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ウルトラマニアック(原作) / 20話 / りぼん2003年9月号の感想
※今回(りぼん9月号)は20話のはずなのに、どういうわけかりぼん本誌には
19話との表記、まぁ間違いは誰にでもあるけど…
どうなる?仁菜と辻合の恋の行方
前回仁菜にまたしてもつきあいたいとの意志を伝えた辻合、仁菜は
その場では返事をすることなく、適当にごまかして逃げ出しましたが
いつまでもごまかし続けることなどできません。辻合に対してもそして
自分自身に対しても。
朝、学校の廊下(ろうか)で辻合に会った途端、顔が真っ赤になって
しまった仁菜、分かりすぎる反応ですが(笑)
亜由は仁菜の「異変」に気づいて、さっそく「事情聴取」してますね。
仁菜、辻合の自分に対する想いが本物であるか悩む
仁菜は辻合の自分に対する気持ちが本物であるかどうか
かなり気になるようですね、辻合の興味の対象は自分ではなく
魔法ではないかと疑っているようですね。仁菜は辻合が魔女っ子
マニアだとでも思っているのでしょうか?(笑) 仮に辻合が魔女っ子が
好きでたまらない男の子だったとしても、仁菜に対する好きという
気持ちと魔女っ子大好きという気持ちの区別くらいはつくでしょう。
仁菜にしてみれば辻合の気持ちが本物かどうかは気になるのは
仕方がないです、だってつきあってみても興味の対象が自分ではなく
魔法に対して向けられていたらむなしいでしょう。
「いいじゃん 辻合くん!つきあっちゃいなよ 魔法のことも知ってるんだし
言うことないじゃん」(P.264の3コマ目)
亜由は仁菜をけしかけてますね、たしかに魔法の秘密がバレたらどうしよう
と悩む心配はないですから、仁菜の恋の相手として辻合は最適ですね。
亜由は他人事だから気楽なものです(笑) 楽な気持ちでいろいろ仁菜に
言うことができますね。
仁菜と亜由、猫に変身
架地が辻合の家に遊びにいっていることを知った亜由、仁菜に辻合の
家にいっしょに行こうと誘っているのですが…
「それに …なんか恥ずかしいもん 行くのやだ」(P.266の5コマ目)
すっかり辻合のことを意識してしまっている仁菜、仁菜が辻合の家に
行くのを嫌がっているので、亜由はなんと自(みずか)ら魔法で変身を
しようと仁菜にもちかけました。
「でも自ら魔法にかかるなん亜由ちゃん変わったねぇ」
(P.267の3コマ目)
今回は自ら魔法で変身しようと持ちかけたのですが、亜由は本当に
変わりましたね〜 そもそも亜由が仁菜にかけられた最初の魔法は
男の子に変身する魔法でした(原作「ウルトラマニアック」1巻・P.28〜)
このときは解除魔法がみつからなくて亜由はものすごく大変な思いを
しましたね。その後も「男の人にさわれれたら電撃くらわせる魔法」
(原作「ウルトラマニアック」1巻・P.59〜)などさまざまな魔法に
亜由は悩まされ続けました。なのになぜ今回はあえて危険な道を
選んだのか???
「もういいかげん慣れたからね さ 検索 検索!」
(P.267の3コマ目)
慣 れ と は 恐 ろ し い
しかし、いくら人間は環境に適応するのが得意だとはいっても
魔法という得体の知れないものにまで慣れてしまうものなのか???
