NO 1    絵本通俗 三国志                     #1152
                       天保丙申新刻   京 攝二書堂梓行
   『三国志』は中国の正史の一つで、著者は蜀漢の遺臣で西晋に仕えた陣寿(233−297)で
   あり。中国の長編歴史小説『国志通俗演義』は、四大奇書の一つである。
   魏の曹操・蜀漢の劉備、呉の孫権が天下を三分した。統治階級の権威も地に落ちて、農民暴
   動が起きた時代を背景に、封建集団のテーマーとした小説である。
   『絵本通俗 三国志』は、江戸後期の武家・庶民に人気の読み物であったが、大棚の商家で
   なければ、この書物は高価で有ったから買い取る事は出来なかった、一般庶民は貸し本屋で
   借り、回し 読みをした。
 『絵本通俗 三国志』は、中国の長編歴史
 小説『三国志 通俗演義』を基に、天保
 丙申に京 摂二書堂で梓行された。
 全巻四十七巻、挿絵は版画家葛飾北斎
 で描かの様に全揃いで出てくる事は珍しい。



人物紹介
蜀帝 劉備字玄徳
張飛字翼徳
関羽字雲長
    

       
        
NO2 天文成象     元禄十二歳次巳卯春三月日     保井図書源晋尹謹誌焉
        元禄十二年(1684年) 保井春海に依って描かれた天文・天体図である。
           大きさ 520x840  破れ 裏打ち有り    商品価格 ¥4,000      #5119    


        
        NO3 掛け軸  伊東祐亨 海軍元帥 書  (絹本)      #1093
            
            道 義 貫 心 肝         正二位 祐亨 書
    
        伊東祐亨 天保十四年(1843年)鹿児島生まれ、東郷平八郎より4歳年上である。日清戦争
        には連合艦隊指令長官、日露戦争では大本営海軍幕僚長で活躍した。その時東郷平八郎は
        連合艦隊指令長官で伊東祐亨の配下であつたが、東郷は死んで神と成ったが
        伊東は成れなかった。
                                        商品価格 ¥35,000

       

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