Second_Style:k@L





創作!カマクラ ラブ♪



No.3 ショート・ストーリー


「BBSよりホンネをこめて…」

JAMステーションへ投稿した内容をそのまま掲載したいと思うます(汗)。
ありがたいことに、2002年2月2回目のKCLTで使って頂きました。


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[Kamakur@Love] KSSS Vol.1 rev.020116

Write:yuji tokiori<Second_Style>
Mail:tokiori@mb.infoweb.ne.jp
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NA:大祐
「ボクは夏になる度、カマクラを想い出す…」

NA:響子
「インタラクティブ・ドラマ、Kamakur@Love」
「ショート・プログラム、『BBSよりホンネをこめて…』」


NA:大祐
 だんだんと天気が悪くなり始めた、とある日の午後…
 ボクは由里さんの自動車教習を終え、部屋へ帰ろうとしているところだった。

理恵
「皆本君、今帰りー♪あ、時間あるならさ、ちょっと寄ってかない?」

NA:大祐
 カウンターの隣から、理恵ちゃんが手を振って手招きしてくれていた。
 その隣には由里さんや響子さんもいて、何やらパソコンの画面をのぞきこんでいた。

大祐
「なにしてるんですか?みんなしてパソコンの前に揃って…?」

理恵
「この前、惣一郎さんに頼んでカマクラ自動車教習所のホームページを作ってもらったんだよ♪」

由里
「…で、どんな反応があるかな〜と思って、今掲示板とか見てるの」

大祐
「へぇ、面白そうですね。そう言えばボク、まだ見たことなかったなぁ」

響子
「やはり所長としては気になるのよねぇ。たまに教習中の生徒が、ホンネで書いてくれてたりするから…」

NA:大祐
 あまり機械に詳しくないボクだけど、インターネットの掲示板くらいはもちろん知っているし、教習所のホームページが出来た事もちゃんと知っている。
 ただ、いつも教習所に来てるので、わざわざ「見てみよう!」と思わなかっただけのことである。でも、こんなことがあるなら、見ておけばよかったなぁ…

大祐
「それじゃ教習生とか卒業した人とかも、カキコミしてるんですか?」

理恵
「とりあえず、読んでみるね〜。えーっと『いつも受付にいる梶原さんの明るい声で、元気が出ています。(きゃっ♪) 明日も路上教習ですが、頑張ってドリフト一発で決めたいと思います。ハンドルネーム:蔵森(くらもり)』…」

NA:大祐
 なぜか、ひとときの沈黙…

由里
「ろ、路上でドリフトなんて、危ないわねー。きっと車好きの教習生だわ!響子も教習の時、気をつけてね」
(あきらかに焦った感じで…)

響子
「…当たり前よ! でも、問題は誰の教習車でやってるのかしら…」
(何となく由里をあやしいと思ってるような口調で…)

理恵
「えーっと次、読むね。『いつもお買い上げ、ありがとうございます。来月から私もそちらの教習生となります。いつもスゴイ運転の青い教習車に乗るのが、今から楽しみです。ハンドルネーム:<赤沢洋菓子店>赤沢めぐみ』」

NA:大祐
 なぜかまた、ひとときの沈黙…

大祐
「うわぁ、度胸ありますね〜。この人…」

由里
「皆本君!何か言った」
(ちょっと怒った感じで…)

響子
「由里、静かになさい! 理恵、続き読んでくれるかしら」
(あきらかに声のトーンが上がってきてる感じで…)

理恵
「はぁ〜ぃ。『はじめまして。いつも007と描かれた教習車の鋭いドライビングには感服しております。<カマクラの蒼い悪夢>の名はダテじゃありませんね。いつか我々と一緒に走ってみませんか? ハンドルネーム:<カマクラ・レーシング・スタッフ>リーダー・オリトキ』だってぇ〜」

NA:大祐
 そして、三度目の沈黙…

由里
「た、たぶん、私じゃないと思うんだけどなぁ…。ほら、他のスタッフも007号車使ってるしぃ」
(あきらかに焦りまくってる感じで…)

理恵
「実はこの3週間。007号車使ってるの、由里しかいなって知ってた…」
(わざとらしく、ちゃちゃ入れてる感じで…)

NA:大祐
 微かに肩を震わす響子さんは今にも爆発しそうな感じだったけど、ボクがいる事を思い出したのか、突然極上の笑顔を浮かべながら、由里さんの腕をがっしりと掴んでいた。

響子
「理恵、悪いけど由里の次の教習は別の教官に変えておいてくれる。由里と私は今からじっくり話合わないといけないから…」

由里
「い、いやぁー!皆本君、たすけてぇ〜」
(哀れな子羊が助けを求める?感じで…)

NA:大祐
 そう言い残し、由里さんは響子さんに引きずられながら、所長室の奥へと消えていった。
 (ドアが乱暴に閉まるSEとかあると嬉しいですね)
 残されたボクと理恵ちゃんはただボーゼンとしながら、二人が消え去るのを見守ることしか出来なかったのである…

理恵
「由里、今日はもう戻ってこられないだろうね…。可哀想に」

大祐
「・・・インターネットって、怖いモノなんですね・・・」
(しみじみ真面目な感じで…)

理恵
「ちょっと違うと思うけどなぁ…」
(ぼそっと独り言みたいな感じで…)

NA:大祐
 次の瞬間、外では突然の光と共に、大きなカミナリがカマクラに鳴り響いたのだった…
 (出来ればSEがあると嬉しいですね…)

理恵
「何だか最近、よく落ちるね。カミナリ…」

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END


−あとがき−
Kam@Love本家HPにて募集されているSSに投稿してみた作品です。
いかがだったでしょう?
こちらはインターネットのBBSを題材にして考えてみました。
登場したHNも、カマラブ本家BBSによくカキコミされる方々をモデルにしてみたりしてます(汗)
(ちょっとだけインタラクティブ…?かな)
シナリオを5分間限定の長さにするため、元々の内容より削ってますが、まぁ私が書くとこんなものでしょう…
響子さんのカミナリも、もう定番アイテムって思ってますし…





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