ある先輩の声
「部活動を引退して思うこと」
親友とは何でしょうか。ありきたりの言葉ですが,ありのままの心でつきあえ,時には厳しい言葉で注意してくれる,そんな仲間だと思います。
高校時代の親友といえば,やはりバレー部の仲間です。部活動の練習の一つに「三人レシーブ」というのがあります。これはコートに3人はいって,先生または自分たちでしぼるものです。一人が失敗すると,出来るようになるまでボールがそこに集中します。そのときコートの外の声が一層大きくなります。「○○子,突っ込め」「前前,もっと前。頑張れ」…・・・私もこの声に何度も励まされました。そして取れた時はまわりのもの皆が喜んでくれます。逆にコートの外に私がいたときは声が裏返るくらい大きな声を出しました。
2年の夏が終ると先輩たちが引退し,私達が部を引っ張ることになりました。最初の試合では惨めな負け方をしているので,県大会では必ず予選を勝ち進み出場したいと思っていました。そして順調に勝ち進み次の試合に勝てば県大会出場というところまでやっときました。ところが相手も強く簡単には勝たせてくれません。試合は最終セットにもつれこみ大変な接戦となりました。そしてとうとう私達が15点目をとったとき,みんなの目には涙がありました。
みんなが抱き合って喜びました。あの感動は今も忘れません。
実際には2年半しかプレーできなかったけれど,このなかで一番深いつながりが出来たのではないかと思います。
同じ喜び,そして苦しみを味わった11人の仲間は生涯の親友になると思います。
(平成7年卒:先輩Mさん)