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りぼん2002年6月号の感想






アンダンテ / りぼん2002年6月号
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小花美穂





 これまでなんとか音楽を通じて家族としてのまとまりを維持してきた
那都(なつ)と茗(めい)とメル、しかし精神的な負担はやはり大きかった
ようで、もう限界に来てしまったようです。

 メルはなんだか那都の顔を見るだけでもつらいようですし、家の中が
ぎくしゃくしたような感じになってしまってますね。メルをCDのジャケット撮影の
ために呼び出す必要があった時も那都は携帯のメールを利用してましたし。

 出会ってすぐ那都とメルは愛し合い、一線を越えてしまったところで実は
兄妹であることが分かったのですが、もし那都とメルが兄妹であるということが
判明するのがあと少し早かったら2人の間に恋愛感情が生まれることも
なかったかもしれません。

 そうすれば那都は兄として、メルは妹としてごく普通の家族生活をおくる
ことができたのでしょうね、気まずい雰囲気になることもなかったでしょう。
きっと仲の良い兄妹として末永く暮らしていけただろうに…

 幸せの絶頂から一気に突き落とされたのですから、那都とメルの
精神的苦痛はものすごいものがあったのでしょう。
 ちょっとしたボタンの掛け違いが取り返しのつかない事態を招いてしまいました。





【メル、倒れる】

 ちょっと暑気中(しょきあた)りのせいで倒れてしまったようなのですが、メルといえば
長期に渡って入院していたので、こういうことがあると心配になってしまいますね。
メルは自分が倒れてしまったせいでみんなに迷惑をかけてしまったと思いつめて
います、もちろんメルが倒れたことを責める人などいないのですが、本人は
かなりショックを受けていますね。

 このことがメルにある決断をさせることになるのですが。





【父からの電話】

 離れて暮らしている父からの電話、父から電話がくるとどうも嫌な予感が
してしまうのは今までの行いが悪かったせいですが、ここまで実の子供に
嫌われている父ってちょっとかわいそう。まぁ那都や茗にしてみれば父のせいで
けっこう嫌な思いをしてますから、毛嫌いするのも当然なのですが。

 今度は一体どんな話が出るのか?って戦々恐々(せんせんきょうきょう)と
してしまうのも無理もないですね、那都も言ってるけど洲くんが実は那都の弟だった
っていう話が出ても不思議ではありませんし。

 で、父の口から出た言葉は…





「…メルのことだが… オーストラリアに帰すことになったから」
(P.396−397)

 メルが家族の一員として加わったのも突然なら、別れるも突然ですね
やはりもはや精神的に家族としての生活を続けていくことはできないの
でしょう。

 自分の意志で帰国を決断したのですが、本当に心からオーストラリアに
帰りたいと思ったのでしょうかね? 那都の顔を見るのがつらいっていう
ことなのでしょうが、本当は帰りたくないけど那都や茗に気をつかって
オーストラリアに帰ろうと思ったのかもしれませんね。





【再び那都と茗の2人暮らしへ、しかし元には戻れない】

 メルは帰国してしまったので那都と茗の2人暮らし生活に戻ったのですが
2人はそれぞれちょっとした冒険をしてしまったので、もう前のような雰囲気には
戻れないようですね。もう茗はここまできたら那都に告白しちゃえばいいように
思うのですが、まぁもし告白してダメだった時のことを考えるとなかなか言いずらい
かな?






愛してるぜベイベ★★ / りぼん2002年6月号
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槙ようこ





 すっかりゆずゆのパパのようになった結平(きっぺい) この日もひざの上に
ゆずゆを抱っこしてアルバムを見せてあげてます。なんだかいい感じですね。
ゆずゆが赤ちゃんのころの写真でゆずゆママもいっしょに写ってますが
早くゆずゆがママのところに帰れるといいですね。





【毎回恒例のゆずゆの幼稚園でのトラブル】

 どういう訳かゆずゆは幼稚園でトラブルに巻きこまれます、具なし
おにぎりしか入っていない弁当を結平に持たされたのを他の園児に
ばかにされたりしたこともありましたし。今回もお馬鹿な保護者に
母親のいない子供とつきあってはダメだと言われた園児に「遊びたくない」
って言われてしまいました。

 いつも結平が幼稚園に迎えに来る頃に落ちこんでいるゆずゆ、果たして
笑顔で結平と帰宅できる日は来るのでしょうか?





【ここのところ同世代の女の子と遊んでいないのでは???】

 ゆずゆの兄としての役割がすっかり板についてしまったので、ここの
ところ結平は同世代の女の子と遊んでいないのでは??? この生活
が長くつづいたら結平の性格は変わってしまうかもしれません。

 まぁそれはそれで別に構わないのかもしれません。





花まるGO!GO! / りぼん2002年6月号
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榎本ちづる





 やはり正義(ただし)にとってさくらは昔好きだった女の子の代わりでしか
なかったようですね、まぁ状況からして予想はできましたが。名前を
間違えてさくらのことを「春花(はるか)」と呼んでしまうなんてちよっと最低です。
頭の中にさくらのことなどなく、春花のことで頭がいっぱいなのでしょう。





「さくらちゃんと一緒にいると春花といるみたいでうれしかったんだ」
(P.294の3コマ目)

 こんなことを真顔でさくらに言うなんて正義はただのバカだったようです。
こんなことを言われたら相手がどう感じるかなんていうことは全く考えない
ようですね。いい方はていねいだけど「お前は死んだ女の代わりだよ」って
言ってるのと同じですし。

 おそらく映画館で手を握った時も頭の中では春花と手を握っている
ような気分だったんだろうな… ホント正義ってひどい奴だ。一体どうして
さくらがこんな奴のことを好きなのか分からん。正義のうわべだけのやさしさに
酔ってるだけなのか???