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 りぼん2002年7月号の感想




ウルトラマニアック / りぼん2002年7月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吉住渉






【仁菜のペット「リオ」登場】

 いきなり学校に現れた男の子、名前はリオっていうらしいのですがセリフが
あやし過ぎ…


「オレ ペットだもん ニナの」(P.375の3コマ目)

 リオのこのセリフを聞いた周りの人は一瞬固まってますが、そりゃそうです
よね、いきなり仁菜に男の子が抱きついてペット宣言したらちょっといろいろ
想像してしまいますー

 とりあえず近所の男の子の冗談っていういい訳をしたらみんな納得して
くれましたね、まさか本当にリオがペットだと思うわけないですから…
年齢が仁菜と近ければいろいろ噂(うわさ)になったのは間違い
ないでしょう。





「ニナから亜由の話 いっぱい聞いてたから会ってみたかったんだ!」
(P.374の5コマ目)

 家で一体どんな話をしてるんでしょうねー おそらく自分の魔法の失敗は
棚に上げているのでしょう(笑) けっこうホストファミリーの家でも仁菜は
いろいろしゃべっているのですね、楽しそうでいいなー お話が終わるまでの
間に一度は仁菜のホストファミリーの家での生活も描いてほしいです。





【リオは本当はねこだった】

 魔法で人間の男の子の姿に変身していたのですかー まぁ魔法で
いろいろなことをできるのですから猫を変身させるの位は別にたいした
ことではないのでしょうね。

 しかしかわいいねこですね〜♪ ぬいぐるみ欲しい。 ウルトラマニアックが
アニメ化されたら商品化されそう。


「あたしもこっちの言葉魔法で覚えたんだよ けっこう値段
高かったよー」(P.381の1コマ目)

 また金かよ!(笑) 魔法王国は金さえだせば大抵(たいてい)のことは
実現するみたいですねよくまんがでは魔法の国は夢に満ち溢れた世界が
広がっているかのように描かれてますが、案外実際は仁菜の話のように
私たちの世界とあまり変わらないのかもしれません。結局お金があったほうが
有利…





【仁菜の話を信じない亜由】

 仁菜は亜由に対して架地(かじ)がいかに性格の悪い人物で
あるかということを必死に訴えているのですが…

 だめだ… 亜由の頭の中で架地(かじ)はすっかり美化されてるよ…
架地が本当は性格が悪いと言う真実を仁菜に聞かされても全く
信じてない亜由… まぁ好きな人の負の情報を知っても信じないって
いうのも分からなくはありません。

 しかし仁菜が架地の悪口を言っても何の得もないことはちょっと
考えれば分かるはずなのですから、もう少し仁菜の話も信じて
あげればよかったのに…





【一見本当に嫌な奴に見える架地、しかし…】

 本当に架地ってひどい奴だと思えてしまいますね… 表面上は
いい人に見えるのに、女の子からもらったクッキーを食べもせずに捨てて
しまうのですから。

 好きでもない女の子から手作りクッキーもらって困るっていうのは
分かります。受け取らないと女の子に「ひどい」って言われるから
とりあえず受けとらざるを得ないです…

 既製品なら抵抗なく食べられるのでしょうが、手作りとなると
多少の勇気は試されます(笑) しかしやっぱり食べ物捨てるのは
あまり関心しないなー よほどすごい味でない限り少しでも食べましょう。





【架地くんも「演技」していた!】

「せっかくできたいいイメージこわすのもったいないじゃん? 先生にも
可愛がられるし 人望あるといろいろ得だしさ だから今は『好青年』
演じてるわけ」(P.391の1コマ目)

 なんだよ!亜由といっしょかよ!もし架地と亜由がつきあったら
演技している者同士ですごい窮屈(きゅうくつ)なカップルになりそう。
もっと自然に学校生活を送ればいいのにーって思うのですが、本人に
してみればやはりできるだけ他人からいい印象を持たれたいと思うので
しょうね。

 しかし架地はまじめに勉強したり部活もがんばったのですから、好青年
といってもいいのではないでしょうか、性格もそんなに悪いようには見えない
んだけどなー 周りの子が美化し過ぎているだけのような気がします。





