| 上磯】手を動かせないなど重い障害を持つ渡島管内上磯町の女性が、足の先だけで 自由に動かせる電動車いすを自ら考案、活用している。足で操作する車いすは限ら れたものしかなく、道立心身障害者総合相談所によると「こうした改良は道内初め てではないか」という。 この女性は同町三ツ石の主婦佐藤厚子さん(42)。佐藤さんは五年前、脳炎が原因 で重度の障害を持つようになり、手がまったく動かないほか、足もほとんどまひし た。 |
| 昨年から電動車いすの訓練を始めたが、従来型は右手でレバーを前後左右に動かし てコントローするもので、うまく使えなかった。このため昨年春、札幌の同相談所 に相談。佐藤さんは、比較的自由な右足のつま先で動かせるスリッパの先のような 制御装置のアイデアを思いついた。 これを基に、同相談所が右手すりに付いていた制御装置を右足のステップに取り付 け配線も変更、スティックをスリッパの先のようなカバー形に改良した。足で制御 する従来の車いすは重さが八十キロもあるが、改良車は二十三キロと軽く、折り畳める ため、車への積み降ろしも楽。「一人で買い物もできるので快適です」と佐藤さん は喜ぶ。 |
| 同相談所の西村重男職業訓練専門員は「一つひとつは標準的な部品を組み合わせ、 佐藤さんに合ったものができた。残っている体の機能を生かすことが大事で、こう した工夫はさまざまな障害を持つ人に参考になるはず」と話す。 佐藤さんは、車いすで生活していた親を亡くしたという人から「こんな車いすがあ れば、もっと楽しく暮らせたのに」と言われたこともあるといい、「悩んでいる人 の参考に」とインターネットのホームページで車いすを紹介。「メールをもらえれ ば、相談にもこたえたい」と話している。 |
| メールのアドレスはYRX01041.nifty.ne.jp。 ホームページのアドレスは http://www2.snowman.or.jp/〜wgamama/data /jwl.htm |
