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ウルトラマニアック(原作) / 17話 / りぼん2003年6月号の感想








仁菜に嫌がらせの手紙を出していた犯人が判明




 ここのところ定期的に嫌がらせの手紙を受け取っていた仁菜
「魔法王国(まじっくきんぐだむ)」に言及(げんきゅう)した内容も
含まれていることから、嫌がらせの手紙が来たことの心配だけ
でなく、魔法の秘密を知っている人が他にもいるのではないかと
いう心配もしなくてはならなくなりました。

 仁菜はけっこう気楽に魔法を使うから亜由や辻合以外の人が
仁菜が魔法を使うところを目撃していてもおかしくはありません。
これまで魔法を使っているところを目撃されて魔法の秘密が
バレてしまったのは辻合だけですが、辻合一人で済んでいるのは
ある意味奇跡ですね。

 学校の中で平気で魔法を使っているのですから、いつかはバレて
しまう日が来ると考えたほうが自然かも、仁菜はかつて酒に酔った
勢いとはいえ自分の意志で魔法を人前で使った(りぼん2003年
4月号・P.163)ことがあるくらいだからな…


 なんとかして犯人をつきとめる必要がありますが、ミトが過去を
撮影できるカメラ付携帯電話機(Mフォン)を使って仁菜に嫌がらせ
の手紙を出していた人を撮影しました。犯人は…


「そうだ! 前に亜由ちゃんにクッキー渡してたー」
「あ!! 料理部の1年生!!」(P.254の1コマ目)


      犯   人   地   味   す   ぎ   !!!


 …っていうか存在そのものを忘れてたぞ(笑) 調べてみたら
「ウルトラマニアック」1巻・P.149にたしかに登場してますが
おそらく犯人の一人がこの子だと予想していたりぼんっ子はまず
いないでしょうね、予想外の展開といっていいでしょう。

 とりあえず犯人が分かったので亜由と仁菜は料理部の一年生の
ところへ行くことになりました。






思わぬ展開・その1 / 犯人は亜由の持ち物を盗んでいた




「ごめんなさい ごめんなさい どーして亜由せんぱいの物が欲しかった
んですぅ〜」(P.257の2コマ目)


             泥   棒   発   見 !!!


 亜由は仁菜に嫌がらせの手紙を出したことについて話をしようと
思ったのに「料理部の1年生」がいきなり聞いてもいない亜由の
物を盗んだことを白状したのですから、亜由と仁菜は驚いたで
しょうね、亜由は無くなった自分の物が実は盗まれていたとは
全く考えてなかったようですし。




「ジャージとか欲しかったけど…」(P.257の2コマ目)

 大胆だな… ジャージが無くなったらさすがに亜由だって盗られたと
思うでしょうから、けっこう騒ぎになったな。亜由ほどの人気者だと
いろいろ大変ですね。




※仁菜に嫌がらせの手紙を出した理由
「だってだって みんなの憧(あこが)れの亜由せんぱいなのに
佐倉さんばっかりひとりじめして くやしかったんですぅ〜」(P.258の4コマ目)

 そこまで亜由のことが好きだったのか… 同性にこんなに愛されている
亜由って幸せ物なのかな? でもこの子のように暴走する子に愛されても
心の負担になるかも。

 仁菜はたしかに亜由をひとりじめしていたかもな(笑) けっこう一緒に
いる時間も長かったし。仁菜はけっこう亜由ファンの憎悪(ぞうお)の的
なのかも。





思わぬ展開・その2 /嫌がらせの手紙を出していたのは2人





「え…2通しか出してません 夏休みに1回ときのう下駄箱に」
(P.261の3コマ目)

 仁菜が受け取った手紙は3通ですから、あと1通は別人が出したことに
なります、「料理部の1年生」が魔法王国の秘密を知らないことはほぼ
間違いなくなったのですが、他に秘密を知ってる人がいることになりますから
新たに犯人を捜す必要が出てきました。

 しかし狙われているかもしれない仁菜が一番危機感なさそうなのが
仁菜らしいといえば仁菜らしいですが… 怖くないのか???得体の
知れない相手に嫌がらせの手紙をもらっているのに犯人をつきとめる
のにあまり熱心じゃなさそうだし。






亜由、架地にアイスドールとの間に何があったのか確認




 前回アイスドール(紗也香/さやか)にいろいろ言われて
気になって仕方の無い亜由、架地にそのことについて聞いて
みる事に


「あー このまえ仲村(なかむら)さんにちょっと意地悪
言われちゃってー」(P.264の3コマ目)

 アイスドールとの間に何があったのか聞こうとしたら
「仲村」の名前を出しただけで架地が激しく反応。


「なっっ!! 仲村!?」(P.264の4コマ目)


     ど う 見 て も 何 も 無 か っ た と は 思 え ん


 使い古された言い方だけど、顔に書いてあるっていう感じ(笑)
こんな反応されたらいくら架地のことを信頼していても何かあった
のではないかと当然考えてしまいます。




「架地くん…声 裏返ってるし」(P.265の2コマ目)

 声が裏返っただけでなく、顔も真っ赤になってますし
態度がどう見てもおかしいです
。浮気をしたとかではないに
してもアイスドールとの間になにかあったと考えるのが
自然でしょう。


    で 、 架 地 の 言 い 訳 を 聞 こ う か ?