【新たなる恋の予感】

「ニナ? どしたの? 顔まっかだよ」(P.396の4−5コマ目)
「どうしよう ヘンだよあたし どうしちゃったのー!?」(P.397の2コマ目)

 架地としゃべっているうちに架地のいろいろな面を見ることができた
仁菜、どうやら少女まんがのお約束の展開が待ってそうな予感。






アンダンテ(最終回) / りぼん2002年7月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小花美穂





 いきなり最終回になってしまった「アンダンテ」 なんだかお話はあまり
盛り上がらないまま終わってしまったので、どうも中途半端な感じは
ぬぐえませんね。なんていう無理やり終わらせたっていう感じです。





【茗の両親が離婚、茗(めい)と那都(なつ)は赤の他人に】

 事実上婚姻は破綻状態(はたんじょうたい)だったのですが、いざ実際に
別れるとなるといろいろな問題が起こってきますね。一番の問題は…


○ 茗と那都の関係は ○

「…『赤の他人』になるわね。」(P.440の1コマ目)

 茗はショックを受けてますが、これで堂々と那都とつきあうことが
できますから、いいのでは? 物事はいいほうに考えましょう…って
そんなこと言われたって無理ですよね。

 茗はつきあうどころか赤の他人になってしまうと同居すらできなくなって
しまうことになるのではないかと心配してますが…





「戸籍とかより…一緒に過ごしてきた時間の …のほうが
大事じゃないか…? 茗」(P.446の2−3コマ目)

 にーちゃんいい人だ、うまいこと言いますねー まだ若いのに(笑)
もうすでに茗と那都は戸籍なんて関係ない、ある意味本当の
兄妹になったのかもしれません。

 あっ、そうか茗は兄妹じゃ嫌なんだよね、今まで勇気が出なくて告白
できなかたのですが…





【ついに茗が那都に告白】

「私…は お兄ちゃんが …好き です …お 男の…人として…
好き …なの…」(P.447の1−3コマ目)

 那都に告白できたのはもしかして最終回のせいかもしれませんね(笑)
だってこのまま告白しないで終わっちゃったらりぼんっ子納得しないし。

 告白したけど那都はあくまでも茗は妹のようですが、妹だった人を
急に恋人として愛せって言われても無理でしょうから、一歩ずつ
進んでいけばいいのではないでしょうか。





【那都衝撃、父からメルの真実を知る】

 メルが長期入院していたことや、すでに体が老人並みになってしまって
いることを聞かされた那都、衝撃はあまりに大きかったらしく音楽活動が
全くできなくなってしまったみたいです。

 那都はメルが大病を患(わずら)っていることを知らなかったからね、いきなり
衝撃的な事実を知らされてパニックになってしまったのでしょう。

 せめてメルが長期入院していたことを知っていれば体がすでに老人並みだ
と聞かされてももう少し衝撃は小さかったかもしれません。





【那都、事実上の失踪】

「1人の有名音楽家が 日本から忽然(こつぜん)と姿を消し
音楽界は一時騒然とした」(P.467の1コマ目)

 すべてを投げ捨てて公(おおやけ)の場所から姿を消した那都、もう
メルの真実を知ってしまった那都は表舞台での音楽活動はできないの
ですね… なにやら新聞やテレビなどが騒いでいるみたいですが、日本人は
忘れっぽいので、まぁすぐに忘れてくれるよ…

 しかしマスコミ対応を引きうける羽目になった茗は大変ですね。





【那都とメル、2人でひっそりと生活】

 匿名で謎のCDをたまに作る生活を選んだ那都、メルのそばにいられる
だけで幸せなのかもしれません。収入はすごく減ってしまったのでしょうが
お金では買えないメルと過ごす時間が那都には必要なのでしょうね。

 しかし島を買うとはなかなかやりますね、なんかだか写真週刊誌
あたりにスクープされそう、「高原那都、謎の女性と島に!」みたいな
感じで。

 まぁ本名さらして買ったとは思えないので、世間にバレないように
してはいるのでょうね。





 うーん、これで最終回だけどなんだか強引に終わらせたような感じが
しますね、不完全燃焼だ…