亜由は過去の仁菜の魔法の失敗を忘れてしまったのか…
仁菜と辻合の恋の行方がどうなるのかという興味が仁菜の魔法に
対する恐怖に打ち勝ってしまったのかもしれません。
「すっごい久しぶりだね『実行(プラクティス)』12話以来?」
(P.268の2コマ目)
「ウルトラマニアック」は魔女っ子が出てくる作品なのに魔法は
お話にあまり絡んできませんね。魔法無しでもお話に全く影響は
ありませんし。アニメと違って原作は純粋な恋愛まんがみたいです。
アニメのほうでは仁菜は毎回変身してるからな… 変身する
必然性はあまり感じられないのですが、お話を盛り上げるために
仁菜には毎回変身してもらう必要があるのかもしれませんね。
猫に変身した亜由と仁菜、辻合の家へ
辻合の家に着いた猫亜由と猫仁菜、庭で辻合の部屋を探していると
辻合の飼い猫の信之助(しんのすけ)と出くわしましたね。信之助
といえば以前人間の姿に変身した際に猫の姿に戻るのを嫌がって
騒ぎを起こしましたが(原作「ウルトラマニアック」3巻・P.55〜)
当の信之助は全く懲(こ)りてないようで、また変身させるよう
催促(さいそく)してます。あれだけの騒ぎを起こしたのですからもう
信之助を人間の姿に変身させることは二度とないと思うのですが。
「架地くんの腕の中… やーん 幸せ」(P.271の2コマ目)
架地に抱っこされて夢心地の猫亜由、お前はもうすでに架地
とつきあっているのだから、人間の姿で普通に抱っこしてもらえよ
と突っ込みたくもなりますが、おそらく亜由は恥ずかしくて架地に
抱きついたりしたりすることはほとんどないのでしょう。
そういえばここのところ亜由と架地の恋模様が作品の中で
描かれることはほとんどありませんね。この2人、うまくいって
いないということはないでしょうが、ラブラブな毎日を過ごしている
亜由と架地の姿ってあまり想像できない。
せっかくつきあっているのだから、どんどんくっつけばいいのに…
猫仁菜も辻合に抱っこされたのですが、辻合が猫仁菜にキスをしたので
びっくりし猫仁菜は逃げ出してしまいましたが、ただでさえ辻合のことが
気になって仕方の無い仁菜にとって猫の姿とはいえ自分にキスされた
らとても平常心ではいられないでしょう。
このまま無事に仁菜の家まで帰ることができたら何の問題もなかった
のですが…
「解除魔法 用意するの忘れた…」(P.274の5コマ目)
ネタではないかと疑いたくなるレベルの失敗ですね、仁菜には学習能力
というものが全くないのだろうか??? これまで何度も解除魔法を
忘れて痛い目にあっているのに、またしても同じ失敗を
するとは…
亜由も慣れたって言っても解除魔法忘れはやはり許せないみたい
ですね。いくら仁菜のホームスティ先のパパになんとかしてもらえる
といってもやはり変身した状態だといろいろ不運になるのも当然ですね。
辻合に再度「つきあいたい」といわれる仁菜
「立石にさ もっかいちゃんと告(こく)っとけって言われた」
(P.277の4コマ目)
仁菜が辻合のこと好きだと核心した亜由、辻合にもう一度告白
するよう勧(すす)めたようです。今回亜由はがんばってますね。
紗也香(さやか)に思わぬことを言われ動揺する仁菜
「辻合くんを私に譲(ゆず)って」(P.285の1コマ目)
仁菜は一瞬ぽかーんとしてますが当然でしょう。これまで紗也香が
辻合のことを好きだと言ったことはありませんし、そんな素振(そぶ)りも
見せたこともありません。そもそも彼氏どころか親しい友人する作って
こなかったのですから、突然譲れといわれても…
とりあえず理由を聞いてみましょう。
「彼なら異端者の私でも受け入れてくれそうな気がしたの」
(P.286の1コマ目)
なるほど…一応理屈は考えてあるのですね。でもこれはちょっと
不自然なような気がします。もし本当に辻合のことが好きだったので
あればこれまでいくらでも辻合に告白するチャンスはありました。
「受け入れてくれそうな気がした」のであれば告白はしないまでも
話しかけて友達になることくらいはできたはずです。現にユタには
いろいろ思惑(おもわく)があったとはいえちゃんと告白をしたの
ですから。
「でも あなたはいずれ魔法王国(まじっくきんぐだむ)に帰って
しまうんでしょ?」(P.288の1コマ目)
たしかに…紗也香の「譲って」は無茶苦茶だけど仁菜がいずれ
魔法王国に帰ってしまうというのは本当ですよね。仁菜のホームスティ先
のパパのような例もあるけど仁菜は辻合と結婚するにしてもとりあえず
一度は魔法王国に帰らざるを得ないでしょう。
仁菜も紗也香にこの点を突かれるとちょっと弱いですね。