※アイスドールに架地とキスしたと言われたと架地に話したら
「してないよ!! 仲村が いきなりせまってきて… びっくりしたけど
ちゃんとよけたから!!」(P.266の1コマ目)

 「よけた」っていわれてもねぇ… ちょっと信用できないな。だって
あれだけ激しい反応されると、亜由じゃなくても心配になります。




「よけた…けど 急だったからよけきれなくて このへんちっと
かすった」(P.266の4コマ目)

 「かすった」って(笑) あごの辺りをかすったと架地は主張してますが
人によってはそれでも許せないでしょうね。もちろん架地のほうから
迫(せま)ったわけではないので架地には別に何の責任もないの
ですが、なんだかびくびくしてるとアイスドールにも興味(きょうみ)が
あるのではないかと疑いたくもなりますね。




「せまられて うれしかったんじゃ…」(P.267の2コマ目)

 まぁ架地の一連の態度を見るとそう思いたくなるのも仕方が
無いですね。特にりぼん2003年5月号・P.333のやり取りを
見ると架地もアイスドールの顔を見たらけっこうなんともいえない
いい顔してるし(笑)

 架地は自ら「腹黒い」ところもあると認めているくらいですから
(りぼん2002年12月号・P.103より)このまま亜由一筋で
ずーっといけるかな?浮気してもおかしくなさそう。なんだか
ここのところお話の中で架地はけっこういい奴のように描かれて
いるけど、人からもらった手作りのクッキーをひとつも食べずに
ゴミ箱へ捨てたこともあった(「ウルトラマニアック」1巻・P.172)
ことを忘れてはいけません。

 今は好きだった亜由と量想いになってから亜由一筋っていう
感じだけど、時間がたったら…





※架地が亜由に対して
…立石はさせてくんないし!」(P.268の2コマ目)

 こりゃまたずいぶんストレートな反撃だな(笑) 「させてくんない」って…
架地なしてみれば以前キスしようとしたのに亜由によけられてしまった
のがずーっと気になっていたのかもしれませんね。




 …で直後に路上でいきなりキスとはちょっと大胆だな、もうすっかり二人の
世界に入り込んでしまってしまっているから他人の目など関係ない
のでしょうね。まぁすでに学校中に亜由と架地がつきあっている
ということは知れ渡っていますからいまさら隠す必要はないのかも
しれませんが。

 おそらく一生忘れないであろうキスの余韻(よいん)に浸(ひた)って
いた亜由ですが、家に帰ってかばんをあけたらなんと嫌がらせの
手紙が!!!



※亜由のかばんの中に入っていた嫌がらせの手紙
『異端者に手を貸す裏切者 秘密を守りたければ 今夜7時
ひとりで体育館に来い』(P.274の4コマ目)

 この手紙は謎だらけです。


その1 「異端者」って…

 状況からして「異端者」とは仁菜のことを指している可能性が
極(きわ)めて高いです。仁菜はたしかにダメ度が高い魔女っ子
ですが、「異端者」って言い切ってしまうのには少し抵抗が
あります。

 亜由や辻合に魔法の秘密をしゃべったりすることが「異端」」
なのかな? まぁこのあたりはお話が進むにつれて明らかに
されるのでしょうが。


その2 「裏切者」って…

「裏切者」ってありますが、亜由が誰かを裏切ったようなシーンは
ないですし… これも今後ネタが明らかにされるのでしょうね。






辻合、仁菜に対する嫌がらせの手紙の差出人を推理




「仁菜ちゃーん お友達が来たわよー」(P.275の2コマ目)

 いきなり仁菜のホームスティ先にやってきた辻合、まだ
見ていない1通の手紙を見に来たのですが、封筒の材質など
仁菜が気づいていなかったところに気がつきましたね。




「つまり 他の奴のいたずら手紙に便乗したってこと そいつの影に
隠れて正体がばれないようにして脅してきたんだ」(P.281の3コマ目)

 一通目の嫌がらせの手紙をいっしょに見たのは花火大会(りぼん2003年
3月号・P.187)の時で、嫌がらせの手紙を見たのは亜由、仁菜、辻合
架地、ユタ、アイスドールの6人、亜由が嫌がらせの手紙を送る可能性は
低い…というか理由がないですし、仁菜が嫌がらせの手紙を送られたと
うそをついていることはありえないといっていいでしょう。

 いろいろ考えた結果アイスドールが何らかの事情を知っているのでは
ないかと考えた2人、まさかこの時、亜由が大変なことになっているとは
考えもしなかっただろうな。

これで実は今回の一連の事件はアイスドールと辻合の共謀(きょうぼう)
によるものだったりしたら辻合はすごいな(笑) まさかそんなことは
ないとは思うけど。





亜由、嫌がらせの手紙の指示に従(したが)い危険な行動を




※無謀(むぼう)にも一人で謎の人物の指示にしたがってしまった亜由
「来たわよ! そっちも さっさと出てきたら? 一対一で話つけよう
じゃない!」(P.278の1コマ目)


            亜  由  、  無  謀  だ  ぞ


 得体の知れない相手から届いた手紙、相手は魔法を使えるかも
しれないのに、ユタや仁菜にも知らせず一人で指定された体育館に
行くなんてちょっと無茶です。

 親友の仁菜の秘密を守ってあげたいと考えたのか、あるいは
みんなに心配かけたくないとか考えたのかもしれませんがちょっと
迂闊(うかつ)だったかも…

 話をつけようって…一体どうやって交渉する気だったんだろう?
魔法王国について何かを知っている相手でしかも不気味な手紙を
送ってくるような奴が魔法も使えないような亜由と対等な立場で
交渉するわけないし。

 亜由が体育館に入った直後、無数のボールの攻撃を受けて
亜由は気絶してしまいます。その現場にいたのはアイスドール…

 ついにアイスドールが本性(ほんしょう)を出したか… 登場した
直後からどう見ても不審な動きをしてましたから、ただの子ではない
ことは分かったのですが、アイスドールの目的って一体何???
ここまでの話を見るとついアイスドールのことを悪者扱いして
しまいたくなりますが、現時点ではほとんど情報が
与えられてないので、今後の展開に注目するしかなさそうですね。